フレイザー・ストッダート
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Sir フレイザー・ストッダート Fraser Stoddart | |
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フレイザー・ストッダート(2016) | |
生誕 |
James Fraser Stoddart 1942年5月24日(82歳) イギリススコットランドエディンバラ |
居住 | アメリカ合衆国 |
国籍 |
イギリス アメリカ合衆国 |
研究分野 | 超分子化学 |
研究機関 |
クイーンズ大学 (1967–70) シェフィールド大学 (1970–1990) バーミンガム大学 (1990–1997) カリフォルニア大学ロサンゼルス校 (1997–2008) ノースウェスタン大学 (2008– ) |
出身校 | エディンバラ大学 (BSc, 1964; PhD, 1966) |
博士論文 | |
博士課程 指導教員 | |
博士課程 指導学生 | David Leigh[要出典] |
主な業績 | 機械的連動分子構造 |
主な受賞歴 | |
配偶者 |
Norma Agnes Scholan [1][2](結婚 1968年; her death 2004年) |
子供 | 2[1] |
公式サイト stoddart | |
プロジェクト:人物伝 |
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サー・フレイザー・ストッダート(Sir James Fraser Stoddart, 1942年5月24日- )は、スコットランドの化学者である。超分子化学とナノテクノロジーを専門分野としている。エディンバラ出身。
分子認識と自己組織化分子を利用したen:Molecular Borromean rings、カテナン、ロタキサンのような機械的連動分子構造の高効率合成を開発した。そして、これらのトポロジーらが分子スイッチや分子モータとして機能することを実証した[3]。
「分子マシンの設計と合成」が評価され、ジャン=ピエール・ソヴァージュ、ベルナルト・L・フェリンハと共に、2016年ノーベル化学賞を受賞した[4]。
キャリア
[編集]1964年エディンバラ大学卒業、1966に化学のPh.D.を取得。
評価
[編集]2016年時点のh指数は130[5]。少なくとも10件の特許を取得し、1000回以上の発表をしている[6]。1997年1月から2007年8月31日までの間に、304文書から合計14,038件引用されている。これはトムソン・ロイターの科学情報研究所 (ISI) での化学者ランキングで3位と評価されている。
栄誉と受賞歴
[編集]2006年12月新年の叙勲式でイギリス女王エリザベス2世からナイト・バチェラー(下級勲爵士)を授与された[7][8]。
会員の地位
[編集]- 2014年 米国科学アカデミー会員[9]
- 2012年 アメリカ芸術科学アカデミー会員[10]
- 2011年 王立化学会名誉フェロー[11]
- 2008年 エディンバラ王立化学会栄誉フェロー[12]
- 2006年 イギリス エリザベス2世からナイト・バチェラー(下級勲爵士)[8]
- 2006年 オランダ王立芸術科学アカデミー科学部門 外国人会員[13]
- 2005年 アメリカ科学振興協会フェロー[14]
- 1999年 ドイツ自然科学アカデミー・レオポルディーナフェロー[15]
- 1994年王立協会フェロー[16]
受賞歴
[編集]- 2025年 グレン・T・シーボーグ・メダル
- 2016年 ノーベル化学賞[17]
- 2014年 王立化学会センテナリー賞[18]
- 2012年 アメリカ シカゴ イリノイ セント・アンドリー・ソサエティー名誉市民賞
- 2010年 エディンバラ公からエディンバラ王立協会ロイヤルメダル[19][20]
- 2008年 王立協会デービーメダル[21]
- 2008年 アーサー・C・コープ賞 (アメリカ化学会)[22]
- 2007年 ファインマン賞実験部門[23]
- 2007年 アルベルト・アインシュタイン世界科学賞[24]
- 2007年 テトラヘドロン賞[25]
- 2007年 キング・ファイサル国際賞[26][27]
- 2007年 Jabir Ibn Hyyan (Geber) Medal (Saudi Chemical Society)
- 2005年 エディンバラ大学卒業生賞[28]
- 2004年 名古屋メダル(MSD生命科学財団)[29]
- 2004年 アーサー・K・ドーリットル賞 (アメリカ化学会)
- 2002年〜2005年 トムソン・ロイター引用栄誉賞
- 1999年 Arthur C Cope Scholar Award (アメリカ化学会)[30]
- 1993年 International Izatt-Christensen Award[31]
出典
[編集]- ^ a b "STODDART, Sir (James) Fraser". Who's Who (英語). Vol. 1997 (online Oxford University Press ed.). Oxford: A & C Black. (要購読、またはイギリス公立図書館への会員加入) (要購読契約)
- ^ “Norma Stoddart (Obituary)”. The Scotsman. (16 February 2004) 27 May 2016閲覧。
- ^ A. Coskun, M. Banaszak, R. D. Astumian, J. F. Stoddart, B. A. Grzybowski, Chem. Soc. Rev., 2012, 41, 19–30
- ^ ノーベル化学賞に欧米3氏分子機械の開発(日本経済新聞)
- ^ “1040 Highly Cited Researchers (h>100) according to their Google Scholar Citations public profiles”. Ranking Web of Universities. 27 May 2016閲覧。
- ^ “List of Publications”. Northwestern University. 27 May 2016閲覧。
- ^ “UCLA’s J. Fraser Stoddart Adds Knight Bachelor to His List of Honors”. UCLA Newsroom (January 4, 2007). 2016年10月6日閲覧。
- ^ a b “Ma'am to the Rescue”. Stoddart Mechanostereochemistry Group (2007年6月13日). 2009年1月19日閲覧。
- ^ “Sir J. Fraser Stoddart, Professor Emeritus of Chemistry and Biochemistry at UCLA, has been elected to the National Academy of Sciences (NAS)”. UCLA (May 1, 2014). 2016年10月6日閲覧。
- ^ “Faculty Members Named AAAS Fellows”. Northwestern News (April 18, 2012). 2016年10月6日閲覧。
- ^ “Who our members are”. Royal Society of Chemistry. 27 May 2016閲覧。
- ^ “Directory 2016/2017”. Royal Society of Edinburgh. 27 May 2016閲覧。
- ^ “J.F. Stoddart”. Royal Netherlands Academy of Arts and Sciences. 14 February 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。14 February 2016閲覧。
- ^ “UCLA Members of the American Association for the Advancement of Science”. UCLA. 26 May 2016閲覧。
- ^ “List of Members: Sir J. Fraser Stoddart”. Leopoldina. 26 May 2016閲覧。
- ^ “James Stoddart Biography”. The Royal Society. 26 May 2016閲覧。
- ^ Staff (5 October 2016). “The Nobel Prize in Chemistry 2016”. Nobel Foundation 5 October 2016閲覧。
- ^ “Centenary Prize 2014 Winner Professor Sir Fraser Stoddart Professor Sir Fraser Stoddart”. Royal Society of Chemistry. 26 May 2016閲覧。
- ^ “Royal Medallists”. The Royal Society Of Edinburgh. 26 May 2016閲覧。
- ^ “Sir Fraser Stoddart Honored With Royal Medal”. Northwestern University (August 3, 2010). 2016年10月6日閲覧。
- ^ “Award Winners Davy Medal”. The Royal Society. 26 May 2016閲覧。
- ^ “Arthur C. Cope Award”. American Chemical Society. 26 May 2016閲覧。
- ^ “2007 Foresight Institute Feynman Prize”. Foresight Institute. 26 May 2016閲覧。
- ^ “Prof. Sir Fraser Stoddart”. World Cultural Council. 26 May 2016閲覧。
- ^ “Tetrahedron Prize for Creativity”. Elsevier. 26 May 2016閲覧。
- ^ “Stoddart Wins King Faisal International Prize”. Chemical & Engineering News 85 (12): 71. (March 19, 2007) 26 May 2016閲覧。.
- ^ “Fraser Stoddart is awarded the 2007 King Faisal International Prize for Science”. California NanoSystems Institute (January 17, 2007). 2016年10月6日閲覧。
- ^ “2005 – Professor J Fraser Stoddart”. The University of Edinburgh. 26 May 2016閲覧。
- ^ “The Nagoya Medal of Organic Chemistry”. Nagoya University. 26 May 2016閲覧。
- ^ “Arthur C. Cope Scholar Awards”. American Chemical Society. 26 May 2016閲覧。
- ^ “Izatt-Christensen Awards”. Brigham Young University. 26 May 2016閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Sir J. Fraser Stoddart Facts Nobel Foundation
カテゴリ:
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