三菱・コルディア

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三菱・コルディアXP
三菱・コルディアXG
三菱・コルディア
A212/213A/213G型
概要
製造国 日本の旗 日本岡崎市
販売期間 XP、XG:
1982年2月 - 1983年7月
無印:
1983年7月 - 1990年
デザイン 仲西昭徳
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 3ドアハッチバッククーペ
駆動方式 前輪駆動
パートタイム4WD
パワートレイン
エンジン 4G12 1,410cc 直列4気筒
4G32 1,597cc 直列4気筒
4G32T 1,597cc 直列4気筒ターボ
4G37 1,755cc 直列4気筒
4G62 1,795cc 直列4気筒
4G62T 1,795cc 直列4気筒ターボ
4G63 1,997cc 直列4気筒
変速機 2×4速スーパーシフト副変速機MT
5速MT
3速AT
4速AT
車両寸法
ホイールベース 2,445 mm
全長 4,275 mm
全幅 1,660 mm
全高 1,320 mm
車両重量 905-960 kg
その他
姉妹車 三菱・トレディア
生産台数 12万2705台[1]
系譜
先代 コルディアXG:三菱・ランサーセレステ
後継 3代目ミラージュハッチバックに統合
三菱・エクリプス
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コルディアCordia )は、三菱自動車工業で製造されたクーペ型の小型乗用車である。

概要[編集]

同時発表された4ドアノッチバックセダントレディアと同じくミラージュをベースに作られており、4速MT車のトランスアクスルにはスーパーシフトも搭載されていた。ベースとなったミラージュが実用的な2ボックススタイルのハッチバックだったのに対し(他に4ドアセダンもあった)、コルディアはファストバックスタイルを採用し、スペシャルティカラーの強いハッチバッククーペだった。

カープラザ店ではコルディアXPPlazaP)として、ギャラン店ではコルディアXGGalantG)として販売されるも、販売から僅か1年5ヶ月でコルディアに統一された。XP、XG共にフロントマスクが異なり、XPはグリルレス風のデザインとなっていた。

歴史[編集]

輸出仕様[編集]

コルディアはトレディアと共に北米やオーストラリアなどにも輸出が行われた。エンジンは国内仕様と同じ排気量のキャブレターとECIターボが展開され、キャブレターのみながらも2,000ccのG63Bも選択できた。G62Bターボは1985年までは国内仕様のTC-05よりも1サイズ大きなTC-06タービンが用いられており、過給圧もかなり高めに設定されていた[1]。コルディアは日本国内では販売面で振るわなかったが、日本国外ではパートタイム4WDのハイパワーターボ車という側面でそこそこの評価を得ており、南アフリカでは1990年まで販売されていた記録が残る[2]

ギャラリー[編集]

車名の由来[編集]

  • 「輝く、軽快な」という意味のCORUSCATEと、三菱グループのスリーダイヤに由来するダイヤモンドの合成語。

脚注[編集]

  1. ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第81号9ページより。
  2. ^ Official history of the Cordia & Tredia Archived 2010年3月2日, at the Wayback Machine., Mitsubishi Motors South Africa website

関連項目[編集]

外部リンク[編集]