スリーダイヤ
スリーダイヤは、三菱グループと三菱グループの一部の会社の商標である。三菱鉛筆の商標、弘乳舎が製造する「三菱サイダー」に表示してあるマークも同様の図案である。三菱マークともいう。
目次 |
[編集] 図案
三菱グループのスリーダイヤは、岩崎家(旧三菱財閥創業家)の家紋「三階菱」と、山内家(土佐藩主家)の家紋「三つ柏」から考案されたものである。始めは九十九商会の船旗号として採用され「三角菱」と呼ばれた。「三角菱」の図案は中央の丸から3方向の放射線状に細い菱形を配置した形であった。ひし形の先端内角の角度は当初30度程度であったが現在は60度である[1]。
三菱鉛筆[2]と弘乳舎はともに、三菱グループより先にスリーダイヤを使用していた。(詳細は各社項目を参照)
[編集] 三菱社名商標委員会
第三者によって、不正に使用されることを防止するために、三菱社名商標委員会が結成され、三菱の商号とマークの管理を行っている。
- 会員一覧(2011年1月現在 28社)
- 三菱重工業株式会社
- 三菱ガス化学株式会社
- 三菱倉庫株式会社
- 三菱樹脂株式会社
- 株式会社三菱東京UFJ銀行
- 日本郵船株式会社
- 三菱UFJ信託銀行株式会社
- 東京海上日動火災保険株式会社
- 三菱マテリアル株式会社
- 明治安田生命保険相互会社
- 三菱地所株式会社
- キリンホールディングス株式会社
- 三菱電機株式会社
- 株式会社ニコン
- 三菱商事株式会社
- 三菱自動車工業株式会社
- JXホールディングス株式会社
- 三菱ふそうトラック・バス株式会社
- 三菱化学株式会社
- 三菱アルミニウム株式会社
- 旭硝子株式会社
- 株式会社ピーエス三菱
- 三菱レイヨン株式会社
- 三菱製鋼株式会社
- 三菱製紙株式会社
- 株式会社三菱総合研究所
- 三菱化工機株式会社
- 三菱UFJ証券ホールディングス株式会社
[編集] 三菱を名乗った事件
2007年、三菱グループと無関係であるにもかかわらず、「三菱アーバン株式会社」「三菱ゼオライト株式会社」を含む複数の会社が「岩崎三菱会」に属するなどと称して、「三菱」の名称・商号・「スリーダイヤ」マークを使用して、投資の勧誘を行っているという事件があった。投資会社幹部が逮捕された。この事件をうけて、三菱グループのホームページと同グループの一部の会社のホームページに、これらは関係ないという旨のお知らせを記載した。また、三菱グループのポータルサイト「mitsubishi.com」にも、三菱グループで『三菱』が社名につく会社の一覧のページを設けている。
これ以前にも、「三菱」を無断で称する金融業者があり(このうち「三菱第一信用株式会社」は商標法違反で逮捕者が出ている)、東京三菱銀行→三菱東京UFJ銀行では、新たなケースが出るたびに注意喚起と僭称者に関する情報提供の呼びかけを行っている[1]。
[編集] その他
- 三菱グループでは「ダイヤ」に由来する名称を使用することがよくある。また三菱電機が製造していた携帯電話には、形式名の頭文字にダイヤの「D」が付されていた。
- Jリーグの浦和レッドダイヤモンズは三菱重工業サッカー部の後身であり、「レッドダイヤモンズ」の由来は赤いスリーダイヤであるといわれている。
- 土佐稲荷神社は三菱グループ発祥の地であり、神紋にはスリーダイヤがあしらわれている。
[編集] 脚注
- ^ mitsubishi.com「三菱マークの起源」
- ^ 三菱鉛筆は、眞崎家の家紋「三つ鱗」(みつうろこ)を図案化し、“三菱”というマークを考案した。