コンテンツにスキップ

ジョナタン・ソラーノ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョナタン・ソラーノ
Jhonatan Solano
ナショナルズ時代
基本情報
国籍  コロンビア
出身地 アトランティコ県バランキージャ
生年月日 (1985-08-12) 1985年8月12日(39歳)
身長
体重
5' 9" =約175.3 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2005年 アマチュアFA
初出場 2012年5月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム コロンビアの旗 コロンビア
WBC 2013年2017年

ジョナタン・ソラーノ・プレシアードJhonatan Solano Preciado , 1985年8月12日 - )は、 コロンビアバランキージャ出身のプロ野球選手捕手)。右投右打。

弟のドノバンもプロ野球選手[1]

経歴

[編集]

2005年、隣国ベネズエラでMLBのトライアウトが行われることを知ると、ヒッチハイクで国境を越えて参加、合格してワシントン・ナショナルズに入団した[1]

2006年は、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ナショナルズでプレーした。この年は、37試合に出場して打率.256、11打点、33安打を記録した[2]

2007年は、A級ヘイガーズタウン・サンズ英語版でプレーした。この年は、83試合に出場して打率.248、3本塁打、28打点、74安打を記録した[2]

2008年は、まずA級ヘイガーズタウンでプレーした。ここでは、16試合に出場して打率.218、1本塁打、5打点、12安打を記録した[2]。その後、A+級ポトマック・ナショナルズへ昇格した。ここでは、68試合に出場して打率.258、4本塁打、24打点、58安打を記録した[2]

2009年は、まずAA級ハリスバーグ・セネターズでプレーした。ここでは、26試合に出場して打率.280、1本塁打、11打点、26安打を記録した[2]。その後、AAA級シラキュース・チーフスへ昇格した。ここでは、63試合に出場して打率.202、1本塁打、17打点、37安打を記録した[2]

2010年は、AA級ハリスバーグでプレーした。ここでは、90試合に出場して打率.252、6本塁打、42打点、80安打を記録した[2]。オフには、ドミニカ共和国ウィンターリーグであるリーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・デ・ラ・レプブリカ・ドミニカーナに参加し、ヒガンテス・デル・シバオ英語版でプレーした。ここでは、5試合に出場した[2]

2011年は、AAA級シラキュースでプレーした。ここでは、78試合に出場して打率.275、5本塁打、33打点、70安打を記録した[2]。オフには、前年も参加したリーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・デ・ラ・レプブリカ・ドミニカーナに参加し、ティグレス・デル・リセイでプレーした。ここでは、36試合に出場して打率.221、1本塁打、12打点、23安打を記録した[2]

2012年は、まずAAA級シラキュースでプレーした。ここでは、13試合に出場して打率.250、2打点、13安打を記録した[2]。5月29日に故障者リストに入ったウィルソン・ラモスに代わってメジャーへ初昇格し、8日前にメジャーデビューしたばかりの弟ドノバンが所属するマイアミ・マーリンズ戦でメジャーデビューを果たし、メジャー初安打も記録した[3]。6月12日のトロント・ブルージェイズ戦で、メジャー初本塁打を記録した[4]。左腹斜筋を痛め、7月17日に故障者リスト入りした[5]。ルーキー級ガルフ・コーストで2試合に出場した後、AA級ハリスバーグで11試合に出場して打率.195、1本塁打、7打点、8安打を記録した[2]が、メジャーに再度復帰することはないままシーズンが終了した。オフの11月には、第3回WBC予選のコロンビア代表に選出された[6]。11月下旬からは、前年も参加したリーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・デ・ラ・レプブリカ・ドミニカーナのティグレス・デル・リセイに2年連続で参加した。ここでは、13試合に出場して打率.333、2本塁打、5打点、12安打を記録した[2]

2013年は、まずAAA級シラキュースでプレーした。ここでは、40試合に出場して打率.214、10打点、30安打を記録した[2]。5月16日にラモスの故障者リスト入りに伴い、メジャーに昇格した[7]

2014年は、AAA級シラキュースでプレーした。この年は、93試合に出場して打率.251、10本塁打、53打点、86安打を記録した[2]。マイナーで自身最多の本塁打を放った[8]が、メジャーに昇格することはなかった。11月18日に自由契約となった[8]。12月6日にマーリンズとマイナー契約を結んだ[9]

2015年の開幕は、40人枠に登録されていたが、傘下のAAA級ニューオーリンズ・ゼファーズで迎えた。その後、ジャロッド・サルタラマッキアの「パタニティリスト」入りに伴って4月24日にメジャー昇格した。6月5日にジェフ・マシスの故障者リストからの復帰に伴ってDFAとなり[10]、6月6日にマイナー契約でAAA級ニューオーリンズに異動した。10月5日に自由契約となり[9]、オフはドミニカ共和国のウィンターリーグでプレーした。12月29日にナショナルズとマイナー契約を結んだ。

2016年はスプリングトレーニングに招待選手として参加したが、メジャー昇格はなくAAA級シラキュース・チーフスに所属したままシーズンを終えた[9]

2017年もスプリングトレーニングに招待選手として参加したが、メジャー昇格はなかった[9]

2018年もスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[9]。4月7日にミゲル・モンテロの育休リスト入りに伴ってメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[11]が、右肘を痛めて試合に出場することなく故障者リスト入りした。オフの11月1日にFAとなった[9]

2019年7月3日に独立リーグ・アメリカン・アソシエーションセントポール・セインツと契約。13試合の出場で打率.213を喫し、8月10日に解雇となる。

詳細情報

[編集]

年度別打撃成績

[編集]
















































O
P
S
2012 WSH 12 37 35 6 11 3 0 2 20 6 1 0 0 0 2 1 0 5 0 .314 .351 .571 .923
2013 24 50 48 2 7 2 0 0 9 2 0 1 0 0 2 0 0 7 4 .146 .180 .188 .368
2015 MIA 7 21 20 1 1 1 0 0 2 2 0 0 0 0 1 0 0 1 0 .050 .095 .100 .195
MLB:3年 43 108 103 9 19 6 0 2 31 10 1 1 0 0 5 1 0 13 4 .184 .222 .301 .523
  • 2018年度シーズン終了時

背番号

[編集]
  • 23(2012年 - 2013年)
  • 8(2015年)

代表歴

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b Jhonatan Solano greets his brother Donovan Solano in the majors with their parents watching
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o Baseball-Reference 参照。2018年4月9日閲覧。
  3. ^ Adam Kilgore (2012年5月29日). “Jhonatan Solano greets his brother Donovan Solano in the majors with their parents watching” (英語). Washington Post. 2018年2月14日閲覧。
  4. ^ Washington Nationals at Toronto Blue Jays Box Score, June 12, 2012” (英語). Baseball Reference. Spotes Reference LLC (2012年6月12日). 2018年2月14日閲覧。
  5. ^ Leon recalled as Solano heads to disabled list” (英語). MLB.com (2012年7月19日). 2018年2月14日閲覧。
  6. ^ 2012 Qualifier Roster” (英語). WBC公式サイト. 2015年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月24日閲覧。
  7. ^ Bill Ladson (2013年5月17日). “Nats place Ramos on 15-day DL with hamstring injury” (英語). MLB.com. https://www.mlb.com/news/nats-place-ramos-on-15-day-dl-with-hamstring-injury/c-47736796 2018年2月14日閲覧。 
  8. ^ a b James Wagner (2014年11月19日). “Nationals release catcher Jhonatan Solano” (英語). Washington Post. https://www.washingtonpost.com/news/nationals-journal/wp/2014/11/19/nationals-release-catcher-jhonatan-solano/ 2018年2月14日閲覧。 
  9. ^ a b c d e f MLB公式プロフィール参照。2019年3月19日閲覧。
  10. ^ Steve Adams (2015年6月5日). “Marlins Designate Jhonatan Solano For Assignment” (英語). MLB Trage Rumors. http://www.mlbtraderumors.com/2015/06/marlins-designate-jhonatan-solano-for-assignment.html 2015年6月8日閲覧。 
  11. ^ Jamal Collier (2018年4月7日). “Nats put Montero on paternity list, DFA Romero” (英語). MLB.com. 2018年4月9日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]