フロラ

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ティツィアーノの絵画『フローラ』(1515年頃)

フローララテン語Flōra)は、ローマ神話に登場する花と春と豊穣を司る女神。日本語では長母音記号を省略してフロラとも表記される。

概要[編集]

オウィディウスの説によると、彼女はかつてクローリスクロリスΧλῶρις, Chlōris)という名のギリシアニュムペーだった。しかし、風神ゼピュロスによってイタリアに連れて来られ、以後花の女神になったという。

また、フローラがマールスの誕生を助けたという説話も残されている。神々の女王ユーノーは、夫のユーピテルが自分でミネルウァを産んだために正妻としての面目を失った。そこでこれに対抗して、自分も一人で立派な子をもうけようと旅に出、フローラのもとを訪れたのだという。

そこでフローラは、触れた女が自然に子を身籠もる魔法の花を与えた。これによってユーノーは、ミネルウァに負けない戦士神マールスを産んだという。

関連項目[編集]