BMW・4シリーズ
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4シリーズ(英語名: 4 Series、ドイツ語名: 4er)は、ドイツの自動車メーカー・BMWが製造・販売している乗用車である。
初代 F32/F33/F36(2013年 - 2021年)
[編集]| BMW・4シリーズ(初代) F32/F33/F36 | |
|---|---|
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F32(日本仕様) | |
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F33(欧州仕様) | |
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F36・LCI(日本仕様) | |
| 概要 | |
| 製造国 |
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| 販売期間 | 2013年 - 2021年 |
| ボディ | |
| 乗車定員 |
4名(F32/F33) 5名(F36) |
| ボディタイプ |
2ドアクーペ 2ドアカブリオレ 4ドアクーペ |
| 駆動方式 | 後輪駆動/四輪駆動 |
| パワートレイン | |
| エンジン |
2.0L 直列4気筒ガソリン 2.0L 直列4気筒ディーゼル 3.0L 直列6気筒ガソリン 3.0L 直列6気筒ディーゼル |
| 変速機 |
8速AT 6速MT |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,810mm |
| 全長 | 4,640mm |
| 全幅 | 1,825mm |
| 全高 |
1,375mm(F32) 1,385mm(F33) 1,395mm(F36) |
| 系譜 | |
| 先代 | 3シリーズ(E92/E93) |
| 後継 | 4シリーズ(G22/G23/G26) |
2ドアクーペ(F32)、2ドアカブリオレ(F33)、4ドアクーペのグランクーペ(F36)の3タイプが用意される。
BMW Mがチューニングした高性能版であるM4(F82/F83)もラインアップされる。
前身である5代目3シリーズクーペ(E92)及びカブリオレ(E93)のモデルチェンジに伴い、4シリーズと改称された。位置づけは先代を踏襲し、基本コンポーネントは6代目3シリーズ(F30)と共有している。
→詳細は「BMW・F32」を参照
クーペ(F32)
[編集]- 2012年12月5日、コンセプトモデル「コンセプト4シリーズクーペ」の概要が発表された[1]。先に発表・発売された6代目3シリーズ(F30)の2ドア版であり、3シリーズクーペ(E92)の後継モデルが「4シリーズ」となることが示唆された。
- 2013年6月15日、市販モデルの概要が発表された[2]。ガソリンエンジンの「428i」「435i」、ディーゼルエンジンの「420d」の3モデルがラインアップされ、「Sport」「Modern」「Luxury」「M Sport」の各デザインラインが設定された。標準で6速MT、オプションで8速ATが組み合わされる。ガソリン車には四輪駆動モデルの「xDrive」も用意され、8速ATのみが組み合わされる。
- 先代モデルに比べ、全高が25mm低くなるとともに、全幅が45mm拡大された。車両重心位置は50cm以下に下げられ、当時のBMWモデルの中で最も低い重心位置を実現した。さらに、フロントのダブル・ジョイント・スプリング・ストラット式サスペンションに、トーション・バーを追加し、ボディとフロント・アクスルの接続部分の剛性を強化した。
- F32(日本仕様)
- F32(日本仕様)
カブリオレ(F33)
[編集]- 2013年10月13日、3シリーズカブリオレ(E93)の後継となる、4シリーズカブリオレ(F33)の概要が発表された[3]。E93同様、リトラクタブルハードトップを採用し、走行速度18km/h以下であれば、20秒以内に開閉が可能である。ガソリンエンジンの「428i」「435i」、ディーゼルエンジンの「420d」の3モデルがラインアップされ、6速MTもしくは8速ATが組み合わされる。
- 先代モデルに比べ、全幅(+45mm)、トレッド(フロント:+50mm 、リヤ:+95mm)、ホイール・ベース(+50mm)が拡大され、居住性が向上した。また、吸音性に優れたルーフ・ライニングを採用し、遮音性も大幅に高められた(先代比-2dB)。後席ヘッドレストは、格納式ロールオーバー・プロテクションと分離され、必要に応じて取り外すことが可能となる。ロールオーバー・バーは2つの頑丈なアルミ製パーツで構成され、万一転覆した場合は200ミリ秒以内に後部から展開し、効果的に乗員を保護する。
- F33(欧州仕様)
- F33(欧州仕様)
グランクーペ(F36)
[編集]- 2014年2月2日、BMWとして6シリーズグランクーペ(F06)に次ぐ、第2弾の4ドアクーペモデルである、4シリーズグランクーペ(F36)の概要が発表された[4]。
- 全長、全幅、ホイールベースは2ドアクーペ(F32)と同様だが、後席のヘッドクリアランスの確保のため、全高は12mm高められた。ルーフは112mm後方に伸ばされ、ラゲージルーム容量は480ℓを確保する。トランクリッドは、リアウインドウごと跳ね上げる方式である。ラインアップは、ガソリンエンジンの「420i」「428i」「435i」、ディーゼルエンジンの「418d」「420d」が用意される。「428i」および「420d」には、BMWのクーペモデル初となる4輪駆動システム「xDrive(エックス・ドライブ)」も併せて用意される。
- F36(欧州仕様)
- F36(欧州仕様)
- 3シリーズセダンとの差異である「Gran Coupe」エンブレム
2代目 G22/G23/G26(2020年 - )
[編集]| BMW・4シリーズ(2代目) G22/G23/G26 | |
|---|---|
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G22(欧州仕様) | |
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G23(欧州仕様) | |
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G26・LCI(欧州仕様) | |
| 概要 | |
| 製造国 |
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| 販売期間 | 2020年 - |
| ボディ | |
| 乗車定員 |
4名(G22/G23) 5名(G26) |
| ボディタイプ |
2ドアクーペ 2ドアカブリオレ 4ドアクーペ |
| 駆動方式 | 後輪駆動/四輪駆動 |
| パワートレイン | |
| エンジン |
2.0L 直列4気筒ガソリン 2.0L 直列4気筒ディーゼル 3.0L 直列6気筒ガソリン 3.0L 直列6気筒ディーゼル |
| 変速機 | 8速AT |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,850mm |
| 全長 |
4,775mm(G22/G23) 4,785mm(G26) |
| 全幅 | 1,850mm |
| 全高 |
1,395mm(G22/G23) 1,450mm(G26) |
| 系譜 | |
| 先代 | 4シリーズ(F32/F33/F36) |
2ドアクーペ(G22)、2ドアカブリオレ(G23)、4ドアクーペのグランクーペ(G26)の3タイプが用意される[5][6][7]。
BMW Mがチューニングした高性能版であるM4(G82/G83)もラインアップされる。
基本コンポーネントは7代目3シリーズ(G20)と共有するなど、位置づけは先代を踏襲するものの、外装は大きく差別化された。
→詳細は「BMW・G22」を参照
コンセプトモデル
[編集]- 2019年9月10日、IAA Cars 2019 international motor show in Frankfurtにて、次期4シリーズクーペと予想されるコンセプトモデル「BMW Concept 4」を発表した。1930年代に一世を風靡した「BMW 328」、1960 年代に登場した「BMW 1600」や「BMW 2002」などの伝説的なブランドクラシックを参考に、BMW社のアイコンでもあるキドニーグリルが縦型かつ大型化された[8]。
- プレスリリースの文中で「the new face of the 4 Series range」と記されており、本モデルが次期4シリーズであることを示唆していた[9]。
クーペ(G22)
[編集]- 3シリーズのスポーティな走りにさらに磨きをかけるべく、サスペンション取り付け部やアンダーフレームを強化するとともに、高剛性ボディを採用することで、ロール剛性の強化、キレのあるハンドリングに加え、衝突時の安全性能も向上させている[12]。また、アルミニウム材をボンネットだけでなく、エンジンキャリアや接続部に用いることで、ボディ剛性の強化および軽量化を図っている。
- インテリアには、BMW Operating System 7.0のBMWライブ・コックピットを装備する。照明操作パネルは従来のダイヤル式からスイッチ式に改め、新デザインのシフトレバーを採用。さらに、歴代初となる電動式パーキングブレーキが搭載されるとともに、6色・11パターンから選べるアンビエントライトも装備された。
- G22(日本仕様)
- 「M440i xDrive」に搭載されるB58エンジン
カブリオレ(G23)
[編集]- 2020年9月30日、本国にて発表[13]。同年10月からのデリバリー開始を予定しており、カタログ等も同時に公開された。
- 約18秒で開閉可能なキャンバス製ソフトトップを採用している。また、サスペンション取り付け部やアンダー・フレームを強化するとともに、高剛性ボディを採用することで、ロール剛性の強化、キレのあるハンドリングに加え、屋根を開けた状態での衝突時における安全性能を向上させるため、カブリオレ特有の補強が施されている。
- G23(欧州仕様)
- G23・LCI(欧州仕様)
- G23・LCI(欧州仕様)
グランクーペ(G26)
[編集]- 2021年6月9日、本国にて発表[14]。フロントマスクやリアバンパー、アルミホイールの意匠が、クーペ/カブリオレとは異なる専用デザインとなっている。車高は1,450mmあり、先代(F36)の1,395mmと比較して、55mm高くなった。なお、ボディ形状が近似する3シリーズ・グランツーリスモ(F34)は1,510mmであることから、G26の車高は、F34とF36の中間に位置することが分かる。
- 先に発表されたクーペでの改良点に加え、より大きな開口部を持つハッチバック化に伴う車体剛性低下を補うため、リア周りにブレースを追加している。
- G26(日本仕様)
- G26(日本仕様)
- G26(日本仕様)
i4(G26)
[編集]- 最新の充電テクノロジーを採用し、普通充電と急速充電(CHAdeMO)に対応している。普通充電においては、自宅で6.4kWのBMWウォール・ボックス(200V/32A)の利用により、一晩(約15時間)で、充電開始時0%の状態から100%まで充電することが可能である。急速充電(CHAdeMO)においては、90kW充電器の利用により、約40分で、充電開始時0%の状態から約80%までの充電が完了する。また、僅か10分の急速充電で、最大約75-90km程度の航続可能距離を延伸することが可能である。
- G26(欧州仕様)
- G26・LCI(欧州仕様)
- G26(欧州仕様)
脚注
[編集]- ↑ “BMWが新たなコンセプトモデルを発表 (18360) - webCG”. 2016年3月26日閲覧。
- ↑ “独BMW、新型ミッドサイズクーペ「4シリーズ クーペ」の概要を発表 - Car Watch”. 2016年3月26日閲覧。
- ↑ “4シリーズクーペをベースにしたカブリオレが登場|BMW”. 2016年3月26日閲覧。
- ↑ 「4シリーズ グランクーペ発表|BMW」『Web Magazine OPENERS』2015年8月24日。2016年3月26日閲覧。
- ↑ “BMW G22 4 Series Coupe Has Been Spied!” (英語). g20.bimmerpost.com. 2019年11月7日閲覧。
- ↑ “First Look at Next Gen BMW 4 Series Convertible (G23) Prototype!” (英語). g20.bimmerpost.com. 2019年11月7日閲覧。
- ↑ “G26 4 Series Gran Coupe Spied!” (英語). g20.bimmerpost.com. 2019年11月7日閲覧。
- ↑ “BMW at the IAA Cars 2019 in Frankfurt.” (英語). www.press.bmwgroup.com. 2019年11月7日閲覧。
- ↑ “BMW Concept 4” (英語). www.press.bmwgroup.com. 2019年11月7日閲覧。
- ↑ “Digital world premiere of the all-new 4 Series Coupé.” (英語). www.press.bmwgroup.com. 2020年6月8日閲覧。
- ↑ “The all-new BMW 4 Series Coupé.” (英語). www.press.bmwgroup.com. 2020年6月8日閲覧。
- ↑ “新型BMW 4シリーズ誕生”. www.press.bmwgroup.com. 2020年10月21日閲覧。
- ↑ “The all-new BMW 4 Series Convertible.” (英語). www.press.bmwgroup.com. 2020年10月2日閲覧。
- ↑ “The all-new BMW 4 Series Gran Coupé.” (英語). www.press.bmwgroup.com. 2021年9月3日閲覧。
- ↑ “BMW、新型EV「i4」世界初公開 4ドアグランクーペを2021年中に導入”. Car Watch. 2025年10月26日閲覧。