ブランドン・マーシュ (野球)

ブランドン・マーシュ
*Brandon Marsh*
フィラデルフィア・フィリーズ #16
	ロサンゼルス・エンゼルス時代; （2022年7月8日）
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	ジョージア州ビュフォード（英語版）
生年月日	1997年12月18日（26歳）
身長; 体重	6' 4" ＝約193 cm; 215 lb ＝約97.5 kg
選手情報
投球・打席	右投左打
ポジション	外野手
プロ入り	2016年 MLBドラフト2巡目
初出場	2021年7月18日
年俸	$710,000（2022年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ビュフォード高等学校（英語版）; ロサンゼルス・エンゼルス (2021 - 2022); フィラデルフィア・フィリーズ (2022 - );
	この表について

ブランドン・チェイス・マーシュ（Brandon Chase Marsh, 1997年 12月18日 - ）は、アメリカ合衆国ジョージア州グイネット郡ビュフォード（英語版）出身のプロ野球選手（外野手）。右投左打。MLBのフィラデルフィア・フィリーズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

ビュフォード高校時代の最終学年時にはグイネット郡記録となる66安打を放ち、打率.559で首位打者を獲得、さらに4本塁打、25打点、19盗塁、OPSは1.545を記録した^[2]^[3]。野球の他にアメリカンフットボール、バスケットボールもプレーしていた。

プロ入りとエンゼルス時代[編集]

2016年のMLBドラフト2巡目（全体60位）でロサンゼルス・エンゼルスから指名され^[4]プロ入り。なお、契約しない場合はケネソー州立大学（英語版）へ進学の予定であった。

2017年は傘下のパイオニアリーグのルーキー級オレム・オウルズ（英語版）でプロデビュー。39試合に出場して打率.350、4本塁打、44打点、10盗塁を記録した。

2018年はA級バーリントン・ビーズ（英語版）とA+級インランド・エンパイア・シックスティシクサーズ（英語版）でプレーし、2球団合計で127試合に出場して打率.260、10本塁打、70打点、14盗塁を記録した。

2019年はルーキー級アリゾナリーグ・エンゼルスとAA級モービル・ベイベアーズでプレーし、2球団合計で101試合に出場して打率.286、7本塁打、45打点、19盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、メサ・ソーラーソックスに所属した。

2020年オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした^[5]。

2021年は5月のマイナーリーグ開幕から主にAAA級ソルトレイク・ビーズでプレーし、7月18日にメジャーに初昇格した。同日のシアトル・マリナーズ戦に「6番・中堅手」で先発出場してメジャーデビューを果たしたが、4打数無安打だった^[6]。腓腹筋を痛め離脱したマイク・トラウトに代わり主に中堅手を務め、シーズン終盤には打撃不振に陥ったデビッド・フレッチャーに代わり1番打者を任せられて、打率.254、出塁率.317を記録した。なお、この年の7月19日のアスレチックス戦でMLB初安打を記録し、8月25日のオリオールズ戦ではMLB初本塁打を放った。

2022年は開幕40人枠入りし、開幕前にDFAとなったジャスティン・アプトンに代わり主に左翼手を務めた^[7]。

フィリーズ時代[編集]

2022年8月2日にローガン・オーハッピーとのトレードで、フィラデルフィア・フィリーズへ移籍した^[8]。

選手としての特徴・人物[編集]

元僚友のジョー・アデルと共に「マイナー最高」と評される身体能力が売り。とりわけ選球眼に優れている^[9]。

長髪と伸ばし続ける髭がトレードマークとなっている^[10]。

エンジェルス時代は大谷翔平を慕い、現在も仲が良い。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
2021	LAA	70	260	236	27	60	12	3	2	84	19	6	1	1	1	20	0	2	91	3	.254	.317	.356	.672
2022	LAA	93	323	292	34	66	9	2	8	103	37	8	2	3	3	22	1	3	117	2	.226	.284	.353	.637
2022	PHI	41	138	132	15	38	9	2	3	60	15	2	2	0	0	6	0	0	41	2	.288	.319	.455	.774
'22計		134	461	424	49	104	18	4	11	163	52	10	4	3	3	28	1	3	158	4	.245	.295	.384	.679
2023		133	472	404	58	112	25	6	12	185	60	10	2	1	4	59	2	4	144	4	.277	.372	.458	.830
MLB：3年		337	1193	1064	134	276	55	13	25	432	131	26	7	5	8	107	3	9	393	11	.259	.330	.406	.736

2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

年度	球団	左翼（LF）						中堅（CF）						右翼（RF）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2021	LAA	-						70	154	1	1	0	.994	-
2022	LAA	77	136	1	3	1	.979	19	33	0	0	0	1.000	2	4	0	0	0	1.000
2022	PHI	-						40	80	0	0	0	1.000	-
'22計		77	136	1	3	1	.979	59	113	0	0	0	1.000	2	4	0	0	0	1.000
2023		29	24	1	1	0	.962	108	241	0	4	0	.984	7	9	0	0	0	1.000
MLB		106	160	2	4	1	.976	237	508	1	5	0	.990	9	13	0	0	0	1.000

2023年度シーズン終了時

背番号[編集]

16（2021年 - ）

脚注[編集]

^ “Brandon Marsh Contract Details, Salaries, & Earnings” (English). Spotrac. 2022年10月16日閲覧。
^ “Baseball Stats 2016”. gwinnettprepsports.com. 2021年9月26日閲覧。
^ “Marsh to begin pro baseball career after inking deal with Angels”. GWINNETT Daily Post. (2016年7月9日) 2021年9月26日閲覧。
^ “Buford's Brandon Marsh drafted by Los Angeles Angels organization in 2nd round of MLB Draft” (英語). The Gainesville Times (2016年6月10日). 2020年5月21日閲覧。
^ Rhett Bollinger (2020年11月20日). “Angels add Marsh, Rodriguez to 40-man” (英語). MLB.com. 2021年1月11日閲覧。
^ Rhett Bollinger (2021年7月18日). “Halos recall No. 1 prospect Brandon Marsh” (英語). MLB.com. 2021年7月19日閲覧。
^ Angels’ Mike Trout embraces a new workout regimen he hopes will keep him in lineup Orange County Register 2022年4月7日
^ “Phillies To Acquire Brandon Marsh” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年8月2日閲覧。
^ 「2020 プロスペクト・ランキングTOP100」『隔月刊スラッガー』2020年5月号日本スポーツ企画出版社 30頁
^ “”兄弟”大谷翔平と万感グータッチ…マーシュ「ビタースイート」ロン毛にひげのナイスガイは新天地へ【番記者は見た】：中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2022年8月3日閲覧。

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Brandon Marsh stats MiLB.com（英語）
Brandon Marsh (@brandon_marsh22) - X（旧Twitter）

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[1] “Brandon Marsh Contract Details, Salaries, & Earnings” (English). Spotrac. 2022年10月16日閲覧。

[2] “Baseball Stats 2016”. gwinnettprepsports.com. 2021年9月26日閲覧。

[3] “Marsh to begin pro baseball career after inking deal with Angels”. GWINNETT Daily Post. (2016年7月9日) 2021年9月26日閲覧。

[4] “Buford's Brandon Marsh drafted by Los Angeles Angels organization in 2nd round of MLB Draft” (英語). The Gainesville Times (2016年6月10日). 2020年5月21日閲覧。

[5] Rhett Bollinger (2020年11月20日). “Angels add Marsh, Rodriguez to 40-man” (英語). MLB.com. 2021年1月11日閲覧。

[6] Rhett Bollinger (2021年7月18日). “Halos recall No. 1 prospect Brandon Marsh” (英語). MLB.com. 2021年7月19日閲覧。

[7] Angels’ Mike Trout embraces a new workout regimen he hopes will keep him in lineup Orange County Register 2022年4月7日

[8] “Phillies To Acquire Brandon Marsh” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年8月2日閲覧。

[9] 「2020 プロスペクト・ランキングTOP100」『隔月刊スラッガー』2020年5月号日本スポーツ企画出版社 30頁

[10] “”兄弟”大谷翔平と万感グータッチ…マーシュ「ビタースイート」ロン毛にひげのナイスガイは新天地へ【番記者は見た】：中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2022年8月3日閲覧。

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表話編歴フィラデルフィア・フィリーズロースター
投手	49 コルビー・アラード 46 ホセ・アルバラード 68 マックス・カスティーヨ 54 ディラン・コービー（故障者リスト） 58 セランソニー・ドミンゲス 23 ジェフ・ホフマン 50 オリオン・カーケリング（英語版） 43 ユニオル・マルテ 63 マイケル・メルカド（英語版） 57 ニック・ネルソン 27 アーロン・ノラ 56 ルイス・オルティス（英語版）（故障者リスト） 51 リカルド・ピント（英語版） 39 マイケル・ラッカー（英語版）（故障者リスト） 61 クリストファー・サンチェス 30 グレゴリー・ソト 25 マット・ストラム 55 レンジャー・スアレス 22 スペンサー・ターンブル 99 タイフアン・ウォーカー（故障者リスト） 45 ザック・ウィーラー
捕手	13 ラファエル・マルチャン（故障者リスト） 10 J.T.リアルミュート 21 ギャレット・スタッブス
内野手	28 アレク・ボーム 29 ロドルフォ・カストロ 2 コディ・クレメンス 24 ダリック・ホール 3 ブライス・ハーパー（育休リスト） 9 ウィット・メリフィールド -- ホセ・ロドリゲス（英語版） 33 エドムンド・ソーサ 5 ブライソン・ストット 7 トレイ・ターナー 37 ウェストン・ウィルソン（英語版）
外野手	8 ニック・カステヤノス 16 ブランドン・マーシュ 19 クリスチャン・パチェ 18 ヨハン・ロハス
指名打者	12 カイル・シュワーバー
監督・コーチ	59 ロブ・トムソン（監督） 95 マイク・カリトリ（英語版）（ベンチコーチ） 53 ケビン・ロング（打撃コーチ） 92 ダスティン・リンド（英語版）（打撃コーチ補佐） 94 ラファエル・ペーニャ（打撃コーチ補佐） 65 ケイレブ・コーザム（投手コーチ） 93 ブライアン・カプラン（投手コーチ補佐） 38 パコ・フィゲロア（英語版）（一塁コーチ） 64 ダスティ・ワーザン（英語版）（三塁コーチ） 91 シーザー・ラモス（ブルペンコーチ） -- ボビー・ディッカーソン（英語版）（内野守備コーチ） 82 ボブ・スタンポ（ブルペン捕手） 97 ブラッド・フランダース（ブルペン捕手） 98 ヘクター・ラバゴ（ブルペン捕手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2024年4月22日更新