ピューディパイ

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ピューディパイ
PewDiePie at PAX 2015 crop.jpg
PewDiePie at PAX 2015
人物
生誕 (1989-10-24) 1989年10月24日(29歳)
 スウェーデン ヨーテボリ
国籍  スウェーデン
居住地 イギリスの旗 イギリス ブライトン[1]
公式サイト www.pewdiepie.com
YouTube
別名 PewDiePie ビデオゲームの実況
チャンネル
活動期間 2006 – 現在
ジャンル
登録者数 9500万人
(2019年4月29日)
総再生回数 212億回
(2019年4月29日)
事務所(MCN 無所属 (MachinimaとMaker Studiosに所属していた)
テンプレートを表示

ピューディパイ(PewDiePie)ことフェーリックス・アルヴィッド・ウルフ・シェルベリ(Felix Arvid Ulf Kjellberg[3]スウェーデン語: [feːlɪks arvɪd ɵlf ²ɕɛlbærj] ( 音声ファイル))は、スウェーデン出身のYouTuberである。

概要[編集]

スウェーデンのヨーテボリで生まれ育ち、2008年にGöteborgs Högre Samskolaを卒業した。

その後、チャルマース工科大学で産業経済学と技術経営の学位を取得しようとしていたが、退屈すぎるとのことで2011年に大学を退学した。

2010年10月、YouTubeへの動画投稿を開始。 初期は主にホラー系やアクション系のビデオゲーム実況の動画をYouTubeに投稿していたが、近年はネット動画、画像などから面白いコンテンツを紹介する内容に変わってきた。書籍やウイスキーの批評などもする。

2013年の11月~12月に一時的にYouTubeのスポットライトチャンネルによって上回られたものの、ピューディパイのチャンネルは2013年8月以来YouTubeで最も登録者数の多いチャンネルとなっている。 2014年8月にチャンネル登録者数3000万人[3]、2016年12月にチャンネル登録者数5000万人[4]を記録し、2019年4月28日現在のチャンネル登録者数は、9500万人となっている。

フォーブスが2015年に行った調査では、彼の年収はユーチューバーとしては世界一となる1201万ドル(約14億円)である[4]

なおピューディパイは2010年度最優秀CIOであった、KappAhlの前CIOであるジョハンナ・シェルバーグの息子である。

2019年2月3日に生配信されたフォートナイト実況放送[5]は同時視聴者数30万人以上となり、それまでゲーム実況者NINJAの保有していた、『世界で最も同時視聴されたYouTube配信』の記録を塗り替えた[6]

私生活[編集]

スウェーデン出身であるが、彼のガールフレンドのマルツィア・ビゾーニンと共に彼女の母国イタリアに移住した。2013年7月、より良いインターネット接続のためにイギリスに移住。観光で過去に何度も日本に訪れ、旅行ブログを投稿している[7][8][9][10]三島由紀夫作品を詳細に紹介[11]俳句について動画で説明[12]をするなど日本文化や歴史にも詳しい。2018年4月、旅行で日本滞在中にマルツィアと婚約した。マルツィアも700万人以上の登録者を持つ人気のYouTuberであったが現在は動画の投稿は休止している。

チャンネルの構成[編集]

ピューディパイのチャンネルは、プレイするゲームに対する彼のコメントとリアクションに大きな特徴がある。

ホラーゲームやアクションゲームのプレイで有名で、最も著名なのは「Amnesia: The Dark Descent」とそれに関連するMODの動画。彼の「Let's Play」動画は一般的な攻略動画とは違い「俺の兄弟たちとYouTubeでゲーミングの体験を共有すること」を目的にしている。

彼はインディゲームの開発者を応援している。ピューディパイが特集したゲームは、しばしば売上に影響を与える。

2011年9月2日より週刊のビデオブログの投稿を開始。編集作業は一人で行っていた[3]

動画投稿の頻度は次第に高くなり、ほぼ毎日アップロードされるようになる。彼はYouTuberのBrad WOTOとSiveに編集を頼むことがあると言及したことがある。

ゲームプレイ以外の新しいフォーマットととしては「Meme Review」「LWIAY」「You laugh, You lose」「Pew News」「Book Review」などがある。

プロフィール画像は永井豪原作のアニメ「デビルマン」に登場する「飛鳥了」である。ただし顔の部分は赤い四角で隠されている。     

評判[編集]

「30歳以上の人の大半が知らない、世界でもっとも有名な人物[13]」と評されている。

ピューディパイは、ファンのことを「Bros(兄弟たち)」によって作られた「Bro Army(兄弟軍団)」と呼び、動画の最後に「Bro Fist(兄弟の拳)」を行う。

ピューディパイは、ファンのことを「9 YEAR OLDS(子供ら)」と呼ぶことがある。

Social Star Awardsでは、警備員の警告を無視して、ファン一人ひとりと挨拶するためにレッドカーペットの端を歩いた。

ピューディパイのチャンネルは、以前はMaker Studiosのゲーミングネットワーク「Polaris」にあったが、彼の言葉遣いの悪さを理由に契約を解除された。

彼のチャンネルは若い視聴者を強く引き付ける。Googleは彼らの傾向(Creation, Curation, Connection and Community)にちなんでC世代と呼んでいる。

Varietyのアンドリュー・ワレンシュタインは、彼のチャンネルが最も登録者の多いチャンネルであることを認識しつつ、「攻撃的でばかげている」「わけのわからないたわごと」と彼の動画を評し、ピューディパイを強く批判した。

ピューディパイは白人至上主義反ユダヤ主義黒人差別と受け取れる表現を動画の中で使い大きな批判を受けたことがある。彼は謝罪動画を投稿している。[14]

こんにちは。今回は言っておきたいことがあるんだ。前回のライブ配信での俺の “発言” についてだ。信じてくれないとは思うけど、他のプレイヤーの動画を観ていて、 今回の俺と同じ “言葉” を 使った時、俺はいつも「幼稚だ」「バカだ」 とさえ思っていた。だが、今回、自分自身が “そういう” 配信をしてしまったことが恥ずかしい。あの瞬間、 俺はつい興奮してしまって、俺が考えられる中で最悪な言葉を選んでしまった。つまり口から滑り出たんだ。この件について、俺は一切言い訳をするつもりはない。許されないことだからだ。俺は自分自身に失望している。自分の過去の “騒動” から何も学んでいなかったんだ。俺は自分が何を言おうが何をしようが自由だとは思っていない。全く違う。俺がバカだったということだ。でも、 これだけで俺の言動や行いが許されるわけじゃない。許されるはずがない。今回の件で気分を害したり、 傷ついたり、 失望した人がいたら、本当に申し訳なかった。俺は今の自分の “立場” をもっと理解すべきだった。こんなことを繰り返し続けることはできない。俺がいるのは視聴者のおかげだから俺には挽回する義務がある。俺はあんな人間じゃない。 俺は成長したいし、 より良くありたいと本気で思ってる。それは自分のためだけじゃなく、俺を尊敬してくれる人や影響を受けている人のためだ。だからこそ、 俺はここから前に進まなきゃならない。これが言いたかったことだ。観てくれてありがとう。 — PewDiePie

投稿後、コメント欄には「これがYouTuberとして真の謝罪」、「配信で聞き逃すくらい一瞬発言しただけで切り取られるとは恐ろしい」,「彼は前から立場は理解していた。これからも頑張ってほしい」等の書き込みがあった[15]


慈善活動[編集]

ピューディパイは世界自然保護基金セントジュード子どもリサーチ病院のための慈善活動に参加。また登録者が1000万人を超えたことを祝し、彼のファンが募金できる"Water Campaign"チャリティを始めた。は目標額を250,000ドルとしていたが、そのチャリティは450,000ドルまで集まった。

T-Seriesとピューディパイの登録者競争は彼のファンやYouTube仲間の注目を集めるようになり動画のネタとしても扱われるようになった。ピューディパイ自身も動画や曲のネタとして扱ってはいるものの、視聴者に対して登録を強要するような意図はないとしている。しかし、インドの人々を侮辱するようなコメントを一部のファンが行うようになり、ピューディパイは「登録運動は過熱ぎみになっている」と発言し、悪意のあるコメントを止めるよう促した。彼は注目されている今の影響力を利用してインドの子供達の為に募金活動を呼び掛ける動画を投稿し、[16]投稿一日で20万ドル以上寄付金が集まった[17]

その他[編集]

テレビゲーム「Surgeon Simulator 2013」の宇宙人外科手術ステージにでてくる臓器のひとつは、ピューディパイに敬意を評して「Pewdsball」と呼ばれている。

脚注[編集]

  1. ^ “Shakira beat PewDiePie as world's most popular YouTube channel in February”. Guardian. (2014年3月13日). http://www.theguardian.com/technology/2014/mar/13/shakira-pewdiepie-rihanna-youtube-videos-channel 2014年6月18日閲覧。 
  2. ^ PewDiePie (2016年6月11日). “THE DIAMOND PLAYBUTTON (Part 2)”. 2016年6月11日閲覧。
  3. ^ a b c ユーチューブ最大のスター、ゲームして年収4億円 ウォール・ストリート・ジャーナル
  4. ^ a b 世界で最も稼ぐユーチューバー 1位は年収14億円フォーブス
  5. ^ PewDiePie (2019-02-03), Playing Fortnite to stop Tseries (Im desperate), https://www.youtube.com/watch?v=71FLPvjHVj0 2019年5月6日閲覧。 
  6. ^ PewDiePie reacts to landing largest Fortnite stream record” (英語). Metro (2019年2月6日). 2019年5月6日閲覧。
  7. ^ PewDiePie (2014-12-16), JAPAN VLOG!, https://www.youtube.com/watch?v=PPBP1LwBVZw 2019年4月7日閲覧。 
  8. ^ PewDiePie (2015-04-01), TESTING JAPANESE TOILETS, https://www.youtube.com/watch?v=6kRWRbbu7-g 2019年4月7日閲覧。 
  9. ^ PewDiePie (2018-04-19), Why I dont want to take your selfie . ||||||||||||||||||||SOMETIMES|||||||||||||||||||||, https://www.youtube.com/watch?v=mvmKC3mx3yQ 2019年4月7日閲覧。 
  10. ^ PewDiePie (2019-04-01), Going to forest in japan, https://www.youtube.com/watch?v=En4mjx1Rx5g&t=16s 2019年4月7日閲覧。 
  11. ^ PewDiePie (2018-06-26), My favourite author, https://www.youtube.com/watch?v=b037fgPG9Ow 2019年4月7日閲覧。 
  12. ^ PewDiePie (2018-11-18), The secret to STOP 🅱️Series!!! 🙌 BOOK REVIEW 🙌, https://www.youtube.com/watch?v=OoRlp3--ckU 2019年4月7日閲覧。 
  13. ^ ギーザ, レイチェル『ボーイズ:男の子はなぜ「男らしく」育つのか』富田直子訳、DU Books、東京、2019年、259頁。ISBN 9784866470887OCLC 1088408600
  14. ^ PewDiePie (2017-09-12), My Response, https://www.youtube.com/watch?v=cLdxuaxaQwc&t=35s 2019年4月8日閲覧。 
  15. ^ PewDiePie (2017-09-12), My Response, https://www.youtube.com/watch?v=cLdxuaxaQwc&t=35s 2019年4月8日閲覧。 
  16. ^ PewDiePie (2018-12-03), This is getting out of control..., https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=p8L-LjWHpjw 2019年4月9日閲覧。 
  17. ^ PewDiePie fans raise more than $200,000 in one day for children's charity” (英語). Metro (2018年12月4日). 2019年4月9日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]