ジェイク・ブリガム

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ジェイク・ブリガム
Jake Brigham
キウム・ヒーローズ時代
(2019年5月19日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州ウィンターガーデン
生年月日 (1988-02-10) 1988年2月10日(36歳)
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2006年 MLBドラフト6巡目(全体178位)でテキサス・レンジャーズから指名
初出場 MLB / 2015年6月30日
NPB / 2016年4月14日
KBO / 2017年5月18日
CPBL / 2021年3月19日
最終出場 NPB / 2016年7月20日
KBO / 2021年7月7日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジェイコブ・ダニエル・ブリガムJacob Daniel Brigham1988年2月10日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州ウィンターガーデン出身のプロ野球選手投手)。

NPBでの登録名は「ジェイク・ブリガム[1]CPBLでの登録名は「布里悍」。

叔父に捕手としてシカゴ・ホワイトソックスで活躍したロン・カーコバイスがいる[2]

経歴[編集]

プロ入りとマイナー時代[編集]

2006年MLBドラフト6巡目(全体178位)でテキサス・レンジャーズに指名され、プロ入り。2008年にはトミー・ジョン手術を受けたため、全休している[3]

2012年7月31日にジオバニー・ソトとのトレードで、シカゴ・カブスへ移籍した[4]。11月20日にバレット・ルー英語版および後日発表選手とのトレードでレンジャーズへ復帰したが、11月30日にFAとなった[5]。12月6日にマイナー契約を結び、2013年のスプリングトレーニングに参加した[5]。2013年はメジャー昇格はなく、オフの11月4日にFAとなった[5]

2013年11月20日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結び、2014年のスプリングトレーニングに参加した[5]。同年もメジャー昇格はなくオフにFAとなった。

ブレーブス時代[編集]

2014年11月20日、アトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んだ[5]2015年6月27日にメジャー契約を結びロースター入り[5]、6月30日のワシントン・ナショナルズ戦に中継ぎで登板し、メジャーデビューを果たした。マイナーリーグではおもに先発投手を務め、10勝4敗、防御率3.46の成績だった[6]

楽天時代[編集]

2015年12月20日、東北楽天ゴールデンイーグルスと契約合意したことが発表され、背番号は17に決まった[7]2016年1月29日にラダメス・リズジャフェット・アマダーと共に入団会見が行われた[8]

4月14日に出場選手登録され[9]、同日の対千葉ロッテマリーンズ戦に来日初登板・初先発し、7回を投げ被安打7、奪三振5、与四死球4、7失点(自責点6)で敗戦投手になった[10][11]。5月14日の対ロッテ戦では1点リードの4回2死の場面に3番手で登板し、1/3回を投げ2失点(自責点1)で初ホールドを記録した(5回無死で降板)[12]。11月19日、2017年の契約を行わず退団が決まったことが球団から発表され[13]、12月2日付で自由契約選手となった[14]

タイガース傘下時代[編集]

2017年1月10日、デトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだが、タイガース傘下のマイナーリーグチームでは1試合も登板しなかった。

ネクセン・第一次キウム時代[編集]

2017年5月4日、不振により退団したショーン・オサリバンの代役として、韓国プロ野球ネクセン・ヒーローズ(2019年よりキウム・ヒーローズに改称)と契約し[15]、同年は10勝を記録した。

2018年は11勝、2019年は13勝を記録。

2020年は9勝と2ケタ勝利に届かず、同年限りでキウムとの契約を終えた[16]

第一次・味全時代[編集]

2020年12月26日、CPBL味全ドラゴンズと契約したことが発表された[17]。2021年4月15日、2020年まで所属していたキウム・ヒーローズとの契約が発表されるも、契約の関係で4月まで味全の試合に出場した[18]

第二次キウム時代[編集]

2021年5月13日よりキウムに復帰した。キウムでは10試合に先発登板し、7勝3敗、防御率2.95の成績を残していたが、7月7日の試合を最後に妻の看病のためアメリカに帰国し、その後も再合流が難しいことから、9月4日に双方合意のもと任意脱退選手となり退団した[19]

第二次・味全時代[編集]

2022年1月5日、味全と契約し台湾球界に復帰した[20]

選手としての特徴[編集]

平均球速147km/hのフォーシームツーシームが主体の速球派投手で、スライダーを最大の武器とする。他にはチェンジアップカーブも投げるが、投球頻度はかなり少ない。実質、速球2種とスライダーの3球種で勝負している[21]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2015 ATL 12 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 84 16.2 28 1 8 1 1 12 2 0 16 16 8.64 2.16
2016 楽天 11 4 0 0 0 0 3 0 1 .000 155 34.1 39 3 16 0 5 27 1 1 24 20 5.24 1.60
2017 ネクセン
キウム
24 24 0 0 0 10 6 0 0 .625 619 144.0 166 17 26 0 13 98 8 0 77 70 4.38 1.33
2018 31 30 2 1 0 11 7 0 1 .611 829 199.0 188 19 50 0 19 175 4 0 89 85 3.84 1.20
2019 28 28 0 0 0 13 5 0 0 .722 669 158.1 148 5 46 0 12 130 7 1 62 52 2.96 1.23
2020 21 21 0 0 0 9 5 0 0 .643 456 107.0 98 6 42 1 5 105 8 0 45 43 3.62 1.31
2021 味全 8 8 0 0 0 4 1 0 0 .800 173 45.1 30 0 6 0 2 31 1 0 6 3 0.60 0.79
キウム 10 10 0 0 0 7 3 0 0 .700 250 61.0 49 6 26 0 4 49 3 0 25 20 2.95 .23
MLB:1年 12 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 84 16.2 28 1 8 1 1 12 2 0 16 16 8.64 2.16
NPB:1年 11 4 0 0 0 0 3 0 1 .000 155 34.1 39 3 16 0 5 27 1 1 24 20 5.24 1.60
KBO:5年 114 113 2 1 0 50 26 0 0 .658 2823 669.1 649 53 190 1 53 557 30 1 298 270 3.63 1.25
CPBL:1年 8 8 0 0 0 4 1 0 0 .800 173 45.1 30 0 6 0 2 31 1 0 6 3 0.60 0.79
  • 2021年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰[編集]

CPBL

記録[編集]

NPB投手記録

背番号[編集]

  • 63 (2015年)
  • 17 (2016年)
  • 8 (2017年 - 2020年、2021年5月 - 同年9月)
  • 87 (2021年3月 - 同年4月)
  • 43 (2022年 - 2023年)

脚注[編集]

  1. ^ 個人年度別成績 【ブリガム (東北楽天ゴールデンイーグルス)】 NPB.jp 日本野球機構
  2. ^ [1]
  3. ^ 「2015メジャーデビュー全254選手リスト」『月刊スラッガー』2016年3・4月合併号 日本スポーツ企画出版社 53頁
  4. ^ "Rangers acquire Soto and cash considerations from Cubs" (Press release) (英語). MLB.com (Texas Rangers). 31 July 2012. 2016年4月18日閲覧
  5. ^ a b c d e f MLB公式プロフィール参照。2017年1月11日閲覧。
  6. ^ 楽天が151キロ&シンカー変幻右腕ブリガム獲得へ 日刊スポーツ 2015年12月11日紙面から
  7. ^ ジェイク・ブリガム選手の契約合意に関して 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト 2015年12月20日配信
  8. ^ 新外国人選手の会見について 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト 2016年1月29日配信
  9. ^ 公示(出場選手登録・抹消) 2016年4月 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト
  10. ^ 楽天・ブリガム 来日初登板は7回7失点「精度を上げないと」 スポニチ Sponichi Annex 2016年4月14日掲載
  11. ^ 2016年4月14日 楽天イーグルス 対 千葉ロッテ 成績詳細 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト
  12. ^ 2016年5月14日 千葉ロッテ 対 楽天イーグルス 成績詳細 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト
  13. ^ 外国人選手の退団に関して 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト 2016年11月19日配信
  14. ^ 2016年度公示 自由契約選手”. NPB.jp 日本野球機構 (2016年12月2日). 2017年1月11日閲覧。
  15. ^ 새 외국인 투수 제이크 브리검 영입” (朝鮮語). 넥센히어로즈 (2017年5月4日). 2017年5月5日閲覧。
  16. ^ https://www.heroesbaseball.co.kr/story/heroesNews/view.do?num=19845
  17. ^ https://twitter.com/gocpbl/status/1342773377300230144?s=21
  18. ^ https://www.heroesbaseball.co.kr/story/heroesNews/view.do?num=20079
  19. ^ 외국인 투수 브리검 임의탈퇴 공시 요청” (朝鮮語). 키움히어로즈 (2021年9月4日). 2021年9月5日閲覧。
  20. ^ https://tw.appledaily.com/sports/20220105/HQQK66IHRRA43OKDIUCXTGKXFA/
  21. ^ Jake Brigham Pitch Data” (英語). The Baseball Cube. 2016年11月21日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]