宇都宮孝明

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宇都宮 孝明(うつのみや たかあき、1970年10月7日[1] - )は、日本のテレビドラマ映画プロデューサー愛知県出身、血液型はA型[2]東映所属。

経歴[編集]

1993年に東映入社、商品化権営業部に配属される[1][3]。約8年後にテレビ企画営業部へ異動し、東映特撮作品のプロデュースに従事する[3]

2002年に『忍風戦隊ハリケンジャー』よりプロデューサー補[1]2003年より『仮面ライダー555』にてプロデューサーに昇格。日笠淳塚田英明白倉伸一郎武部直美といったプロデューサーの下、スーパー戦隊シリーズ仮面ライダーシリーズ問わずサブプロデューサーを務める。

2009年、『侍戦隊シンケンジャー』にて自身初となる連続テレビドラマのチーフプロデューサーに就任[1]

2019年からは、テレビ企画営業部から別の部署へ異動したことを『魔進戦隊キラメイジャーVSリュウソウジャー』のcinemas PLUSインタビュー記事にて明かされており[4]、以後は東映特撮作品に関っていない。

作風[編集]

自身がチーフプロデューサーを務めた初の作品となる『侍戦隊シンケンジャー』では、アフレコ撮影と16mmフィルムによる撮影を廃止し、新たな撮影法式として「レッド・ワン」を導入したほか、『仮面ライダーウィザード』では、アーノルド&リヒター社のALEXAを導入した。

二度目にチーフプロデューサーを務めた『海賊戦隊ゴーカイジャー』では、海賊というシリーズ史上初のモチーフを選んでいる。これに関しては「最初はもうちょっとおとなしめの、普通っていうと言い方が悪いですが、もっとノーマルな戦隊を考えていました。それで脚本を荒川稔久さんに依頼したところ、『34戦隊がとにかく派手だから、現役の戦隊が地味なんじゃない?』と言われ、35作品記念で大変だから開き直って海賊を選びました」とコメントしている[5]

自身が仮面ライダーシリーズにて初めてチーフプロデューサーを担当した『仮面ライダーウィザード』できだつよしをメインライターに抜擢した理由として、「『クウガ』や『響鬼』を担当したきださんと自分が組んだら、それらとはまた違う味が出るのではという興味心があったから」だと述べている[6]

主な作品[編集]

テレビドラマ[編集]

テレビスペシャル[編集]

映画[編集]

オリジナルビデオ[編集]

その他[編集]

ゲーム監修[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 「SPECIAL CROSS TALK 宇都宮孝明×石垣広文」『東映ヒーローMAX』Vol.43、辰巳出版、2012年、7頁、ISBN 978-4777810819 
  2. ^ 仮面ライダー555 第8話”. 仮面ライダー555(東映公式). 東映. 2013年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月15日閲覧。
  3. ^ a b 『特撮ニュータイプ』2012年4月号、角川書店 
  4. ^ キラメイジャーとリアルにVSしてる!篠宮暁&「リュウソウジャー」プロデューサーズ座談会 | cinemas PLUS
  5. ^ 「2月13日には観たことのない画が観られると思います!」『ハイパーホビー』(2011年3月号)、徳間書店、2011年3月1日、16頁、雑誌コード:17465-03。 
  6. ^ 『仮面ライダー平成』Vol.14 仮面ライダーウィザード
  7. ^ 「戦隊助監しおの今日もいっぱいいっぱい」『宇宙船』Vol.106(2003年5月号)、朝日ソノラマ、2003年5月1日、76頁、雑誌コード:01843-05。 
  8. ^ 第51話の「宇宙忍者ファイル」にて下忍マゲラッパのスーツアクターも演じている[7]