メトロイドフュージョン

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メトロイドフュージョン
METROID FUSION
ジャンル アクション
対応機種 ゲームボーイアドバンス
開発元 任天堂
発売元 任天堂
シリーズ メトロイドシリーズ
人数 1人
メディア ロムカセット
発売日 アメリカ合衆国の旗 2002年11月15日
カナダの旗 2002年11月17日
欧州連合の旗 2002年11月22日
日本の旗 2003年2月14日
中華人民共和国の旗 2006年3月2日
対象年齢 CERO:A(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
ELSPA: 3+
OFLC: G8+
売上本数 日本の旗 約18万本
アメリカ合衆国の旗 約108万本
世界 約155万本
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メトロイドフュージョン』(METROID FUSION)は2003年2月14日任天堂から発売された、ゲームボーイアドバンスアクションゲーム。8月10日の値下げ以前にニンテンドー3DSを購入した人対象のお詫びである「アンバサダー・プログラム」にてバーチャルコンソールの配信が2011年12月16日に開始された。

概要[編集]

前作『スーパーメトロイド』の発売から8年後に発表された、メトロイドシリーズの第4作目。作中のオープニングデモでは『METROID 4』と銘打っている。尚、フュージョンの発売から14日後に『メトロイドプライム』が発売された。

『スーパーメトロイド』と繋がった続編であり、前作では文章による説明が余りなかったが本作では多く取り入られると共に、表示される文章の内容を「子供に分かりやすい内容で、文字をひらがな・カタカナを多く使用したコドモ向け」「作品のシリアスな雰囲気に合わせた大人向け」の2種類、またゲームの難易度もイージー、ノーマル、ハードの3種類から選択する事ができる。

「コドモ向け」の難易度の1つである「やさしい」は日本語版のみであり、更にクリア後はギャラリーモードが追加され、選択した文章モード・難易度・エンディングまで要した時間・アイテム回収率によってギャラリーモードの絵が少しずつ解禁されていく。また日本語版のみ「コドモ向け」の一枚絵は当時月刊マガジンZで連載していたサムスの過去に関する漫画を元にしており、イラストも同漫画を執筆した石川堅二が担当している。

ゲームシステムは基本的に前作を踏襲しているが、本作独自の変更点も存在する。

本作では敵を倒して擬態を解除した「X」を入手(吸収)する事でエネルギー及びミサイルなどが回復するようになっており、Xは吸収しないとあちこち動き回り、最終的には逃げ出したり、再度別の生物に擬態してしまう。またサムスの潜在能力の取得も、元々所持していた能力を特殊なXを吸収して覚醒させる、もしくはデータルームと呼ばれる施設で能力データをダウンロードする事で入手できるものになっている。

ステージの舞台は、宇宙ステーションのブロック区域に分けられた様々な環境エリアであり、基本的にナビゲーションルームと呼ばれる施設から各エリアの指令を受け取って物語を進行していく。行動が全てプレイヤーの考えに依存していた前作とは異なり、指令によって次に何を実行するべきなのか明確になるため、メトロイドを初めてプレイする初心者に配慮された仕様となっている。

主要キャラクター・用語 [編集]

各詳細はメトロイドシリーズ#設定の項も参照。

サムス・アラン
銀河連邦からも依頼が舞い込む凄腕の女性バウンティハンターであり、シリーズの主人公。本作ではかつて惑星SR388に足を運んだ経緯から、バイオテクノロジー企業B.S.L.の警護を依頼され、その際謎の寄生生命体Xに中枢神経を冒されてしまい意識不明の状態となる。
メトロイドワクチンで一命と取り留めるが、応急処置としてスーツの大部分をX諸共切除された事で能力の殆どを喪失してしまう。回復後は、B.S.L.で起こった謎の爆発事故に言い知れぬ不安を感じて自ら調査を申し出る。唯一Xに対抗できる存在となったサムスは、Xとの戦いに身を投じる事となる。
銀河連邦政府
各惑星の代表で構成され、銀河系社会を統治する巨大組織。本作ではB.S.L.に惑星SR388の調査を依頼した後、謎の爆発事故の原因を調べるため、こちらの派遣する知能(AI)コンピュータの命令を聞くかわりにスターシップをサムスに提供、サムスに以前の装備を解析・データ化して転送する事でバックアップを行う。しかし、次第にある計画が露見し始め、やがてサムスへの支援を絶ってしまう。
アダム
今回の任務でサムスに指令を行うスターシップの知能コンピューター。平坦な口調だが分析・判断能力に優れる。銀河連邦本部からの指令を伝達する他、B.S.L.の施設を一部操作する事もできる。
後述のアダム・マルコビッチに思考や雰囲気が似ていた事から、サムスがモノローグで彼を「アダム」と呼び始めた(実際に会話の最中でアダムと呼ぶ場面は1度しかない)。しかし物語が進行するにつれ、銀河連邦本部との関係も含めて様々な確執が生まれ、サムスの方も「アダムはただ任務を遂行するだけの機械の様な人では無い」と感じ始めていたが、ある時点から流れは急変、サムスに「自身も生き残る事も可能な最良の方法」を提示して事態の解決を導く事となった。尚、人工知能である以上、性格や発言など根底の考え方に差異がある事に、サムスは奇妙な再会と複雑な気持ちを抱いていた。
アダム・マルコビッチ
サムスが銀河連邦軍に在籍していた頃の上司であり、友人でもあった人物。サムスと絶対的な信頼を持ち、任務発令の際には必ず「異論はないな?レディー(子供向けモードでは「わかったな?レディー」)」とあえてサムスの神経を逆なでする様な言葉で同意を得ていた。後にある任務で、サムス1人を残して帰らぬ人となる(彼の殉職については「行くべき者が行き、残るべき者が残る」という判断に基づく)。詳細は『メトロイド アザーエム』も参照。
バイオロジック宇宙生物研究所(Biologic Space Laboratories/B.S.L.)
銀河連邦の依頼を請け負うバイオテクノロジー会社、及びその研究所である巨大宇宙ステーション。ステーションの各セクター内部にはあらゆる生物に適した様々な自然環境が再現されており、主に惑星ゼーベスや惑星SR388の生物が飼育・研究されている。尚、施設の最下層には惑星1つを消し去る程の威力を持つ自爆装置、反物質爆弾が取り付けられている。
銀河連邦政府の依頼でメトロイド絶滅後の惑星SR388の生態系調査のため、原生生物に擬態したXを気付かずに持ち込んでしまい、研究員と飼育された生物がほぼ殲滅すると言う悲劇に見舞われた。
銀河連邦政府はこの施設でベビーメトロイドから増殖させたメトロイドのクローン達を極秘裏に研究しており、最終的にサムスがステーションの推進装置の軌道を変更したため、惑星SR388に衝突後、自爆装置が作動し惑星ごと消滅した。
ダチョラ&エテコーン
前作『スーパーメトロイド』で登場した惑星ゼーベスの原生生物。2匹とも知能は高く、かつてサムスに対してダチョラはシャインスパーク、エテコーンはキッククライム(壁蹴り)のヒントを教えていた。(前作である事をすると爆発する惑星ゼーベスから任意で脱出させる事ができる)
何らかの経緯でB.S.Lに保護されており、対面時にはサムスの事を覚えている様子が窺える。居住エリアで飼育されていたが、出会った際には姿をくらませてしまう。その後は自らサムスのスターシップまで出向き、アダムに「唯一の生存者」として保護される。そして最終的には意外な活躍を見せる。
X(X-parasite)
惑星SR388に元来生息していたとされるゲル状の寄生生命体。黄・緑・青・赤の4色と、刺々しい外殻を持つ大型のコアXが存在している。見た目からは想像できないほど知能があり(B.S.L.の施設や機器の用途を理解して、自身に有益かつサムスに対する妨害行為を行うなど)、空中を浮遊しながら他の生物の体内に浸透・寄生して分裂・増殖すると共に、最終的に寄生した生物を殺害した後、その際に得たDNA(遺伝子)情報などを基にその生物そっくりに擬態する能力を持つ。
この擬態能力は生物の形質・容姿を真似るだけでなく、寄生元の生物が所持していた能力・技術、知識や記憶など後天的な学習要素も正確に模写可能であり、更にX同士が所持している情報を合成したり、遺伝子情報を自ら組み換えて自己強化(進化)する事もできる。しかし、サムスを倒す事を優先した余り、自分達も全滅するにも関わらずB.S.L.を自爆しようとしたり、SA-Xがメトロイドに遭遇した際にアイスビームを使用しない等、その行動は至って動物的な本能に依存しており、どのような生物に擬態してもただ種を増やす欲求が常に優先されるため、感情や理性と言ったを模写する事は決してない。
最初にXを発見したのは惑星ゼーベスの鳥人族であった。脅威的な擬態・自己増殖能力を有益なクローン技術に悪用して、銀河社会に独裁者の出現を危惧した鳥人族は、秘密裏にメトロイドを創造してXを殲滅しようとした。しかしメトロイド全滅後、それを知らない銀河連邦政府の依頼によってB.S.LにXが持ち込まれてしまい、本作の大事件を巻き起こした。作中のサムスの見解では「Xはどのような組織であってもとても制御できるものではなく、捕獲を試みようものならXは逆にその文明を奪い取って宇宙中に進出、複製したXの軍勢による宇宙規模のバイオハザードを引き起こしてしまう」と推測していた。
SA-X(Samus Aran-X)
サムス・アランに寄生した際に得たDNA(遺伝子)情報と切り取られたパワードスーツのバイオ素材から得た情報を基に、ベストコンディションのサムス・アランに擬態した最強のX。寄生元の生物の存在を許さないXの生存本能と天敵のメトロイドの存在を感知したため、サムスを周到に付け狙い、最終的にはXの自己増殖能力によって最低でも10体に増殖してしまう。
能力を喪失する以前の完全なサムスに擬態しているため、基本的にプラズマビーム以外の攻撃を受け付けない(スクリューアタックも相討ちとなる)他、Xに対する耐性とメトロイドの低温に弱い体質を受け継いでしまったサムスにとって、アイスビームは致命傷となってしまう。故に対抗する術を持たない内は追跡を振り切るまで逃げ続ける以外に方法は存在しない。
当初は銀河連邦本部も、Xの危険性を危惧して唯一Xに対抗できるサムスに協力を惜しまなかったが、鳥人族の懸念通り連邦政府の上層部はX、特にSA-Xの可能性に惹かれ、Xを研究材料にしようと捕獲を断行する。サムスはこれを阻止するため自らの命と引き換えにB.S.L.を爆破しようとするが、アダムの意外な指令によって最終ミッションに進んで行く。
名称はアダム曰く「Samus Aran X(サムス・アランのX)」の頭文字から。
メトロイド(Metroid)
惑星SR388に生息していた浮遊生命体であり、生命エネルギー吸収能力を持つ。過去にサムスによって根絶されたが今作から初めて、メトロイドが「唯一Xに対抗できる天敵」として鳥人族が創造した人工生命体と判明しており、保管されていたベビーメトロイドの細胞組織から対X用のワクチンが作製された事で、サムスは九死に一生を得る事となった。
惑星SR388(Planet SR388)
辺境に存在する未開の惑星。かつて鳥人族はこの惑星に生息するXを根絶するためメトロイドを育成していた。一時期はメトロイドがXを捕食して食物連鎖の頂点に君臨していたが、サムスがメトロイドを絶滅させてしまったため、再度Xが繁殖する事になってしまった。
名前の由来はヤマハ発動機の「SR400」にちなむ。

舞台(B.S.L)[編集]

主な施設[編集]

電源がダウンしている場合はハッチが起動せず、ほぼ全ての施設が使用できない。

スターシップ
紫を基調としたサムス専用のガンシップ。起動にはマニュアル動作が必要だが指令を受ける以外にも、現在までの行動記録(データ)のセーブ、及パワードスーツのエネルギー・ミサイル・パワーボムを最大値まで全回復する事ができる。
ナビゲーションルーム
スターシップのコンピューター(アダム)にアクセスできる部屋。主に指令の説明などが行われ、ナビゲーションルームにアクセスしないと一部を除き他の部屋に移動する事ができない。基本的に施設の各所に設置されており、共通して全てのセクターの入り口には下記の2部屋が併設されている。
セーブルーム
現在までの行動記録(データ)をセーブする事ができる。
リチャージルーム
サムスのパワードスーツのエネルギー・ミサイル・パワーボムを最大値まで全回復する事ができる。
データルーム
銀河連邦本部から転送されてくる支援データをダウンロードする部屋。進行上、大半がXに破壊されてしまう。
エレベーター
メインデッキや各セクター間を移動する基本手段。トラブルにより使用不能、または途中で停止してしまう場合もあるが、エレベータ以外にもセクター間を移動する方法は存在する。
セキュリティルーム
出入り口(ハッチ)のセキュリティロックを制御する部屋。XやSA-Xの侵入を許す事に繋がるため迂闊に解除する事はできず、治安上の理由からエリアマップに正確な位置を示す事もできない。
ハッチはレベル0(白色)→レベル1(青色)→レベル2(緑色)→レベル3(黄色)→レベル4(赤色)の計5つが存在しており、セキュリティルームはレベル1~4まで。

エリア[編集]

メインデッキ
6つのセクターの上部に存在する基本的なエリア。
ドッキングベイ
スターシップが停泊するエリア。
特別保管庫
惑星SR388で捕獲した原生生物と、Xに寄生されたサムスから切り取られたパワードスーツの部品が保管されていたエリア。後にSA-Xのパワーボム起動により爆発事故が発生してしまう。
冷凍保管庫
冷凍保存されたリドリーの死骸(ミイラ)が存在するエリア。
メインエレベーター
各セクターの中継エリア。個々のセクター自体もエレベーターで移動する。
オペレーションデッキ
B.S.L.の軌道変更用の推進装置が存在するオペレーションルーム。
居住デッキ
B.S.L.の研究員(スタッフ)が生活するエリア。ダチョラエテコーンもここで生活していた。
中央動力炉
B.S.L.の中枢、6つのセクターの中心部に存在するステーション全域に電源を供給する施設。メインサイロはメインデッキとセクター2と接続しており、緊急時の補助電源もここに存在する。
極秘エリア(シークレットラボ)
B.S.L.の最深部に存在する研究施設。セクター1・6と接続しており、銀河連邦政府指導のもと極秘裏にメトロイドの研究が進行していた。
セクター1-SRX
惑星SR388の生態系を再現したエリア。元来メトロイドやXが生息していた環境であり、エリア上部は主に惑星SR388の原生生物が飼育・研究されている(一部全く関係ない生物も存在する)。
メインデッキで増殖した最初のXが侵入後空調システムを暴走させた結果(自分達に適した環境を得るため)、Xの爆発的な増殖を許す事となった。
当初はセクター1の存在にサムスも少なからず疑問を抱いていたが、それはエリア下部がシークレットラボと接続しており、そこで極秘裏に増殖したメトロイドを成長させるための区域であった。
セクター2-TRO
熱帯の生態系を研究するエリア。非常に広い区域で各所にジャングルの様な植物が生い茂っており、エリア上部は主に熱帯地域特有の生物が多数飼育・研究されている。尚、ここで飼育されているゾーロは物語の進行によって幼虫→蛹→成虫のキハンター星人まで成長する。
レベル1のセキュリティルームが存在する他、比較的湿気の多いエリア下部がB.S.Lの中央動力炉と接続しており、そのため施設のメインサイロ(電源)停止の原因となってしまった。
名前の由来は熱帯を意味する「トロピカル(Toppica)」から。
セクター3-PYR
高温地帯の生態系を研究するエリア。エリア上部は砂漠地域、エリア下部は超高温の溶岩地域を再現しており、高温地帯に適応した生物が多数飼育・研究されている。
レベル2のセキュリティルームが存在する他(Xの進入を許す事になるが)、最深部にはエリアの温度調節用のボイラー室と、他のセクターに悪影響を及ぼさないために冷却装置が設置されており、このボイラーが機能していない場合、B.S.Lの自爆装置に引火してしまう危険性がある。
名前の由来は炎・熱などを意味する接頭辞「パイロ(Pyro)」から。
セクター4-AQA
水中の生態系を研究するエリア。エリア上部は水槽の様な機械的な構造が目立つが、エリア下部は海底の様な構造になっており、水辺や海底に生息する水棲生物が多数飼育・研究されている。
SA-Xが施設を破壊してXの侵入を促した結果エリア全域が水没した状態となっており、更に飼育エリアから脱走したイシュタルの影響でエリア上部の水中に超高電圧の電流が漏電している。
また、レベル4のセキュリティルームが存在するが、最高レベル故に他のセクターから侵入しない限り到達する事はできない。尚、このセクターのエレベーターのみ左側に出入り口がある(他は右側)。
名前の由来は水を意味する「アクア(Aqua)」から。
セクター5-ARC
低温地帯の生態系を研究するエリア。機械的なエリアの大部分が氷点下を保持しているため、低温地帯に適応した生物が飼育・研究されている(低温環境下でしか生きられない訳ではない)。
サムス・アランに対する防衛本能により低温地帯の環境下に適応・進化した青色Xが登場する。また、レベル3のセキュリティルームが存在するが、内部温度が超低温のためサムスの進入はバリアスーツを得るまで見送られる事となる。
Xが擬態したナイトメアにより影響でエリア上部が壊滅状態となり、氷が解けた結果セクター4の隣接と相まって一部が水没してしまう。
名前の由来は北極を意味する「アークティック(Arctic)」から。
セクター6-NOC
暗闇の生態系を研究するエリア。別名「暗黒セクター」と呼ばれており、湿気の多い暗所(洞窟)に生息する狭道棲生物が多数飼育・研究されている。視界が非常に悪く、一部浸水したエリアも存在する。
セクター5から侵入した青色Xも登場する他、セクターの最深部は極秘エリアのシークレットラボに接続しており、その存在を隠すためかボクス撃破後は速やかに立ち去るよう厳令する場面がある。
名前の由来は夜を意味する接頭辞「ノク(Noc)」から。

ボス[編集]

本作ではイージーモードの場合一部の攻撃を使用しない等、難易度によってボスの行動パターンが一部変化する。 ボスは様々な能力を所持しているXが擬態しているため、ボスのほとんどは持っている能力を攻撃手段に活かしている。

コアX(Core-X)
無数のXが集合した大型個体。刺々しい高硬度の外殻に覆われており、主に空中を浮遊して体当たりを行う事が唯一の攻撃手段である。また、ビーム攻撃を無効化(回復・補充用のXを複数体放出する)するため、ミサイル攻撃でのみダメージを与える事ができる。
ダメージを受けるごとに外殻の色が青緑~黄~赤と変化する。
所持している能力に応じて体色が異なる他、特殊能力を所持しているタイプとビーム能力を所持しているタイプの計2種類が存在しており、基本的に全身が弱点だが、ビーム能力を所持しているタイプは体当たりを行わず、ビーム攻撃時に露出する目の様な感覚器が弱点である。感覚器に攻撃した瞬間、または感覚器を露出してしばらくたつとビームを発射してくる。
本作のボスは一部を除きこのコアXが擬態した大型生物であり、最終的にコアXが擬態していた生物の能力を吸収する事で喪失していたパワードスーツの潜在能力を覚醒する事ができる。
マルカラ(Arachnus-X)
惑星SR388に生息しているアルマジロの様な大型生物。まだB.S.Lで飼育されている生物の生体情報を入手していなかったXが、過去に入手していた遺伝子情報から擬態した。
身体を丸めた突進攻撃や剛腕から放たれる衝撃波、口から放出する火炎放射で攻撃するが、後背部の外殻に対して柔らかい腹部が弱点となっている。尚、『メトロイドⅡ』ではボム能力以外に有効なダメージを与える事ができなかったが、本作では全ての攻撃(といってもビームとミサイルのみだが)でダメージを与える事ができる。
撃破後、モーフボール能力が覚醒する。
鳥人像(1回目)
鳥人族のDNA(遺伝子情報)を操作して誕生した人造生命体。普段は仮死状態だが鳥人族の細胞組織が使用されているため、惑星SR388に存在したアイテム防衛用の個体に擬態した。詳細はメトロイドシリーズ#設定の項も参照。
元々鳥人像は高い戦闘能力を誇るが、この個体は戦闘開始後すぐに擬態を解除してチャージビーム能力を所持したコアXが直接戦闘を行う。アイテムまで正確に再現したが、擬態した理由は不明。
撃破後、チャージビーム能力が覚醒する。
ザザビー(Pogo)
セクター2-TROで飼育・研究されていたプランクトンの様な大型生物。細長い半透明な身体に巨大な単眼と5本の触手を持つ。
高い跳躍能力を持ち、相手の頭上に覆いかぶさる形で下部の口から獲物を丸呑みにする。高硬度の外皮は全ての攻撃を受け付けないが、捕食時に口の真下から直接内蔵組織を攻撃する事でダメージを与える事ができる。また、ダメージを受けるたびに体の節が一段ずつ減っていく。
撃破後、ハイジャンプ能力が覚醒する。
イシュタル(Serris)
セクター4-AQAで飼育・研究されていたウミヘビの様な大型水棲生物。定期的に巣に帰る習性を持ち、当初はSA-Xが飼育施設を破壊して脱走を促したと思われていたが、オリジナルは既にXが捕食しており、実際はXが擬態した個体が暴れていた。
並外れた破壊力と水中を超高速移動する能力を持ち、攻撃能力は体当たりのみだが、弱点の頭部にダメージを受けると無敵状態となり、水上の小さな足場と天井の梯子で戦うため戦闘時は一定の移動パターンを把握する必要がある。尚、水中の特定個所に安全地帯が存在する。
撃破後、スピードブースター能力が覚醒する。
ボクス(B.O.X.)
セクター3-PYRに出現した節足動物の様な大型警備ロボット。6か所の歩行ユニットと火器を搭載した中央の生体制御装置で構成され、当初は単純に暴走状態と思われていたが、実際はコアユニット(脳組織)にXが擬態した事で破壊活動を行っていた。
巨体を活かした突進やジャンプ攻撃の他、左右に火柱を発生させる焼夷爆弾で攻撃する。弱点は中央のコアユニットだが、ある程度ダメージを受けると逃亡してしまう。
バリアコアX(Mega Core-X)
セクター6-NOCに出現した強化型コアX。サムス・アランに対する防衛本能により、バリアスーツデータを自らの意思でダウンロード(吸収)した結果、通常のコアXに比べて外殻が肥大化している。
擬態していないため弱点は全身だが、周囲には小型のコアXがバリアの様に旋回しており攻撃・防御の両方に利用している。また、ミサイル攻撃を無効化してしまうためチャージビーム攻撃のみダメージを与える事ができる。ある程度ダメージを受けると、元のコアXに戻ってしまう。
撃破後、バリアスーツ能力が覚醒する。
オペレーター
B.S.Lの研究員に擬態したX。サムス・アランに対する防衛本能により、セクター3-PYRの冷却装置を停止する事で、B.S.Lの自爆装置に引火させ施設諸共サムスを倒そうとしていた。
機械操作の知識を利用したこの行為から、今まで推論の域を出なかった「Xは擬態した生物の遺伝子情報(形質)以外に、後天的な技術(記憶・知識)を完全にコピーする」事が確証される事となった。なお、この行為はXに理性や感情といったものがないという事も暗示している(実際、この行為がXの計画通りに成功した場合、B.S.Lの自爆により自分達も確実に全滅してしまう)と思われる。
セクター1-SRXに出現した鳥人族同様、接触・攻撃するとすぐに擬態を解除してワイドビーム能力を所持したコアXが直接戦闘を行う(そもそもオペレーターの状態では戦闘能力が皆無である)。
撃破後、ワイドビーム能力が覚醒する。
ゲドゥ(Yakuza)
中央動力炉に出現したクモの様な大型生物。禍々しい頭部に強靭な顎と5つの複眼が特徴。名前の由来はおそらく「外道」から。元々はセクター2-TROの生物と推測される。
壁面を左右に反射するように移動して口から発射する火炎と前脚で直接捕食する攻撃を行うが、高硬度の外皮に対して柔らかい口腔内が弱点となっている。ある程度ダメージを受けると全ての脚が除去されるが、今度は空中を回転ジャンプしながら弾を吐き出して攻撃する第2形態に移行する。
撃破後、スペースジャンプ能力が覚醒する。
鳥人像(Nettori)(2回目)
セクター1-SRXに出現した鳥人像とは別個体。カラーツムータに寄生された鳥人像の1個体であり、Xの擬態により寄生能力が大きく強化したカラーツムータがセクター2-TROを覆いつくし、更に中央動力炉のメインサイロ(電源)を機能停止に追い込んでしまった。
自身は移動手段を持たないが、フィールド上部のツボミから独特の軌道で降下する花粉弾が、フィールド下部には落ちてきたサムスを直接捕食する肉食植物「サムスイーター」が其々攻撃を行う。ある程度ダメージを受けると上半身が破壊され内部の循環機構が露出するが、今度はプラズマビームを発射して攻撃する第2形態に移行する。この時、寄生源の鳥人像が破壊されたためカラーツムータはすべて活動を停止して各フロアから消滅する。
撃破後、プラズマビーム能力が覚醒する。
ナイトメア(Nightmare)
セクター5-ARCで飼育・研究されていた半機械生物兵器。6つの目を持つスライムの様な頭部生体ユニットと、重力制御装置を内蔵した機械部分で構成されている。
空中を浮遊移動しながら腕に内蔵された3連装式のビームキャノン砲と独特の軌道で追尾する突進で攻撃を行う他、重力を操る能力を持ち、強力な超重力場を発生してサムスの動きを妨害したり、ミサイル攻撃を飛行不能にする事ができる。また、機体下部の重力制御装置を破壊されると頭部装甲が除去され、露出した本体が弱点となる第2形態に移行する。
実は銀河連邦軍の一部過激派がスペースコロニー・ボトルシップで違法に開発した生体兵器であり、時系列的には『アザーエム』で初登場してサムスに撃破された当時の個体が、秘密裏にB.S.Lに回収・保管されていた。故に旧銀河連邦軍によって開発されたという説明はボトルシップの不祥事の事を指している模様であり、サムスも初めて遭遇した訳ではない。
撃破後、グラビティスーツ能力が覚醒する。
ボクス(2回目)
セクター3-PYRに出現したボクスと再戦。装甲は破壊された状態のままだが、Xが自己強化を行った結果、火器が焼夷爆弾から高威力の追尾性小型ミサイルに変更されている。また、小型ミサイルはビーム攻撃で追撃する事ができる。
セクター6-NOCの浸水エリアで戦う事となるが、ボクスの破損個所から漏電した超高電圧の電流の影響により、水に触れるとダメージを受けてしまう。また、ジャンプ力も向上し天井に捕まっていてもボクスのジャンプで落とされることがある。
撃破後、ウェイブビーム能力が覚醒する。
ネオリドリー(Ridley-X )
冷凍保管庫に安置されていたリドリーに擬態したX。生体情報を吸収した際Xが遺伝子組み換えを行い自己強化した影響で、従来のリドリーに比べかなり大柄となっている。
従来のリドリーと同様に口から火炎弾を放出したり、前脚で掴みかかり締め上げたり、先端がの様に鋭い尾で攻撃を行う。弱点は尾以外の全身だが、耐久力は全ボス中で最も高い。
実は『アザーエム』のスペースコロニー・ボトルシップで偶然復元された個体であり、当時のサムスに撃破された後、クイーンメトロイドに全生命エネルギーを吸収された死骸(ミイラ)が秘密裏にB.S.Lに回収・保管されていた。故に厳密にはリドリーではない。
撃破後、スクリューアタック能力が覚醒する。
SA-X
オペレーションデッキでサムスの前に立ちはだかる最終決戦。攻撃能力はアイスビーム(ウェイブビーム付加)の連射攻撃とスクリューアタックの突進攻撃のみだがその破壊力は桁違いであり、更にチャージしたプラズマビーム以外の攻撃を受け付けない(スクリューアタックは相討ちとなる)。アイスミサイルで瞬間的に凍結させることができるが、短時間故にあまり利用されない。
ある程度ダメージを受けると巨大な怪物が入り混じった第2形態となり、跳躍して踏みつける単純な攻撃手段に移行する。尚、撃破後はすぐに逃亡してしまうため能力を入手する事はできない。
オメガメトロイド(Omega Metroid)
惑星SR388に生息していたメトロイドの最終形態。シークレットラボの自爆から逃れた1体がセクター1-SRXで急成長した事で、ドッキングベイで遭遇したサムスに襲いかかる。B.S.L.が惑星SR388に衝突する前に脱出する、その最中に戦闘となるため制限時間以内に撃破しなければならない。攻撃能力は強靭な前腕による爪の振りかざしのみだが威力は脅威的であり、直撃すると暫く身動きする事ができなくなってしまう(レバガチャ動作で回復を早める事はできる)。
フュージョンスーツの特性上、メトロイドの弱点であるアイスビームが使用できない(アイスミサイルも無効化してしまう)ためサムスを境地に追い詰めるが、天敵のメトロイドを倒す本能に従い現れたSA-Xが瀕死のサムスを無視して乱入、最終的に返り討ちにあったSA-Xをサムスが吸収し本来のパワードスーツの能力・体質を取り戻した事でアイスビームが覚醒、有効なダメージを与える事ができる。
本作で唯一Xの擬態した生命体では無い敵キャラクターである。尚、メトロイドの成長過程は4段階だが作中では合計5つの抜け殻が存在しており、これはベビーメトロイドが通常の幼生体に成長した際に、抜け殻が1つ多くなったものと推測される(作中で幼生体から一足飛びに成体に成長させる技術が確立しているため、他の可能性も考えられる)。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]