ロナルド・D・レイン

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ロナルド・D・レインRonald David Laing1927年10月7日 - 1989年8月23日)はイギリス医学者精神科医精神分析家ドナルド・ウィニコットから訓練分析を受けた。レインは1950年代末から1960年代にかけて、統合失調症(旧名「精神分裂病」)の患者を入院治療によって隔離・回復させようという当時の主流の精神医学を批判し、むしろ地域に解放し、地域の側の認識を変容させることで治癒させることをめざす「反精神医学anti-psychiatry」運動を提唱・展開し、デヴィッド・クーパーとともに同運動の主導者とみなされている。この運動はまた、のちの家族療法や、『アンチ・オイディプス』などを書いたフェリックス・ガタリジル・ドゥルーズなどにも影響を与えた。当時活発であった実存主義の哲学者サルトルらとの交流も深く、それまでの精神科医の多くと異なり、病的行動から、患者の実存的境地・意味を理解しようと努めた。

邦訳著書[編集]

  • 『ひき裂かれた自己』 みすず書房 1971
  • 『狂気と家族』 エスターソン共著 みすず書房 1972
  • 『経験の政治学』 みすず書房 1973
  • 『結ぼれ』 みすず書房 1973
  • 『自己と他者』 みすず書房 1975
  • 『好き?好き?大好き?』 みすず書房 1978
  • 『レイン わが半生』 岩波書店 1986

参考文献[編集]

  • 『誠信 心理学辞典』外林大作 ほか編、誠信書房 1981

関連人物[編集]

関連項目[編集]