TVピープル
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TVピープル TV People | ||
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著者 | 村上春樹 | |
イラスト | 佐々木マキ | |
発行日 | 1990年1月19日 | |
発行元 | 文藝春秋 | |
ジャンル | 小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 上製本 | |
ページ数 | 187 | |
コード | ISBN 4-16-311510-2 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『TVピープル』(ティービーピープル)は、村上春樹の短編小説集。
概要
1990年1月19日、文藝春秋より刊行された[1]。表紙の絵と挿絵は佐々木マキ。カバー題字は日本リテラル。1993年5月10日、文春文庫として文庫化された[2]。
本書に収められた小説はすべて、著者のヨーロッパ長期滞在中に執筆されたものである。
また、収録された6編の作品のうち、「TVピープル」、「飛行機―あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか」、「我らの時代のフォークロア―高度資本主義前史」、「眠り」の4編がこれまでに英訳されている。現在それらは『The Elephant Vanishes』(クノップフ社、1993年)と『Blind Willow, Sleeping Woman』(クノップフ社、2006年)の2冊の短編集で読むことができる。
収録作品
タイトル | 初出 | 英訳 | 備考 | |
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1 | TVピープル | 『par AVION』1989年6月号(終刊号) | TV People (The New Yorker. September 10, 1990) |
雑誌掲載時のタイトルは「TVピープルの逆襲」だった。 |
2 | 飛行機―あるいは彼はいかにして詩を 読むようにひとりごとを言ったか |
『NADIR』1987年秋号 『ユリイカ臨時増刊 総特集村上春樹の世界』 1989年6月号 |
Aeroplane: Or, How He Talked to Himself as If Reciting Poetry (The New Yorker. July 1, 2002) |
同誌掲載時の挿絵は宇野亜喜良。 |
3 | 我らの時代のフォークロア―高度資本主義前史 | 『SWITCH』1989年10月号 | The Folklore of Our Times (The New Yorker. June 9, 2003)[3] |
同誌掲載時の挿絵は山本容子。 |
4 | 加納クレタ | 書き下ろし | 雑誌の編集者から掲載を断られたため書き下ろしとなった[4]。 | |
5 | ゾンビ | 書き下ろし | 雑誌の編集者から掲載を断られたため書き下ろしとなった[4]。 | |
6 | 眠り | 『文學界』1989年11月号 | Sleep (The New Yorker. March 30, 1992) |
のちに改稿され、新潮社より『ねむり』のタイトルで単独で出版された。 |
脚注
- ^ 『TVピープル』村上春樹 | 単行本 - 文藝春秋BOOKS
- ^ 文春文庫『TVピープル』村上春樹 | 文庫 - 文藝春秋BOOKS
- ^ 『ザ・ニューヨーカー』2003年6月9日号に掲載された "The Folklore of Our Times" はアルフレッド・バーンバウムが翻訳したものだが、短編小説集『Blind Willow, Sleeping Woman』に収められた "A Folklore for My Generation: A Pre-History of Late-Stage Capitalism" はフィリップ・ガブリエルが翻訳したものである。
- ^ a b 『村上春樹全作品 1990~2000』第1巻、講談社、2002年11月、解題。