ドキドキ文芸部!

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ドキドキ文芸部!
Doki Doki Literature Club!
ジャンル ビジュアルノベル
対応機種
開発元 チーム・サルバト
デザイナー ダン・サルバト
シナリオ ダン・サルバト
プログラマー ダン・サルバト
音楽 ダン・サルバト
美術 Satchely、Velinquent
人数 1人
メディア ダウンロード
発売日
  • 世界の旗 Win/Mac/Linux: 2017年9月22日
  • 世界の旗 Steam: 2017年10月6日
エンジン Ren'Py
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ドキドキ文芸部![1]』(ドキドキぶんげいぶ!、: Doki Doki Literature Club!、通称: DDLC[2])は、チーム・サルバトによって開発されたビジュアルノベル

WindowsmacOSLinux[3]版は2017年9月22日に、その後Steam10月6日にリリースされた。

概要[編集]

学校の文芸部に入部した男子高校生と、四人の女子部員との交流を扱っている。

プレイヤーの選択に応じて分岐するストーリーと複数のエンディングが用意された、ほぼ線形のストーリーを特徴としている。一見、軽快な美少女ゲームであるように見えるが、実際には第四の壁を壊すサイコロジカルホラーゲームである[4]

本作はビジュアルノベルなので、プレイの大部分はストーリーがどの方向を取るのかに影響を与えず、プレイヤーが文章を読むことで構成される。ゲームの最初に、プレイヤーは主人公の名前を入力し、その名前をもつ主人公の視点でストーリーが進んでいく。ゲームのいくつかの時点で、プレイヤーはストーリーの進行に影響を与える可能性のある選択肢の中から一つを選ぶように促される。本作には、文芸部の活動の一環として、の執筆をするという特徴がある[5]。プレイヤーは次々と提示される語群リストの中から、詩を構成する単語を一つずつ選択する。少女たちにはそれぞれ単語の好みがあり、好きな単語が選ばれた時にキャラクターのアイコンが反応を見せる。プレイヤーがいずれかの少女に気に入られるように詩を書き、適切な選択肢を選ぶと、その少女に関する追加のイベントシーンを解禁することができる。プレイヤーがプレイ中に見たイベントシーンによってエンディングが変化する。

本作のMODとして「Monika After Story」がSTEAMにて配布されており、非公式だがモニカとの会話やゲームが出来るようになっている。

あらすじ[編集]

ゲームアニメが大好きな男子高校生である主人公はある日、幼馴染の少女サヨリから、彼女が副部長を務める文芸部に誘われる。文芸部には彼女の他に、部長にしてクラスの人気者であるモニカと、部員のナツキとユリがいた。主人公はこの美少女ばかりの文芸部に入部し、詩を書いてみんなで見せあったり、部員の誰かと一緒に過ごしたりして、四人のヒロインの少女たちとの仲を深めていく。

登場人物[編集]

モニカ(: Monika
文芸部の創設者、部長で、才色兼備のクラスの人気者。主人公とは前年のクラスメートであった。部長としてはカリスマ性を発揮する一方で、他者の言い争いを仲裁するのは苦手。
サヨリ(: Sayori
文芸部の副部長で主人公の幼馴染。いつも笑顔で部の雰囲気を良くするムードメーカー。食いしん坊であり、学校に遅刻してでも朝食をとることを優先する。
ナツキ(: Natsuki
文学部の部員。文芸部の中では最年少で、背が低く、言動も子供っぽいところがある。性格は典型的なツンデレであるが、Yuriと仲良くしたいと主人公に伝えるなど根は優しい。漫画が好きであり、漫画も文学であると主張して部室でも漫画を読んでいるが、周囲から漫画は子供のものだという観念を押しつけられることにうんざりしており、主人公が漫画を読むと知ると親近感を抱く。
ユリ(: Yuri
文学部の部員。読書が大好きで、人付き合いが苦手な人見知り。常に丁寧語で話す。ファンタジーやホラーなどあらゆる文学を好み、好きな文学の話になると堰を切ったように語りだす。背が高くスタイルも良いが、体のことで他人にからかわれたことも彼女の性格に繋がっている。

開発とリリース[編集]

本作はニュージャージー州在住、ラトガース大学でITを専攻していた[6]ダン・サルバトが率いるチームによって、推定2年間で開発された。彼は処女作となる本作を開発していることを秘密にしていた[7]。本作を発表する前、サルバトはTwitch用の「FrankerFaceZ」拡張機能[7]、『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』のMod作業[8]、およびスーパーマリオメーカーのカスタム[9][10]で知られていた。

『ドキドキ文芸部!』は2017年9月22日にitch.ioで最初にリリースされ、その後Steamでもリリースされた[11]。このゲームはフリーウェアで利用できるが、Pay what you wantで収益化されている。10ドル以上を支払うと、デスクトップやモバイルの壁紙、ゲームの公式サウンドトラック、デジタルコンセプトアートのブックレットを含む「ファンパック」が購入できる[12]。また、キーチェーン等のグッズの販売も行っている。

サルバトによれば、ゲームのインスピレーションは、アニメへの彼の「愛憎関係」とも表現される複雑な気持ちと、超現実的で不安定な経験に由来している[7]

本作がリリースされると、PC Gamerは「今年の最も驚くべきゲームの1つ」と呼び、そのメタフィクションとホラーの要素は批評家による称賛を受けた[13]

反響[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
Jeuxvideo.com18/20[14]
Multiplayer.it9/10[15]
RPGFan90%[16]

リリース後、本作はすぐにカルト的な支持を得た[7]。Steamでは11万件以上のレビューが投稿され[11]、「圧倒的に好評」の評価を得た。国別ユーザー比率では、通常中国が著しく優勢となる傾向のある美少女タイトルとしては異例なことに、アメリカ合衆国が35%近くでトップとなっている[17]。本作は2018年5月19日時点で350万回以上ダウンロードされた[18]

IGNのベストオブ2017アワードでは、「ベストPCゲーム部門」[19]、「ベストアドベンチャーゲーム部門」(総合準優勝でもあった)[20]、「ベストストーリー部門」[21]、「最も革新的部門」[22]の読者投票賞を受賞した。エレクトロニック・ゲーミング・マンスリーでは、「2017年の25のベストゲーム」にランクインした[23]。また、2018年SXSWゲーム賞で、「マシュー・クランプ文化イノベーション賞」を受賞し[24]、「今年のトレンディング・ゲーム賞」にノミネートされた[25]。第18回ゲーム・デベロッパーズ・チョイス・アワード新人賞では佳作に選ばれた[26]

2019年11月4日、Polygonは本作を「2010年代における100のベストゲーム」の第66位に位置付けた[27][注 1]。『ペースト』は、本作を「2010年代における25のベストホラーゲーム」の19番目に選出した[29]

日本においては、ドワンゴピクシブが主催した「ネット流行語100 2018」において、『Doki Doki Literature Club!』が第65位にランキング入りした[30]

賞歴・ノミネート歴[編集]

部門 結果 備考 出典
2017年 IGN's Best of 2017 ベストPCゲーム賞 ノミネート People's Choice受賞 [19]
ベストアドベンチャーゲーム賞 次点 People's Choice受賞 [20]
ベストストーリー賞 ノミネート People's Choice受賞 [21]
最も革新的賞 ノミネート People's Choice受賞 [22]
2018年 Steamアワード 2017 言語に絶するで賞 ノミネート [31]
SXSWゲーム賞 マシュー・クランプ文化イノベーション賞 受賞 [24]
今年のトレンディング・ゲーム賞 ノミネート [25]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 第1位は『Minecraft』、第2位は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が選ばれている[28]

出典[編集]

  1. ^ 日本語 – Team Salvato”. チーム・サルバト 公式サイト 日本語ページ. 2018年5月24日閲覧。
  2. ^ Team Salvato”. チーム・サルバト 公式サイト. 2018年5月24日閲覧。
  3. ^ Doki Doki Literature Club!”. DDLC公式サイト. 2017年10月24日閲覧。
  4. ^ Josuweit, Amy (2017年10月31日). “Doki Doki Literature Club is a hidden horror game for the internet age”. Rock, Paper, Shotgun. 2017年10月31日閲覧。
  5. ^ Rose, Victoria (2017年10月22日). “Doki Doki Literature Club is an uncontrollably horrific visual novel”. Polygon. 2017年10月22日閲覧。
  6. ^ DanSalvatoの2015-03-26のツイート2018年1月6日閲覧。
  7. ^ a b c d Jackson, Gita (2017年10月20日). “Doki Doki Literature Club's Horror Was Born From A Love-Hate Relationship With Anime”. Kotaku. 2017年10月29日閲覧。
  8. ^ Good, Owen (2015年9月13日). “Powerful mod adds replay feature to Super Smash Bros. Melee”. Polygon. 2017年10月18日閲覧。
  9. ^ Blain, Louise (2015年10月9日). “P is for Pain is the new contender for Mario Maker's hardest level”. Games radar. 2017年10月18日閲覧。
  10. ^ Eversion-Inspired Super Mario Maker Level Uses Doors In An Ingenious Way”. Silliconera (2017年9月21日). 2017年10月18日閲覧。
  11. ^ a b Doki Doki Literature Club! on Steam”. Valve Corporation. 2019年5月10日閲覧。
  12. ^ Doki Doki Literature Club Fan Pack on Steam”. Valve Corporation. 2017年10月18日閲覧。
  13. ^ Wright, Steven (2017年10月26日). “Doki Doki Literature Club! hides a gruesome horror game under its cute surface”. PC Gamer. 2017年10月26日閲覧。
  14. ^ VisualNovelist (2017年11月19日). “Test : Doki Doki Literature Club : ne jamais se fier aux apparences” (French). Jeuxvideo.com. 2019年5月10日閲覧。
  15. ^ Simone Tagliaferri (2017年10月20日). “La recensione di Doki Doki Literature Club!”. multiplayer.it. 2019年5月12日閲覧。
  16. ^ RPGFan Review - Doki Doki Literature Club”. Rpgfan.com. 2018年5月13日閲覧。
  17. ^ カルト的人気の海外産美少女ノベル『Doki Doki Literature Club!』200万DL突破―Steamで圧倒的に好評”. Game*Spark (2018年1月16日). 2018年1月23日閲覧。
  18. ^ Doki Doki Literature Club Creator, Dan Salvato, joins AX 2018!”. アニメ・エキスポ. 2018年6月25日閲覧。
  19. ^ a b Best of 2017 Awards: Best PC Game”. IGN (2017年12月20日). 2018年1月2日閲覧。
  20. ^ a b Best of 2017 Awards: Best Adventure Game”. IGN (2017年12月20日). 2018年1月2日閲覧。
  21. ^ a b Best of 2017 Awards: Best Story”. IGN (2017年12月20日). 2018年1月2日閲覧。
  22. ^ a b Best of 2017 Awards: Most Innovative”. IGN (2017年12月20日). 2018年1月2日閲覧。
  23. ^ EGM staff (2017年12月28日). “EGM's Best of 2017: Part Two: #20 ~ #16”. EGMNow. 2018年2月14日閲覧。
  24. ^ a b Here are the 2018 SXSW Gamer’s Voice Awards Winners”. IGN. 2018年3月21日閲覧。
  25. ^ a b McNeill, Andrew (2018年1月31日). “Here Are Your 2018 SXSW Gaming Awards Finalists!”. SXSW. 2018年2月14日閲覧。
  26. ^ 業界人が選ぶゲームアワード「GDC Awards」第18回ノミネート作品発表!”. Game*Spark (2018年1月6日). 2019年5月12日閲覧。
  27. ^ The 100 best games of the decade (2010-2019): 100-51”. Polygon (2019年11月4日). 2019年11月9日閲覧。
  28. ^ The 100 best games of the decade (2010-2019): 10-1”. Polygon (2019年11月4日). 2019年11月9日閲覧。
  29. ^ The 25 Best Horror Games of the 2010s”. ペースト (2019年10月25日). 2019年11月12日閲覧。
  30. ^ 『ネット流行語 100』ポプテピピックが大賞 本家大賞「そだねー」はノミネートならず”. ORICON NEWS (2018年12月14日). 2019年10月20日閲覧。
  31. ^ 「Steamアワード 2017」の受賞作品が決定!―ウィンターセールの終了も近づく”. Game*Spark (2018年1月4日). 2019年10月22日閲覧。

関連項目[編集]

  • Butterfly Soup - 『ドキドキ文芸部!』と同時期に公開され、人気を博したアメリカ合衆国のビジュアルノベル。

外部リンク[編集]

  • 公式ウェブサイト (英語)
  • Team Salvato 公式ウェブサイト (英語)
  • ドキドキ文芸部! (@ddlcjp) - Twitter
  • "ドキドキ文芸部!". The Visual Novel Database.