アリアーヌと青ひげ

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アリアーヌと青ひげ』(: Ariane et barbe-bleue)は、ポール・デュカスが1907年に完成させた3幕のオペラ。台本はシャルル・ペローが発表した散文集に収められた「青ひげ」をもとにしたモーリス・メーテルリンク独自の「青ひげ」による。

概要[編集]

メーテルランクの台本に惹きつけられたデュカスは、約7年の歳月をかけて『アリアーヌと青ひげ』を完成させた。この作品は、デュカスにとって唯一のオペラであり、20世紀フランスを代表するオペラとなっている。デュカスはこの作品について「解放を望むものは誰もいない。自由という名の荷物は重く、誰しも日常的な隷属を好むのである。それに誰にも人を助けることはできず、自分自身を救う可能性があるのみである。」と語っている。

このオペラはパリでの初演成功後すぐにウィーン(シェーンベルクなどの多くの関心を呼んだ)、フランクフルト、ミラノ、ニューヨーク他、各地で再演された。トーマス・ビーチャムは「私たちの時代における最高の叙情的オペラ」と評し、アルトゥーロ・トスカニーニは3年連続でニューヨークでの上演を行った(よほどこの作品が気に入ったのか、後にトスカニーニ自身の手で『アリアーヌと青ひげ組曲』が作成されている)。

初演[編集]

楽器編成[編集]

フルート 3(うち2つはピッコロと持ち替え)、オーボエ 2、イングリッシュホルン 1、クラリネット 2、バスクラリネット 1、ファゴット 3(コントラファゴット 1)、ホルン 4、トランペット 3、トロンボーン 3、バスチューバ 1、ティンパニバスドラムシンバルトライアングルタンブリンスネアドラムチューブラーベルティンバレスグロッケンシュピールチェレスタ 1、ハープ2、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン 、ヴィオラチェロコントラバス

上演時間[編集]

1時間55分(第1幕32分、第2幕37分、第3幕46分)

登場人物[編集]

  • アリアーヌ - 青ひげ6番目の妻(メゾソプラノ
  • 乳母 - アリアーヌの乳母(コントラルト
  • 青ひげ(バリトン
  • セリゼット - 青ひげの妻(メゾソプラノ)
  • ベランジェール - 青ひげの妻(メゾソプラノ)
  • イグレーヌ - 青ひげの妻(ソプラノ
  • メリザンド - 青ひげの妻(ソプラノ)
  • アラディーヌ - 青ひげの妻(黙役)
  • 年老いた農夫(バリトン)、第2の農民(テノール)、第3の農民(バリトン)、番兵達、農民達

あらすじ[編集]

時と場所:時は未定、青ひげの城の中

第1幕[編集]

青ひげの城

第2幕[編集]

地下室

第3幕[編集]

城の大広間

外部リンク[編集]