STARDOM DREAM QUEENDOM

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STARDOM DREAM QUEENDOMスターダムプロレス興行。また、同興行を扱うPPVの名称。

概要[編集]

スターダムの年間最終興行であり、2022年までは年間最大クラスの興行であった。毎年12月29日に両国国技館にて行われる。

例年、5★STAR GP期間後半のビックマッチ(主に最終日の優勝決定戦)で開催が発表される。

STARDOM DREAM QUEENDOM 2021[編集]

STARDOM DREAM QUEENDOM 2021
情報
主催 スターダム
開催日 2021年12月29日
観客数 3,039人(満員)
都市 東京都墨田区
会場 両国国技館
STARDOM DREAM QUEENDOM年表

初開催 STARDOM DREAM QUEENDOM 2021 JRA中山競馬場 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2022

9月25日、大田区総合体育館での「STARDOM 5★STAR GP2021優勝決定戦」にて8年ぶりの両国国技館進出となる大会、「STARDOM RYOGOKU DREAM QUEENDOM 2021~両国美神王国~」を12月29日に開催することを発表した[1]。その後、タイトルが「STARDOM DREAM QUEENDOM 2021」と改題された。

◆5WAYバトル 10分1本勝負
フキゲンです★ 6分30秒
後方回転エビ固め
月山和香
※もう三人はレディ・C、鹿島沙希、吏南
◆フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
羽南 5分20秒
バックドロップホールド
琉悪夏
※第7代王者の琉悪夏が3度目の防衛に失敗。羽南が第8代王者となる
◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
なつぽい
ひめか
舞華
13分23秒
みちのくドライバーⅡ→体固め
桜井まい
ウナギ・サヤカ
白川未奈
◆ハイスピード選手権試合 3WAYバトル 30分1本勝負
スターライト・キッド 7分56秒
横入式エビ固め
コグマ
※もう一人はAZM
※第21代王者のスターライト・キッドが4度目の防衛に成功
◆ジュリア復帰戦&小波ラストマッチ 30分1本勝負
ジュリア 12分6秒
グロリアスドライバー→片エビ固め
小波
◆10周年記念タッグマッチ:スターダム・リユニオン 30分1本勝負
彩羽匠
岩谷麻優
15分36秒
ムーンサルト・プレス→片エビ固め
葉月
渡辺桃
◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
上谷沙弥 21分59秒
フェニックス・スプラッシュ→片エビ固め
中野たむ
※第15代王者の中野たむが7度目の防衛に失敗。上谷沙弥が第16代王者となる
◆ワールド・オブ・スターダム&SWA世界 二冠選手権試合 時間無制限1本勝負
朱里 36分33秒
朱世界→片エビ固め
林下詩美
※第13代ワールド・オブ・スターダム王者の林下詩美が10度目の防衛に失敗。

※第7代SWA王者の朱里が9度目の防衛に成功するとともに、第14代ワールド・オブ・スターダム王者となる

主な出来事[編集]

  • 2022年3月26日、27日に両国国技館で「STARDOM WORLD CLIMAX 2022」を2日連続開催することを発表した[2]
  • 小波がこの大会を最後にスターダムを退団。

STARDOM DREAM QUEENDOM 2022[編集]

JRA中山競馬場 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2022
情報
主催 スターダム
開催日 2022年12月29日
観客数 3,868人
都市 東京都墨田区
会場 両国国技館
STARDOM DREAM QUEENDOM年表

STARDOM DREAM QUEENDOM 2021 JRA中山競馬場 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2022 STARDOM DREAM QUEENDOM 2023

2022年9月11日に横浜武道館にて行われた、『5★STAR GP 2022横浜大会』にて開催を発表[3]。12月29日の両国国技館での開催は2年連続となる。

JRAが冠協賛に就任し、中山競馬場が冠スポンサーとなった[4]

対戦カード[編集]

第0試合 ◆スターダム・ランブル 時間無制限
○S・S・スターダム・マシン
○S・S・スターダム・ジャイアント・マシン
20分53秒
フライングボディプレス→体固め
天咲光由
退場順:①レディ・C、②妃南、③稲葉ともか、④吏南、⑤水森由菜、⑥SAKI、⑦月山和香、⑧菊タロー、⑨ゴキゲンです☆、⑩ラム会長
第1試合 ◆ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
AZM 9分39秒

ヌメロウノ

清水ひかり
※第22代王者のAZMが9度目の防衛に成功
第2試合 ◆プレ・トライアングルダービー 15分1本勝負
向後桃
羽南
岩谷麻優
12分4秒
ドラゴンスープレックスホールド
葉月
コグマ
飯田沙耶
第3試合 ◆タッグマッチ 15分1本勝負
ウナギ・サヤカ
白川未奈
10分13秒
グラマラスドライバーMINA→片エビ固め
テクラ
桜井まい
第4試合 ◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権 次期挑戦者決定3WAYバトル 15分1本勝負
ひめか
舞華
10分6秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め
琉悪夏
刀羅ナツコ
※もう一チームはMIRAI壮麗亜美
第5試合 ◆スペシャル・シングルマッチ 15分1本勝負
KAIRI 15分00秒
時間切れ引き分け
林下詩美
第6試合 ◆アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 ハードコアマッチ 30分1本勝負
柊くるみ
鈴季すず
世羅りさ
15分54秒
ジャーマンスープレックスホールド
渡辺桃
スターライト・キッド
鹿島沙希
※第27代王者組の鹿島沙希&スターライト・キッド&渡辺桃が6度目の防衛に失敗。世羅りさ&鈴季すず&柊くるみが第28代王者組となる
第7試合 ◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
優宇
高橋奈七永
15分57秒
ラストライド→エビ固め
なつぽい
中野たむ
※第15代王者組の中野たむ&なつぽいが3度目の防衛に失敗。高橋奈七永&優宇が第16代王者組となる
第8試合 ◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
上谷沙弥 16分33秒
フランケンシュタイナー
梅咲遥
※第16代王者の上谷沙弥が12度目の防衛に成功
第9試合 ◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
ジュリア 29分51秒
バーミリオン→片エビ固め
朱里
※第14代王者の朱里が11度目の防衛に失敗。ジュリアが第15代王者となる

主な出来事[編集]

  • 大会開催前、新たに導入される選手バスのお披露目が行われた[5][6]
  • 第0試合でスーパー・ストロング・スターダム・ジャイアント・マシンが初登場。なお、その試合では2人が勝利するというバトルロイヤルでは珍しい決着となった。
  • 第1試合終了後、翌年4月23日に横浜アリーナにて「ALLSTAR GRAND QUEENDOM 2023」を開催することが発表された。
  • 第3試合で白川未奈が負傷から復帰。試合後、白川未奈がウナギ・サヤカを急襲しタッグチームの「ピンクカブキ」の解散を突きつける。そして、ザイヤ・ブルックサイドマライア・メイを呼び込み、白川とザイヤ、マライアの3名での新タッグ「Club Venus」結成を発表[7]
  • 「ギャン期」であったウナギ・サヤカがこの大会をもってスターダムを離脱。
  • 第4試合で勝利し、ゴッデス王座の挑戦権を手にした舞華&ひめか組は、翌年2月に優宇&高橋奈七永組に挑戦するも敗れた。
  • 上谷沙弥がワンダー王座の防衛に成功したため、防衛期間が一年を突破した。
  • メインイベントではジュリアが新技バーミリオンを初披露。なお、公式記録ではグロリアス式ノーザンライトボムとなっている。

STARDOM DREAM QUEENDOM 2023[編集]

JRA中山競馬場 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2023
情報
主催 スターダム
開催日 2023年12月29日
観客数 3,063人
都市 東京都墨田区
会場 両国国技館
STARDOM DREAM QUEENDOM年表

JRA中山競馬場 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2022 JRA中山競馬場 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2023

2022年9月30日に横浜武道館にて行われた、『STAR☆VERSE Presents 5★STAR GP 2023~優勝決定戦~Supported by SoftBank』にて開催を発表[8]。12月29日の両国国技館での開催は3年連続となる。

JRAが冠協賛に2年連続で就任し、中山競馬場が2年連続冠スポンサーとなった[9]

興行の様子はペイ・パー・ビュー方式によるインターネット配信が行われていたが、インターネット回線に不具合が発生し第8試合の途中でライブ配信が止まる事態が発生するなど、配信トラブルが発生[10]。PPV視聴料は全額返金となってYouTubeで興行全編が期間限定で無料配信される異例の事態となり[11]、翌日の会見でブシロードファイト社長の岡田太郎が謝罪した[12]

対戦カード[編集]

第1試合 ◆6人タッグマッチ 15分1本勝負
稲葉あずさ
弓月
天咲光由
7分1秒
ローリングアロー
玖麗さやか
八神蘭奈
HANAKO
第2試合 ◆4WAYタッグバトル 15分1本勝負
鹿島沙希
壮麗亜美
7分25秒
ブルーサンダー→片エビ固め
SAKI
水森由菜
※もう二組はテクラ桜井まい組、妃南レディ・C
第3試合 ◆岩谷麻優復帰戦 8人タッグマッチ 20分1本勝負
葉月
羽南
飯田沙耶
岩谷麻優
10分55秒
ムーンサルトプレス→片エビ固め
スターライト・キッド
フキゲンです★
吏南
琉悪夏
第4試合 ◆6人タッグマッチ 20分1本勝負
優宇
高橋奈七永
AZM
11分41秒
ワンセコンドEX→片エビ固め
星来芽依
白川未奈
朱里
第5試合 ◆ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<王者組>
上谷沙弥
林下詩美
16分22秒
トーチャーラックボム→エビ固め
<挑戦者組>
渡辺桃
刀羅ナツコ
※第30代王者組の林下詩美&上谷沙弥組が初防衛に成功
第6試合 ◆STRONG女子選手権試合 30分1本勝負
<王者>
ジュリア
17分2秒
ボナノテ→TKO
<挑戦者>
メーガン・ベーン
※第2代王者のジュリアが7度目の防衛に成功
第7試合 ◆ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<挑戦者>
安納サオリ
24分43秒
ジャパニーズオーシャンスープレックスホールド
<王者>
MIRAI
※第19代王者のMIRAIが4度目の防衛に失敗。安納サオリが第20代王者となる
第8試合 ◆ワールド・オブ・スターダム選手権 王座決定戦 30分1本勝負
舞華 20分39秒
みちのくドライバーⅡ→片エビ固め
鈴季すず
※舞華が第17代ワールド・オブ・スターダム王者となる

主な出来事[編集]

  • 第1試合で弓月が自力初勝利を果たす。
  • 第1試合終了後、10月から負傷欠場している中野たむが登場。ファンに向けてメッセージを発した[13]
  • 第3試合で岩谷麻優が右手小指の脱臼から約1ヶ月半ぶりに復帰した[14]
  • メインイベント終了後、ジュリアが鈴季すずに対して共闘を持ちかけ、鈴季がそれを受諾[15]。1月4日の東京ドームシティホール大会の対戦カードが変更された[12]
  • メインイベント終了後、勝利した舞華のもとに、2023年春に引退した元タッグパートナーのひめかが登場。舞華を祝福した[16]

脚注[編集]

  1. ^ 【★特報★】12・29両国国技館大会がど~んと決定!スターダムの2021年ラストマッチに集結せよっ!”. スターダム✪STARDOM. 2023年10月2日閲覧。
  2. ^ (日本語) 【★両国2Days★】『LECクリンぱっ!presents STARDOM WORLD CLIMAX 2022 in 両国国技館 Day1 & Day2』開催決定!【STARDOM】, https://www.youtube.com/watch?v=Bt_3Eu_bG4k 2023年10月2日閲覧。 
  3. ^ https://twitter.com/wwr_stardom/status/1568879047312285696”. X (formerly Twitter). 2023年9月30日閲覧。
  4. ^ 【お知らせ】STARDOMの年末ビッグマッチにJRA中山競馬場の冠協賛が決定!”. スターダム✪STARDOM. 2023年10月18日閲覧。
  5. ^ reserved, Copyright (c) 2020 World Wonder Ring STARDOM, All rights. “【宇宙一かわいいバス】全国を巡る“STARDOMバス”が爆誕! 岩谷麻優選手「デザイン可愛すぎ!! 写真撮って!」”. スターダム✪STARDOM. 2023年9月30日閲覧。
  6. ^ reserved, Copyright (c) 2020 World Wonder Ring STARDOM, All rights. “【12・29両国直前情報】開場時間が15:30に変更! 15:45より《選手バス》お披露目あり! 第0試合は16:20スタート!”. スターダム✪STARDOM. 2023年9月30日閲覧。
  7. ^ 【スターダム】白川未奈が復帰戦で勝利もウナギ・サヤカと決別!クラブビーナス結成「自分の勢力を拡大するためにこの道を選んだ」 | プロレスTODAY” (2022年12月29日). 2023年9月30日閲覧。
  8. ^ https://twitter.com/wwr_stardom/status/1708024120259264580”. X (formerly Twitter). 2023年10月18日閲覧。
  9. ^ reserved, Copyright (c) 2020 World Wonder Ring STARDOM, All rights. “年末のSTARDOMはJRA中山競馬場とコラボ! 第68回有馬記念(GI)をSTARDOMが盛り上げます!!”. スターダム✪STARDOM. 2023年12月30日閲覧。
  10. ^ スターダム✪STARDOMのツイート”. Twitter. 2023年12月31日閲覧。
  11. ^ 【お詫び】昨日の両国国技館大会のPPV購入のお客様へ全額返金対応を行います”. スターダム✪STARDOM. 2023年12月30日閲覧。
  12. ^ a b 12・29東京・両国国技館大会の一夜明け会見”. スターダム✪STARDOM. 2023年12月30日閲覧。
  13. ^ 【スターダム】中野たむ 両国で涙の復活宣言「必ず一番星に返り咲きます!」”. 東スポWEB (2023年12月29日). 2023年12月30日閲覧。
  14. ^ 【スターダム】IWGP女子王者・岩谷麻優 1か月半ぶり復帰戦で躍動「このままベルトを防衛したい」”. 東スポWEB (2023年12月29日). 2023年12月30日閲覧。
  15. ^ 【スターダム】鈴季すずが〝姉貴分〟ジュリアと再共闘「プロレス界の顔になるまで、こうご期待」”. 東スポWEB (2023年12月30日). 2023年12月30日閲覧。
  16. ^ 舞華が見せた弱さ、強さになってスターダム・ワールド王座初戴冠 ひめかと涙の抱擁「今から女帝時代」|よろず〜ニュース”. よろず〜ニュース (2023年12月30日). 2023年12月30日閲覧。

外部リンク[編集]