ヴァンデンバーグ空軍基地
ヴァンデンバーグ空軍基地(ヴァンデンバーグくうぐんきち Vandenberg Air Force Base)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州にあるアメリカ空軍の基地。カリフォルニア州の南部、サンタバーバラ郡にあり、ミサイル・ロケットの射場となっている。
| ヴァンデンバーグ空軍基地 | |||
|---|---|---|---|
| ICAO:KVBG - IATA:VBG | |||
| 概略 | |||
| 空港種別 | 軍用 | ||
| 運用者 | アメリカ空軍 | ||
| 海抜 | 369ft(112m) | ||
| 位置 | 北緯34度44分14.40秒西経120度35分03.50秒 | ||
| 滑走路 | |||
| 方向 | 全長 | 表面 | |
| ILS | m×幅 | ||
| 12/30 | YES | 4,572×61 | 舗装 |
目次 |
[編集] 概要
空軍宇宙軍団第30宇宙航空団が運用を行なっており、、大陸間弾道ミサイルの試射や人工衛星の打ち上げが行われる。位置は、北緯34度45分、西経120度29分。基地敷地の大部分は起伏のある地形となっている。敷地内には標高700mのサンタヤネズ山があり、ロケットの追跡基地がおかれている。
太平洋に面しており、射場の南方と西方が海であるために、ケネディ宇宙センターと異なり、極軌道への打ち上げに際し問題が少ない。偵察衛星は極軌道に投入されることも多いことから、これは射場にとって利点になっている。また、クェゼリン環礁を着弾地とする大陸間弾道ミサイルの試射にも適している。
なお、1950年代にロケットの打ち上げに用いられた打ち上げ施設・SLC10はアメリカの歴史遺産に指定されている。
[編集] 歴史
[編集] 設置
1941年にアメリカ陸軍の駐屯地(キャンプ・クーク Camp Cooke)として設置されたのが始まりである。第二次世界大戦と朝鮮戦争の間は、訓練キャンプとして機能し、1957年にアメリカ空軍に移管された。空軍は、弾道ミサイルの試験と宇宙開発の拠点として用いることとした。1958年にミサイルと宇宙開発に熱心であったホイト・S・ヴァンデンバーグ将軍(アメリカ空軍・第2代参謀長)を記念し、基地名をヴァンデンバーグ空軍基地に変更した。
1968年までに、順次土地の取得を継続し、その広さは98,000エーカーと広大なものになった。海岸付近に位置しているために、陸地上空を飛行する危険を侵すことなしに、弾道ミサイルの試験を行うことができた。
1958年12月16日には、ソー・ミサイルの試射が開始され、1959年2月28日には、ソーを利用し極軌道人工衛星の打ち上げが行われている。
その後も、軍事用無人ロケットの打ち上げの他、商業用ロケットの打ち上げもここから行われている。
2010年1月31日、アメリカ国防総省ミサイル防衛局が行った長距離弾道ミサイル迎撃実験にて、ヴァンデンバーグ空軍基地より迎撃ミサイルを発射した(結果は失敗)。
[編集] スペースシャトル
ヴァンデンバーグ空軍基地は、1972年にスペースシャトルの打ち上げおよび着陸地に指定されている。中止になった有人軌道研究室計画のために作られたSLC-6発射台がシャトル計画のために再生され、1986年までに発射設備の整備や燃料タンクの設置、エンタープライズを用いた陸上試験などが行われ、打ち上げ可能な状態まで整備された。しかし、チャレンジャー号の事故により、西海岸からの打ち上げ計画はキャンセルされ、発射台はデルタロケット用に改装された。
[編集] 宇宙及びミサイル遺産センター
基地には、宇宙及びミサイル遺産センター(Space and Missile Heritage Center)があり、ミサイルと宇宙開発の歴史に関する展示が行われている。これは、アメリカの歴史遺産に指定されている打ち上げ施設・SLC10に隣接して設置されている。展示のテーマは「冷戦の歴史」と「技術の発展」であり、発射施設やロケットエンジンの展示がある。
[編集] ロケット発射施設
- 第1複合発射施設
- 第2複合発射施設 運用中、 デルタII
- 第3複合発射施設 運用中、E アトラスV、W ファルコン1
- 第4複合発射施設 運用中、 タイタンIV
- 第5複合発射施設
- 第6複合発射施設 運用中、デルタ IV
- 第8複合発射施設 運用中、ミノタウロス
- 第10複合発射施設
[編集] 外部リンク
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