アイネクライネ (米津玄師の曲)

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アイネクライネ
米津玄師楽曲
収録アルバムYANKEE
リリース2014年4月23日
ジャンルJ-POP
オルタナティブロック
時間4分48秒
レーベルユニバーサルシグマ
作詞者Kenshi Yonezu
作曲者Kenshi Yonezu
プロデュース蔦谷好位置
チャート順位
  • 週間19位(Billboard Japan Hot 100
  • 週間7位(Billboard HOT BUZZ SONG)※2018年4月16日付
  • 2017年度年間53位(Billboard Japan Hot 100)
  • 2018年度年間40位(Billboard Japan Hot 100)
  • 2019年度年間52位(Billboard Japan Hot 100)
  • 登場134週(Billboard JAPAN hot 100)※歴代12位
  • 11位(Billboard JAPAN Top Download Songs)
  • 83位(レコチョク年間ランキング2017)[1]
YANKEE収録曲
  1. リビングデッド・ユース
  2. MAD HEAD LOVE
  3. WOODEN DOLL
  4. アイネクライネ
  5. メランコリーキッチン
  6. サンタマリア (ALBUM VER.)
  7. 花に嵐
  8. 海と山椒魚
  9. しとど晴天大迷惑
  10. 眼福
  11. ホラ吹き猫野郎
  12. TOXIC BOY
  13. 百鬼夜行
  14. KARMA CITY
  15. ドーナツホール (COVER)

アイネクライネ』(Eine Kleine)は、2014年に発表された米津玄師による楽曲。発表から10年近くが経過したものの、Billboard JAPANなどが発表する日本のヒットチャートに長らく名前を残し続ける、米津の代表曲の一つである。

解説[編集]

本作は2014年4月23日に発売された、米津のメジャー1枚目、通算2枚目となるスタジオ・アルバムYANKEE』の4曲目に収録された。アルバム発売に先駆けて、3月31日にYouTubeの米津のチャンネルにミュージックビデオが公開された。作詞・作曲はこれまでに発表された楽曲と同様に米津が行っているが、編曲・プロデュースは蔦谷好位置が担当している。米津はデビュー以前からハチ名義、2012年からは本人名義で音楽活動を続けていたが、外部のプロデューサーを招いて楽曲を制作するのは今作が初の試みである。

JOYSOUNDによる2017年のカラオケ年間ランキングでは、総合17位にランクインしており[2]、シングルカットされていない楽曲だが高い人気を持っている。

楽曲は東京メトロ2014年度広告キャンペーン"Color your days."に起用された[3]。米津の楽曲にタイアップがつくのは本作が初。 スペースシャワーTVの2014年4月度PowerPushに選ばれ、ミュージックビデオがヘビーローテーションされた。

ミュージックビデオ[編集]

アルバムの発売に先駆け3月14日に「リビングデッド・ユース」のミュージックビデオが公開された。それに続き、本作のミュージックビデオが3月31日にYouTube、4月1日にニコニコ動画で公開された。YouTubeにおける再生回数は公開から4年間で1億回を突破[4]。2021年10月現在では3億回以上再生されており、米津のYouTubeチャンネル上では2番目の再生回数を記録している。

ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2014のミュージックショート部門にノミネートされた[5]

本作のミュージックビデオは、全編が米津によって描かれたイラストレーションを用いたアニメーションで構成される。歌詞中の「あたし」、「あなた」と繋がった一組の男女を中心に展開する。

チャート成績[編集]

2014年4月28日付のBillboard JAPAN Hot 100では初登場89位を記録した。発売から時間が経過してからは一部の週を除いてチャート圏外となっていたが、2017年に米津が読売系アニメ『僕のヒーローアカデミア』の第2期第1クールへ楽曲「ピースサイン」を提供、加えて11月にニューアルバム『BOOTLEG』を発表することが話題となり、2017年10月16日付のチャートでは、それらに引っ張られる形で19位にまで浮上した[6]

2017年10月から始動したBillboard JAPAN Top Downlord Songsでは、初登場44位[7]。翌年4月16日付のチャートで最高11位に浮上した[8]。今作はこのチャートが開始して以来、2018年8月20日付のチャートまでで46週連続のチャートインを記録。同じく米津が発表した「ピースサイン」、DAOKO×米津玄師名義で発表された「打上花火」、安室奈美恵の「Hero[9]がこの記録に並んでいる。

2016年9月時点で日本レコード協会からゴールド認定(シングルトラック)、2017年12月時点でプラチナ認定を受けている[10]

2023年2月にストリーミング累計再生回数が1億回を突破した。これにより、米津の1億回再生突破楽曲は、「感電」「Lemon」「馬と鹿」「Pale Blue」「KICK BACK」に続いて、6曲目となった[11]

カバー[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ “【レコチョク】年間ランキング2017”. レコチョク (RecoChoku). オリジナルの2017年12月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20171222104820/http://recochoku.jp/special/100607/ 2018年3月1日閲覧。 
  2. ^ 2017年JOYSOUNDカラオケ年間ランキング2018年2月28日閲覧。
  3. ^ “東京メトロ 2014年広告キャンペーン “Color your days.”に、「アイネクライネ」が起用されました。”. REISSUE RECORDS (Kenshi Yonezu). (2014年4月1日). http://reissuerecords.net/2014/10/05/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%ADcolor-your-days-%E6%96%B0%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%80%8C%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%81%AE%E7%A7%8B%E3%80%8D%E7%AF%87/ 2018年2月27日閲覧。 
  4. ^ REISSUE RECORDSさんのツイート
  5. ^ “「アイネクライネ」MVがSSFF&ASIA2014ノミネート”. REISSUE RECORDS (Kenshi Yonezu). (2014年5月4日). http://reissuerecords.net/2014/05/04/%E3%80%8C%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8D%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8D%E3%80%8Dmv%E3%81%8Cssffasia2014%E3%83%8E%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%88/ 2018年2月28日閲覧。 
  6. ^ Billboard JAPAN Hot 100|2017年10月16日付2018年2月27日閲覧。
  7. ^ Billboard JAPAN Top Downlord Songs|2017年10月9日付 2018年2月27日閲覧。
  8. ^ Billboard JAPAN Top Downlord Songs|2017年4月16日付2018年8月17日閲覧。
  9. ^ Billboard JAPAN Top Download Songs|2018年8月20日付2018年8月17日閲覧。
  10. ^ 一般社団法人日本レコード協会|統計情報2018年2月28日閲覧。
  11. ^ 米津玄師「アイネクライネ」自身6曲目のストリーミング累計1億回再生突破”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2023年2月23日閲覧。