糸魚沢駅
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糸魚沢駅 | |
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いといざわ Itoizawa | |
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所在地 | 北海道厚岸郡厚岸町糸魚沢 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 根室本線(花咲線) |
キロ程 | 365.6km(滝川起点) |
電報略号 | イト |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1919年(大正8年)11月25日 |
備考 | 無人駅 |
糸魚沢駅(いといざわえき)は、北海道厚岸郡厚岸町糸魚沢にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(花咲線)の駅である。電報略号はイト。
歴史[編集]

1978年の糸魚沢駅と周囲約500m範囲。右が根室方面。駅裏は厚岸湖へ注ぐチライカリベツ川流域の広い湿地帯。単式ホーム1面1線と駅裏側に副本線、駅舎横の根室側に貨物ホームと引込み線を有する。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
年表[編集]
- 1919年(大正8年)11月25日:国有鉄道厚岸 - 厚床間開業にともない一般駅として設置[1]。
- 1934年(昭和9年)5月14日:簡易駅(旅客駅)となる[1]。
- 1936年(昭和11年)9月?日:一般駅に戻る[1]。
- 1950年(昭和25年)11月29日:駅舎改築[1]。
- 1971年(昭和46年)10月2日:貨物扱い廃止[1]。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR北海道に継承。
- 2015年(平成27年)1月29日:新駅舎使用開始[2]。
駅名の由来[編集]
所在地名より。アイヌ語の「チライカリペッ(ciray-kari-pet)」(イトウ・通う・川)、あるいは「チライカラペッ(ciray-kar-pet)」(イトウ・捕る・川)の意訳に由来する[3]。
駅構造[編集]
単式1面1線ホームの地上駅。厚岸駅管理の無人駅である。かつては相対式2面2線の交換可能駅であったが撤去された。
1950年(昭和25年)に建てられた駅舎は木造平屋建てで、切り妻の屋根に段差を付けた構造になっており、段差の部分に2か所の採光窓が設けられていた。ホーム側の屋根はそのままホームに伸びるひさしとなる構造であった。糸魚沢駅はこの構造で残る最後の駅舎であった[4]。
この駅舎の隣に新駅舎の建設工事が行われ、2015年(平成27年)1月29日から供用開始されることになった。建設工事は、新駅舎に抵触する旧駅舎の一部を取り壊して行われ、同年2月2日から旧駅舎は取り壊された[2]。
利用状況[編集]
- 2011年(平成23年)- 2015年(平成27年)の11月の調査日における乗降人員平均は「10名以下」[5]。
- 2012年(平成24年)- 2016年(平成28年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は1.2人[6]。
- 2013年(平成25年)- 2017年(平成29年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は1.2人[7]。
- 2014年(平成26年)- 2018年(平成30年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は1.6人[8]。
- この値は2019年(平成31年)に廃止された初田牛駅を除くと、花咲線では最低値である。
駅周辺[編集]
駅周辺は湿原地帯が広がる。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b c d e f g JR釧路支社「鉄道百年の歩み」北海道旅客鉄道株式会社釧路支社 平成13年12月発行。
- ^ a b “根室本線糸魚沢駅が新駅舎に”. railf.jp (2015年1月27日). 2015年1月27日閲覧。
- ^ “アイヌ語地名リスト イチャ~エリ P11-20”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月20日閲覧。
- ^ “糸魚沢駅|NHK映像マップみちしる~新日本風土記アーカイブス~”. 日本放送協会. 2015年1月27日閲覧。
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在) (PDF)”. 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
- ^ 根室線(釧路・根室間), (日本語) (PDF), 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (北海道旅客鉄道), (2017年12月8日), オリジナルの2017年12月9日時点によるアーカイブ。 2017年12月10日閲覧。
- ^ 根室線(釧路・根室間), (PDF), 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (北海道旅客鉄道株式会社): p. 3, (2018年7月2日), オリジナルの2018年8月19日時点によるアーカイブ。 2018年8月19日閲覧。
- ^ “根室線(釧路・根室間) (PDF)”. 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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