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プロ野球スピリッツ2012

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プロ野球スピリッツ2012
ジャンル スポーツゲーム
対応機種 PlayStation 3(PS3)
PlayStation Vita(PS Vita)
PlayStation Portable(PSP)
開発元 パワプロプロダクション
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
人数 1 - 2人
メディア PS3:BD-ROM
PS Vita:PS Vita専用カード
PSP:UMD
発売日 日本の旗2012年3月29日
デバイス PS3:DUALSHOCK 3対応
売上本数 PlayStation Vita
33,921本[1]
PlayStation Portable
155,973本[1]
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プロ野球スピリッツ2012』(ぷろやきゅうスピリッツにせんじゅうに)は、パワプロプロダクションが開発、コナミデジタルエンタテインメントから2012年3月29日に発売されたPlayStation 3PlayStation VitaPlayStation Portableゲームソフトプロ野球スピリッツ2004から数えてシリーズ11作目にあたる。

前作『プロ野球スピリッツ2011』はPS3、ニンテンドー3DS、PSPでの発売だったが、今作はPS3、PS Vita、PSPのトリプルプラットフォームでの発売。なお、3ハードとも発売日は同じで、プロ野球開幕前日の発売[2]となった。キャッチコピーは「魂を燃やせ。

パッケージ

プロ野球スピリッツシリーズのパッケージ表紙は、前年に活躍した選手の写真が1チームにつき1人載ることが通例となっている。プロ野球スピリッツ2012においてパッケージの表紙を飾った選手は、以下の12名[3]

声の出演

プロ野球スピリッツ5以来となる4人体制で、これまでのプロ野球スピリッツ同様田尾か達川のどちらかからしか選ぶ事が出来ず、黒木と伊東は必ず解説する為プロ野球スピリッツ史上初の3人が同時に解説を務める。

モード

今作はハードによって収録されているモードとされていないモードがそれぞれ分かれている(コミュニティがPS Vita版のみなど)。

プロスピ入門(PS3/PS Vita/PSP)
初心者が投球・打撃・守備・走塁の基本操作を習得するためのモード。
トレーニング(PS3/PS Vita/PSP)
実践を想定したシチュエーションで練習できる。
対戦(PS3/PS Vita/PSP)
お好みの設定で1試合をプレイできる。今作からは雨天試合が導入されている。
スピリッツ(PS3/PS Vita/PSP)
今作から完全リニューアルとなった。「対決チャレンジ」「チームチャレンジ」「カードチャレンジ」の3種類から選手育成が可能。
ペナントレース(PS3/PS Vita/PSP)[4]
最長20年のプレイが可能。今作からはドラフト会議への参加やFAでの選手移籍が楽しめる。
クライマックス(PS3/PS Vita/PSP)
好きなチーム、好きな設定でクライマックスシリーズを楽しめる。
オンライン(PS3/PS Vita)
アクションモードと監督モードでプレイ可能。また、監督モードには新しく対戦が自動で進行する「スピリーグ」が登場。今作のオンライン対戦モードは2013年6月3日23時59分をもって終了した。
アドホック(PS Vita/PSP)
2台の本体で通信対戦が可能。
スタープレイヤー(PS3/PS Vita/PSP)[5]
最大20年の選手生活を体験できる。2軍からスタートし、結果を残しながら1軍昇格を目指す。オリジナル選手や実在選手でのプレイも可能。
コミュニティ(PS Vita)
他のプレイヤーとプロフィール交換ができる。また、ゲーム内で作成したオリジナル選手の交換ができる。
グランプリ(PS3/PS Vita/PSP)
選手カードを集めてチームを作り、監督として勝利に導く。
ホームラン競争(PS3/PS Vita/PSP)
シリーズ恒例のモード。VPチャレンジで大量のVPを手に入れられる。
ユーティリティ(PS3/PS Vita/PSP)
データ確認や選手の編成を変更できる。
VPショップ(PS3/PS Vita/PSP)
集めたVPで選手能力の覚醒や要素の購入ができる。

前作からの変更・追加点

追加点
  • 新球団の横浜DeNAベイスターズに完全対応[6]
  • シリーズ初となる追加選手のダウンロード配信(発売時に収録されていない選手(収録選手参照))。追加選手セットの第1弾が5月10日PlayStation Storeで配信された(800円)。また、追加選手セットの第2弾も配信された。(追加選手セット第1弾を購入している場合は200円、購入していない場合は1000円)
  • 前作の解説陣のほか、今作より伊東勤が解説に加わり、『プロ野球スピリッツ5完全版』以来4作ぶりに解説が4人になった。[7]
  • シリーズ初の雨天試合導入。
  • 前作までの「スターダム」モードが「スタープレイヤー」モードに進化し、1人のプロ野球選手として最長20年のプレイが可能となった。なお、今作はPSPでもフィールドプレイが可能になった。
  • スピリッツモードに短時間で選手作成ができる「カードチャレンジ」が追加。
  • 試合前のオーダー画面で選手能力やポジションを確認できるようになる。
  • 選手のモーションが大幅に追加され、感情表現や固有のモーションや各球団の特徴をリアルに再現。
  • スライディング等により、選手のユニフォームが土で汚れるようになった。また、試合経過に応じて、グラウンドの土の部分に足跡が追加されていくようになった。
  • 試合終了後に試合のハイライトシーンが映し出されるようになった。
  • 2011年セ・リーグ優勝の中日ドラゴンズのユニフォームにチャンピオン・エンブレムの授与が再現されている。
変更点
  • グラフィックが一新され、カウント表示が前々作・プロ野球スピリッツ2010に近い表記に戻った。また、得点が入った際の表示や選手名表示の変更もなされている。
  • 各選手の能力・タイプに応じた様々な打球を再現し、走塁・守備・打撃・投球、全てのAIを刷新[8]
  • 対戦モードなどで前々作以来の選手の調子設定(ハンディ)が可能となった。
  • パワプロから移籍した選手の覚醒が可能。
  • 隠しコマンドのHRパフォーマンスに変化が見られた(ソフトバンク内川聖一のあごタッチが再現されている等)。
  • 前作まではPS3版のみだったアップデートが今作からPS Vita版でも4月23日から実行できるようになった(しかし発売前のお知らせにはそのような情報はない)。
  • ヒーローインタビューの背景が球団マークになり、ビジターチームが勝った際にもヒーローインタビューが行われる。
  • ボールの反発係数が前作のものより下げられ、2011年から導入された統一球に対応した。
  • 公式にはアナウンスされていないが、ストライクゾーンが広めになっている。

収録選手

2012年2月1日現在でのNPB所属12球団の支配下登録全選手(育成枠で契約している選手を除く)が収録されている。そのため、それ以降に起きた以下の選手の移籍・入団・退団は初期データでは反映されていない。

トレードで移籍した選手
育成選手からの支配下登録
全選手が追加セット第二弾で反映されている
新入団選手(移籍・復帰選手も含む)
追加選手セット第一弾で反映された選手
追加選手セット第二弾で反映された選手
シーズン途中で引退・退団した選手
守備位置変更の選手

その他

京セラドーム大阪
2012年から選手の安全確保を目的として「ソフトラバーフェンス」と呼ばれるクッション性の高いフェンスを採用し、フェンスの壁面が水色から濃紺(オリックス・バファローズのチームカラー)に変更されたが、初期データでは水色のままとなっている。
横浜スタジアム
2012年から外野フェンス上部にリボンビジョンが設置されたが、初期データでは反映されていない。
Kスタ宮城
スコアボードの選手表記に現実との乖離がある。本来ならば投手は選手枠の最下部に表示されるべきだが、今作では最上部に投手名が表記され、正しい投手の表記位置に1番打者の名前が記入された状態になっている。また、スコアボード右側の大型ビジョンが稼働していない。
オリックス・バファローズ
VPショップでは、2011年シーズンに使用された復刻ユニフォームを含めた限定ユニフォームの購入が可能であるが、オリックス・バファローズが2011年に使用した阪急ブレーブス・近鉄バファローズの復刻ユニフォームは用意されていない。
原辰徳監督
今シーズン途中から眼鏡を掛けているが、初期データでは掛けていない。
セ・リーグ6球団
8月24-26、30-9月2日に行われた「グレートセントラル」の各球団の復刻ユニホームが反映されていない。
背ネーム
中日ドラゴンズの雄太投手の背ネームが初期データでは「YUUDAI」となっているが、実際は「YUDAI」である。
選手名
オリックス・バファローズ齋藤俊雄の「齋」の字が本来は旧字体だが、本作まで新字体(「斉」)で収録されている。なお次作からは旧字体に変更されている。

関連項目

脚注

  1. ^ a b 『ファミ通ゲーム白書2013 補完データ編(分冊版)』エンターブレイン、2013年。 
  2. ^ 前作『プロ野球スピリッツ2011』のPS3とPSPも今作と同様にプロ野球開幕(3月25日)前日の発売を予定していたが、東日本大震災の影響で4月14日に延期となり、プロ野球開幕も4月12日に延期となった。
  3. ^ 所属チームは2012年2月現在。
  4. ^ 2012年のオールスターゲームは、7月20日に京セラドーム大阪、21日に松山坊っちゃんスタジアム、22日は移動日で、23日に岩手県営野球場で行われる(本作では松山坊っちゃんスタジアムと岩手県営野球場は「地方球場」となる)が、今作では移動日がない。
  5. ^ 前作の「スターダム」とコンセプトは同じであるが、能力アップが経験値を割り振るものだったのが経験値を使用して練習する方法に変わったり、アイテムなどの概念がなくなったりと細部は異なっている。
  6. ^ ただし、ベイスターズの新キャラクターDB.スターマンは未収録(発売約2週間前の発表だったため間に合わなかった)。
  7. ^ ただし今回は投手解説が黒木知宏のみのため『5完全版』の時と構成が違う。『5完全版』の場合は投手解説2人(田尾・達川)と野手解説2人(西崎・宮本)。
  8. ^ ただし、この変更に伴って変化球の軌道が簡略化され、フォームによる投球の軌道の変化や、藤川球児などの一部投手に見られた直球のポップアップ変化などが省略されている。
  9. ^ シーズン途中で退団。

外部リンク