2009年の朝鮮民主主義人民共和国
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2009年の朝鮮民主主義人民共和国(2009ねんのちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく、朝鮮語: 2009년 조선민주주의인민공화국)では、2009年(主体98年)の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に関する出来事について記述する。
概要
[編集]できごと
[編集]1月
[編集]2月
[編集]- 2月8日 - 金正日総書記、最高人民会議第12期代議員選挙の700近くある全ての選挙区において、候補者として「推挙」される。候補者の登録は、最初に金正日を推挙した第333号選挙区で行われた [4][5][6]。
- 2月11日 - 金正日総書記、人民武力部長(国防相に相当)に金永春を、朝鮮人民軍総参謀長に李英鎬を任命。金永春は「軍内のタカ派」とされ、この人事は軍事的な緊張を高めるのが狙いと見られている。前人民武力部長の金鎰喆は、人民武力部の第一次官に降格された [7][8][9]。
- 2月15日 - 22日 - ヒラリー・クリントン国務長官、日本・韓国・中国など4カ国歴訪し、北朝鮮核問題などを話し合った。また、訪日中の17日、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会との面会が実現した [10][11][12][13][14]。
- 2月16日 - 金正日総書記、67歳の誕生日。2月14日の第13回金日成花・金正日花展示会を皮切りに、北朝鮮各地で誕生祝賀行事が盛大に実施された [15][16][17]。
- 2月19日 - 金正日総書記、国防委員会副委員長に呉克烈を任命 [18]。
3月
[編集]- 3月8日 - 最高人民会議第12期代議員選挙。金正日総書記、100%の賛成投票を得て再選[19]。健康に不安を抱える金正日の後継者問題に関連して、後継候補と目される3人の息子(金正男、金正哲、金正恩)の動向に注目が集まっていたが、北朝鮮のメディアが報じた当選者名簿の中には、3人の名前は無かった [20][21]。
4月
[編集]- 4月5日 - 11時30分頃、北朝鮮、咸鏡北道舞水端里より日本東方の太平洋上に向けて、ミサイル発射実験を実施。長距離弾道ミサイル『テポドン2号』の改良型と見られている[22][23]。北朝鮮は、ロケット「銀河2号」による人工衛星「光明星2号」の打ち上げが成功した、と主張[24][25][26]。アメリカ、日本などは北朝鮮を非難した [27][28][29][30][31]。
- 4月13日 - 国際連合安全保障理事会、北朝鮮のミサイル発射実験を非難する議長声明を全会一致で採択。ミサイルの発射を安保理決議1718に違反すると非難し、再発射の停止を求めた。北朝鮮は反発し、「六ヶ国協議には2度と参加しない」と表明 [32][33][34][35]。
- 4月14日 - 北朝鮮、寧辺滞在中の国際原子力機関(IAEA)監視団及びアメリカの核施設無能力化作業チームに対し、国外退去を通告[36][37][38]。4月16日、国際原子力機関の監視団が、17日にアメリカの作業チームが出国し、非核化作業は中断された [39][40]。
5月
[編集]6月
[編集]7月
[編集]8月
[編集]9月
[編集]10月
[編集]11月
[編集]12月
[編集]死去
[編集]脚注
[編集]- ^ 「北朝鮮の電力工業相が交代」 産経新聞2009年1月2日付. 2009年5月11日閲覧.
- ^ 「北の最高人民会議選挙、3月8日実施」 産経新聞2009年1月7日付. 2009年5月12日閲覧.
- ^ 「北朝鮮農業相も交代 韓国確認」 産経新聞2009年1月6日付. 2009年5月11日閲覧.
- ^ 「金総書記、全選挙区で候補に」 産経新聞2009年2月8日付. 2009年5月12日閲覧.
- ^ 「金正日総書記が最高人民会議候補登録で国民に感謝書簡」 産経新聞2009年2月18日付. 2009年5月12日閲覧.
- ^ 「金総書記、代議員に再選 100%の賛成投票」 産経新聞2009年3月9日付. 2009年5月12日閲覧.
- ^ 「人民武力相に金永春氏 北朝鮮、総参謀長も交代」 産経新聞2009年2月12日付. 2009年5月11日閲覧.
- ^ 「北朝鮮、「国防相」にタカ派起用 軍事的緊張高める狙い」 産経新聞2009年2月12日付. 2009年5月11日閲覧.
- ^ 「前人民武力相が降格 北朝鮮」 産経新聞2009年2月19日付. 2009年5月11日閲覧.
- ^ 「クリントン米国務長官15日からアジア歴訪に出発 「スマートパワー」具体化へ第一歩」 産経新聞2009年2月13日付. 2009年4月13日閲覧.
- ^ 「クリントン長官、対北国交正常化に前向き 核放棄を前提」 産経新聞2009年2月14日付. 2009年4月14日閲覧.
- ^ 「「北への圧力検討」 クリントン米国務長官、家族会と面会」 産経新聞2009年2月17日付. 2009年4月14日閲覧.
- ^ 「米、人権問題で圧力かけず 中国に配慮で経済・環境・安保優先」 産経新聞2009年2月21日付. 2009年4月14日閲覧.
- ^ 「「ヒラリー色」は出したが… 米国務長官アジア歴訪終える」 産経新聞2009年2月22日付. 2009年4月13日閲覧.
- ^ 「北朝鮮、金総書記誕生日の祝賀行事始まる」 産経新聞2009年2月15日付. 2009年5月9日閲覧.
- ^ 「北朝鮮の金総書記が67歳の誕生日」 産経新聞2009年2月16日付. 2009年5月9日閲覧.
- ^ 「北朝鮮・労働党機関紙、革命の血筋を強調 金総書記の67歳の誕生日」 産経新聞2009年2月16日付. 2009年5月9日閲覧.
- ^ 「北朝鮮、呉克烈氏が国防副委員長に」 産経新聞2009年2月20日付. 2009年5月11日閲覧.
- ^ 「北の選挙で金総書記の代議員再選」 産経新聞2009年3月9日付. 2009年5月12日閲覧.
- ^ 「金総書記の後継体制焦点 三男・正雲氏立候補か 北、最高人民会議代議員選挙」 産経新聞2009年3月8日付. 2009年5月12日閲覧.
- ^ 「金総書記の息子の名前なし 北朝鮮代議員当選者」 産経新聞2009年3月10日付. 2009年5月12日閲覧.
- ^ 「【北ミサイル発射】日本政府、「飛翔体」発射を確認」 産経新聞2009年4月5日付. 2009年4月25日閲覧.
- ^ 2009年4月10日、日本政府は、「ミサイル発射」と断定したと発表。それまでは、「ミサイル」と断定する表現を避け、「飛翔体」と呼称していた。「【北ミサイル】発射は「ミサイル」と断定 官房長官」 産経新聞2009年4月10日付. 2009年4月25日閲覧.
- ^ 「【北ミサイル発射】北朝鮮「衛星打ち上げ成功」と発表」 産経新聞2009年4月5日付. 2009年4月26日閲覧.
- ^ 「【北ミサイル発射】「歴史に特記すべき慶事」 北政府当局者」 産経新聞2009年4月6日付. 2009年4月26日閲覧.
- ^ 「【北ミサイル発射】総まとめ!北朝鮮の「言い分」」 産経新聞2009年4月6日付. 2009年4月26日閲覧.
- ^ 「【北ミサイル発射】オバマ米大統領「明白な安保理決議違反」」 産経新聞2009年4月5日付. 2009年4月29日閲覧.
- ^ 「【北ミサイル発射】河村官房長官会見(5日午後1時)「安全保障上、重大な挑発行為だ」」 産経新聞2009年4月5日付. 2009年4月5日閲覧.
- ^ 「【北ミサイル】韓国政府声明「安保理決議違反、具体的対応取る」」 産経新聞2009年4月5日付. 2009年4月29日閲覧.
- ^ 「【北ミサイル発射】EU「国連決議違反」」 産経新聞2009年4月5日付. 2009年4月29日閲覧.
- ^ 「【北ミサイル発射】豪首相「国連決議違反する挑発的行為」」 産経新聞2009年4月5日付. 2009年4月29日閲覧.
- ^ 「安保理が北朝鮮非難の議長声明を全会一致で採択」 産経新聞2009年4月14日付. 2009年4月23日閲覧.
- ^ 「安保理議長声明の要旨」 産経新聞2009年4月14日付. 2009年4月23日閲覧.
- ^ 「【安保理議長声明】北、6カ国協議に「2度と絶対に参加しない」」 産経新聞2009年4月14日付. 2009年4月24日閲覧.
- ^ 「【安保理議長声明】北朝鮮外務省の声明(全文)」 産経新聞2009年4月14日付. 2009年4月24日閲覧.
- ^ 「【安保理議長声明】北朝鮮が米とIAEAメンバーに退去通告」 産経新聞2009年4月15日付. 2009年4月29日閲覧.
- ^ 「【安保理議長声明】北の退去通告を確認 IAEA、監視装置も撤去」 産経新聞2009年4月15日付. 2009年4月29日閲覧.
- ^ 「北、IAEA要員に退去通告 米国務長官が対応批判」 産経新聞2009年4月16日付. 2009年4月29日閲覧.
- ^ 「IAEA監視要員が帰任 北京経由でウィーンに到着」 産経新聞2009年4月17日付. 2009年4月29日閲覧.
- ^ 「米作業チームが北朝鮮退去 非核化プロセスは中断」 産経新聞2009年4月17日付. 2009年4月29日閲覧.
- ^ 北の将軍様がまたミサイル発射 核実験後に6発を乱れ撃ち 産経新聞 2009年5月29日付 同30日閲覧