メデア (オペラ)

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メデア』(仏語Médée)は、ルイジ・ケルビーニが作曲したオペラ。全3幕。

ケルビーニの代表作であるオペラ。原語はフランス語であるが、現在ではイタリア語で上演されることの方が多い。また現代においてこの作品の復活に最も貢献したのは、1953年ヴィットリオ・グイの指揮で主役を演じたマリア・カラスフィレンツェ公演とされる。

登場人物[編集]

  • ジャゾーネ(テノール) - アルゴー号の英雄(T)
  • メデア(ソプラノ) - コルキスの王女でジャゾーネの妻
  • ネリス(メゾソプラノ) - メデアの侍女
  • クレオンテ(バス) - コリント
  • グラウチェ(ソプラノ) - クレオンテの娘

あらすじ[編集]

第1幕[編集]

国王・クレオンテは、アルゴー号で数々の冒険に出かけて武勲を立てたジャゾーネに、娘のグラウチェを嫁がせることにした。しかし、グラウチェの心にはジャゾーネの前妻メデアの在在が重くのしかかっていた。

かつてジャゾーネは、金羊毛を手に入れるため、コルキスの王女であるメデアに弟殺しをさせ、その上で残忍な心を持った魔女メデアと結婚したのだった。

ジャゾーネは王クレオンテに、アルゴー号の探検で手に入れた数々の宝物を披露した。そこにメデアが現れ、かつてジャゾーネと交わした愛と、彼に奪われた二人の子供のことを訴える。しかし、ジャゾーネは冷たくそれを拒んだ。

第2幕[編集]

クレオンテはメデアに国外追放を命じるが、彼女の懇願により、1日の猶予を与えることにする。メデアは侍女ネリスに自分の子を連れて来て、グラウチェに復讐するために魔法の王冠と打掛を彼女に贈るようにと頼む。

第3幕[編集]

メデアは自分とジャゾーネの間の子を殺すべきかどうか迷っている。グラウチェが王冠と打掛で死んでしまったという知らせを聞き、復讐の成功を喜ぶが、人々が彼女の死を悲しんでいるのを聞き、子供も殺してしまう。出てきたジャゾーネに復讐が終わったと告げ、宮殿に火を放つ。

参考文献[編集]