西和田駅
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西和田駅 | |
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駅舎(2018年9月) | |
にしわだ Nishi-Wada | |
◄昆布盛 (4.8 km) (8.7 km) 東根室► | |
所在地 | 北海道根室市西和田 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 根室本線(花咲線) |
キロ程 | 297.3 km(新得起点) |
電報略号 | ニシ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
4人/日 -2014年- |
開業年月日 | 1920年(大正9年)11月10日 |
備考 | 無人駅 |
西和田駅(にしわだえき)は、北海道根室市西和田にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(花咲線)の駅である。電報略号はニシ。事務管理コードは▲110452[1]。
歴史
[編集]- 1920年(大正9年)11月10日:鉄道省釧路本線(→根室本線)厚床駅 - 当駅間延伸に伴い開業、一般駅[2]。
- 1921年(大正10年)8月5日:当駅 - 根室駅間延伸開業[3]。給水所及び機関車方向転換用のY線(デルタ線)設置[4]。
- 1931年(昭和6年)4月1日:簡易駅(旅客駅)となる[4]。
- 1935年(昭和10年)10月1日:一般駅に戻る[4]。
- 1962年(昭和37年)1月15日:車扱貨物取扱い廃止[4]。
- 1974年(昭和49年)10月1日:貨物取扱い廃止[4]。
- 1984年(昭和59年)
- 1986年(昭和61年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[8]。
駅名の由来
[編集]開設当時の所在自治体名(和田村)に「西」を冠したもの[2]。現在は所在地の字名となっている。
「和田」の名称は、同地が1886年(明治19年)に福井県、石川県、新潟県、山形県、鳥取県の士族220戸1,083人からなる屯田兵第2大隊第1中隊によって開拓された際、当時の大隊長・和田正苗の姓にちなんで命名されたものである[9][10]。
その後、第2大隊第1中隊は増員により第4大隊へ格上げ・改組され、和田地区東部に第1中隊、西部に第2中隊を置おいた。これにより前者が「東和田」、後者が「西和田」と称されるようになり、地名となった。当駅はその「西和田」に所在する[10]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線を有する地上駅。かつては交換設備を備えた。車掌車改造の待合所が設置されている。根室駅管理の無人駅。
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待合室(2018年9月)
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ホーム(2018年9月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員(人) | 出典 | 備考 | ||
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年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1978年(昭和53年) | 30 | [11] | |||
1979年(昭和54年) | 11,586 | (31.7) | [12] | ||
1980年(昭和55年) | 11,592 | (31.8) | |||
1981年(昭和56年) | 9,282 | (25.4) | |||
1982年(昭和57年) | 7,708 | (21.1) | |||
1992年(平成 | 4年)(5.0) | [7] | 1日平均乗降客数10人 | ||
2015年(平成27年) | 「10名以下」 | [JR北 1] | |||
2016年(平成28年) | 2.0 | [JR北 2] | |||
2017年(平成29年) | 2.6 | [JR北 3] | |||
2018年(平成30年) | 3.2 | [JR北 4] | |||
2019年(令和元年) | 3.6 | [JR北 5] | |||
2020年(令和 | 2年)3.8 | [JR北 6] | |||
2021年(令和 | 3年)5.0 | [JR北 7] | |||
2022年(令和 | 4年)4.4 | [JR北 8] |
駅周辺
[編集]- 北海道道142号根室浜中釧路線
- 北海道道780号花咲港温根沼線
- 和田簡易郵便局
- 屯田記念館
- 根室市立和田小学校
- 和田屯田兵村の被服庫(北海道指定文化財)
3kmほど離れたところにラジオNIKKEI根室送信所がある。
隣の駅
[編集]- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 根室本線(花咲線)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、234頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b 内閣印刷局, ed (1920-10-30). “鉄道省告示 第113号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (2475) .
- ^ 内閣印刷局, ed (1921-07-28). “鉄道省告示 第95号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (2698) .
- ^ a b c d e f g JR釧路支社『鉄道百年の歩み』北海道旅客鉄道株式会社釧路支社 平成13年12月発行。
- ^ “古いといえど駅舎1万円ちょい 釧網本線美留和駅と南弟子屈駅 落札した坪井さん「復元し保存を」”. 『北海道新聞』. (1986年10月14日)
- ^ 駅舎の取り壊しを条件に公開入札が行われたが、落札者はいなかった。駅舎は同年10月20日までに解体された。
- ^ a b 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、122頁。ISBN 4-09-395401-1。
- ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、884頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、65頁。NDLJP:1029473。
- ^ a b 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 『北海道地名漢字解』. 札幌市: 北海道新聞社. p. 164. ISBN 4893637606. OCLC 40491505 2018年11月4日閲覧。
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、873頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ 根室市 (1985-03-20). “第8編 運輸・通信” (pdf). 昭和59年度根室市統計書: 52. オリジナルの2022-09-11時点におけるアーカイブ。 .
JR北海道
[編集]- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
- ^ 「根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ 。2017年12月10日閲覧。
- ^ 「根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブ 。2018年8月19日閲覧。
- ^ “根室線(釧路・根室間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “根室線(釧路・根室間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 西和田|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company