コンテンツにスキップ

西鉄二日市駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西鉄二日市駅
リニューアル工事終了後の西口駅舎(2022年3月)
にしてつふつかいち
Nishitetsu-Futsukaichi
地図
所在地 福岡県筑紫野市二日市中央六丁目
北緯33度30分7.07秒 東経130度31分3.49秒 / 北緯33.5019639度 東経130.5176361度 / 33.5019639; 130.5176361座標: 北緯33度30分7.07秒 東経130度31分3.49秒 / 北緯33.5019639度 東経130.5176361度 / 33.5019639; 130.5176361
駅番号  13 
所属事業者 西日本鉄道
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 4面5線
乗降人員
-統計年度-
[西鉄 1]17,858人/日
-2023年-
開業年月日 1924年大正13年)4月12日
乗入路線 2 路線
所属路線 天神大牟田線
キロ程 15.2 km(西鉄福岡(天神)起点)
T12 都府楼前 (1.4 km)
(0.9 km) T14
所属路線 太宰府線
キロ程 0.0 km(西鉄二日市起点)
(1.4 km) 西鉄五条 D01
テンプレートを表示
配線図[1]
東口駅舎(2020年2月)

西鉄二日市駅(にしてつふつかいちえき)[注釈 1]は、福岡県筑紫野市二日市中央六丁目にある、西日本鉄道(西鉄)のである。駅番号はT13[2]。全列車停車駅である。

九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線二日市駅とは徒歩12分程度の場所にある[注釈 2]。駅北側構内に市境があり、一部は太宰府市に属している[注釈 3]

利用可能な鉄道路線

[編集]

歴史

[編集]

駅構造

[編集]

4面5線の島式ホームからなる地上駅。のりばは7つ。太宰府線は通常時は1番のりばまたは4番のりばからの出発。天神大牟田線は下り線が4番・5番のりば、上り線は6番・7番のりばから出発する。1番のりばと4番のりばの間にある2番のりばと3番のりばは普段は使用されないが、正月など混雑が予想される際にはこのホームを利用して天神大牟田線と太宰府線の間で対面乗り換えが行われる。

待避線をもつ当駅では、終日列車の追い越し(緩急接続)が実施されている。

また、当駅止まりの列車も多く設定されている。太宰府線については、太宰府線内で完結する列車がほとんどである。天神大牟田線・下りの当駅止まりの列車は、当駅で折り返す運用と筑紫車両基地へ回送される運用がある。当駅で折り返す場合は、一旦紫駅方の下り本線に引き上げて、渡り線を渡って上りホームに入る。上りも深夜帯に当駅止まりの列車を設定してある。

筑紫方面から太宰府線に直通となる列車もわずかながら設定されており、上り本線から紫駅側の渡り線を渡って直接4番のりばに進入する。

跨線橋は、福岡側のエレベーター・エスカレーターつきの新跨線橋と、大牟田側の従来からある階段だけの跨線橋の2つがある。

出入口は西口と東口の2つがある。西口は橋上駅舎で、エスカレーターやエレベーターがない。後に作られた東口は地上駅舎で、1番のりばに直結している。そのため、身体障害者は東口に回るか、駅務員の補助が必要。なお、西口には「車椅子をご利用の方は、東口をご利用下さい。」と書かれた張り紙がある。列車案内システムの更新に伴い、ホーム及び改札口の発車標はすべて日立製の大型LCDのものに切り替えられた[7]

県道35号線踏切渋滞緩和のため、ラッシュ時中心に下り電車と上り電車を同時に踏切を通過させることで踏切閉鎖時間を減らす信号指令を行なっている。

当駅の都府楼前駅側には以前二日市車両基地があった。現在は筑紫車両基地へ移転したが、当時の名残で留置線が3本残されている。

のりば
線路 のりば 路線 方向 方面 備考
1 1 太宰府線 - 太宰府ゆき 主に当駅始発
天神大牟田線 上り 福岡(天神)方面 太宰府線からの直通
2 太宰府線 - 二日市ゆき 臨時ホーム(多客期)

対面乗り換えを実施

2 3 天神大牟田線 上り 福岡(天神)方面
4 太宰府線 - 太宰府ゆき 主に天神大牟田線からの直通
天神大牟田線 下り 久留米大牟田方面 副本線
3 5 本線
4 6 上り 福岡(天神)方面 本線
5 7 副本線

利用状況

[編集]

2023年度の1日平均乗降人員17,858人[西鉄 1]であり、西鉄の駅としては第8位である[注釈 4]。当駅は長期に渡り第5位の利用者数であったが、近年は減少傾向にあり、順位を下げつつある。

2010年度は紫駅が開業した事も起因し、2,000人以上の減少となっている。

各年度の1日平均乗車および乗降人員は下表のとおり[8][9][10]

年度別1日平均利用客数[11]
年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
1996年(平成08年) 15,912 32,192
1997年(平成09年) 15,540 31,408
1998年(平成10年) 14,737 29,805
1999年(平成11年) 14,161 28,781
2000年(平成12年) 13,603 27,690
2001年(平成13年) 13,408 27,414
2002年(平成14年) 12,997 26,553
2003年(平成15年) 13,445 27,284
2004年(平成16年) 13,058 26,507
2005年(平成17年) 13,088 26,362
2006年(平成18年) 13,063 26,208
2007年(平成19年) 13,077 26,190
2008年(平成20年) 13,241 26,613
2009年(平成21年) 12,647 25,453
2010年(平成22年) 11,468 23,182
2011年(平成23年) 11,033 22,320
2012年(平成24年) 10,969 22,166
2013年(平成25年) 11,084 22,368
2014年(平成26年) 10,514 21,210
2015年(平成27年) 10,774 21,740
2016年(平成28年) 10,838 21,562
2017年(平成29年) 10,795 21,467
2018年(平成30年) 10,660 21,467
2019年(令和元年) 10,579 [西鉄 2]21,243
2020年(令和02年) [西鉄 3]15,041
2021年(令和03年) [西鉄 4]15,622
2022年(令和04年) [西鉄 5]16,904
2023年(令和05年) [西鉄 1]17,858

駅周辺

[編集]

道路

[編集]

教育

[編集]
学校
学習塾

商業・金融など

[編集]

交番

[編集]

バス路線

[編集]
バスセンター(2020年2月)
西口・東口共駅前からバスが出ている。(路線は2021年3月13日現在。太字は終点停留所)
担当営業所 西鉄バス原営業所・22番のみ月の浦営業所

西口(西鉄二日市バス停)

[編集]
  • 1-1
  • 1-2
    • 西鉄二日市→JR二日市駅→紫駅→柚の木→吉木入口→原営業所→筑紫女学園大学前→九州国立博物館前→太宰府
  • 2-1
    • 西鉄二日市→JR二日市駅→パープルプラザ前→警察署前→上古賀→三本松→(→むさしヶ丘団地東口→)→井手の古賀→山口→倉谷前→平等寺
  • 2-1急行
    • 西鉄二日市→JR二日市駅→山口
早朝の1本のみ運行。
  • 2-2
    • 西鉄二日市→JR二日市駅→パープルプラザ前→警察署前→三本松→むさしヶ丘団地東口→むさしヶ丘公民館前→むさしヶ丘団地→むさしケ丘三丁目
朝方のみ運行。
  • 2-3
    • 西鉄二日市→JR二日市駅→パープルプラザ前→警察署前→イオンモール筑紫野→三本松→むさしヶ丘団地東口→むさしヶ丘公民館前→むさしヶ丘団地→むさしケ丘三丁目
  • 3
    • 西鉄二日市→JR二日市駅→パープルプラザ前→警察署前→済生会病院二日市温泉→二日市西一丁目→西鉄二日市
    • 西鉄二日市→二日市西一丁目→二日市温泉→済生会病院→警察署前→パープルプラザ前→JR二日市駅→西鉄二日市
  • 22
    • 西鉄二日市→天拝坂→大佐野→福農前→平田→南ヶ丘四ツ角→下大利駅

東口(西鉄二日市東口バス停)

[編集]
  • 無番
    • 西鉄二日市東口→日本経済大学前→君畑→星ヶ丘入口→梅香苑→泉ヶ丘→太宰府高校
    • 西鉄二日市東口→日本経済大学前→君畑→星ヶ丘入口→梅香苑→泉ヶ丘→太宰府高校入口→星ヶ丘→東ヶ丘→五条台→西鉄五条駅

  二日市から五条駅まで直通するバスは朝方のみ運行。他は全て太宰府高校入口折り返し。

  • 直行
    • 西鉄二日市東口→太宰府高校入口
平日・土曜の朝方のみ運行。

隣の駅

[編集]
西日本鉄道
天神大牟田線
特急
春日原駅(T09) - 西鉄二日市駅(T13) - 西鉄久留米駅(T27)
急行
下大利駅(T11) - 西鉄二日市駅(T13) - 朝倉街道駅(T15)
普通
都府楼前駅(T12) - 西鉄二日市駅(T13) - 紫駅(T14)
太宰府線(全ての種別が各駅に停車)
西鉄二日市駅(T13) - 西鉄五条駅(D01)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 車内放送では「西鉄」を読まず「二日市」(ふつかいち)と案内されている
  2. ^ なお当駅隣の紫駅がJR二日市駅へ徒歩5分と近い場所にある。
  3. ^ ホーム部分は全て筑紫野市。
  4. ^ 順位は西日本鉄道#鉄道事業の項目を参照の事。

出典

[編集]
  1. ^ 川島令三『【図説】日本の鉄道 四国・九州ライン 全線・全駅・全配線』講談社、2013年8月19日、21頁。
  2. ^ 西鉄二日市”. 西鉄電車各駅情報サイト. 西日本鉄道. 2023年9月12日閲覧。
  3. ^ 鉄道省監督局「地方鉄道、軌道事業の現況並に異動」『電気協会雑誌』第212号、日本電気協会、1939年8月、附録2頁。(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ “16駅の改札自動化”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1987年10月6日) 
  5. ^ 西鉄天神大牟田線の主要8駅 さらなるサービス向上を目指し、新しい列車案内表示システムを導入します” (PDF). 西日本鉄道. 2012年9月10日閲覧。
  6. ^ 西鉄電車の全駅に駅ナンバリングを導入します!” (PDF). 西日本鉄道 (2017年1月24日). 2017年3月20日閲覧。
  7. ^ 西鉄天神大牟田線の主要8駅・さらなるサービス向上を目指し新しい列車案内表示システムを導入します』(PDF)(プレスリリース)西日本鉄道、2012年9月10日。オリジナルの2012年10月21日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20121021183008/http://www.nishitetsu.co.jp/release/2012/12_080.pdf2014年1月13日閲覧 
  8. ^ 福岡市統計書 (都市圏の概況) 福岡都市圏の私鉄各駅乗降人員
  9. ^ 令和元年度版 九州運輸要覧” (PDF). 2021年9月18日閲覧。
  10. ^ 筑紫野市統計書 令和元年版”. 2021年9月18日閲覧。
  11. ^ 福岡市統計書 (都市圏の概況) 福岡都市圏の私鉄各駅乗降人員”. 2021年9月18日閲覧。
西日本鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2023年度1日平均、単位:人)”. 2024年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月12日閲覧。
  2. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2019年度1日平均、単位:人)”. 2021年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月21日閲覧。
  3. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2020年度1日平均、単位:人)”. 2021年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月21日閲覧。
  4. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2021年度1日平均、単位:人)”. 2022年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。
  5. ^ 西日本鉄道株式会社. “駅別乗降人員(2022年度1日平均、単位:人)”. 2023年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月20日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]