高地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search

高地(こうち)とは、山地山脈と同様に、高い地域を指す。しかし、一般に山地や山脈より少し低いところをいう[要出典]。 また、この山地山脈高地の対義語は平地である。 実際に、混同しやすい高原というのは、山地、山脈、高地の中でも特に頂が平らであるものを指す。

概要[編集]

高地は、比較的緩やかな起伏の、標高が高い地域のことであるが、海抜が低い地域に比べ気温は低く、また低地から昇ってくる風があるところでは、空気が冷却される過程で湿度が上がり、湿潤となりやすい。こういった事情により、周辺に乾燥帯が広がる地域の高地でも、豊かな植物相が形成され、更にはこの植物相に依存する形で動物も繁殖している場合もある。

人間の生活に関しては、こういった湿潤で豊かな植物相を持つ、かつ利用可能な緩やかな地形のある地域で農業生産が行なわれたり、あるいは気温が低いことを利用して避暑地として観光産業が形成されることもある。ただ、余りに標高が高く気圧が低い地域では外部との連絡による人的流入出が、そこに至るまでの道程が厳しいなどの事情もあるが、こと海抜が高い地域においては高山病の発生にも関連して、自然と制限される場合もあり、高地に限定された社会が形成されることもまま見出せる。

なお高地は周辺に険しい地形がある場合に自然の要衝として機能し、ここに限定して集落が形成される場合もある。

高地の利用[編集]

前述の通り農業生産や避暑地・観光地として利用されることも見られるが、こと通年寒冷な気候である場合には、高温に弱い作物の栽培に利用される。例えばレタスは気温が高いと通常食用とされるロゼット状態から茎を伸ばして花をつけるようになるが、こうなると野菜としては商品にならない。このため気温の低い高地で栽培される。

また、標高が高く気圧の低い高地では酸素の量も低くなるため、ここで生活する者は積極的に酸素を取り入れるべく体質が変化し、高度に順応する。具体的には、体内で酸素を運ぶ赤血球の数が増える、といった変化が起きる。これを利用して、水泳マラソンといった持久力や酸素を体に取り入れる機能が優秀な者ほど有利に働くスポーツでは、しばしば高地トレーニングとして高地に設置された専門の施設でのトレーニングが行なわれる。日本では飛騨御嶽高原高地トレーニングエリアといった施設・地域がある。

日本の高地[編集]

海外の高地[編集]

参考文献[編集]

関連項目[編集]

  • メサ - アメリカ合衆国西部に多いテーブル状の台地。

外部リンク[編集]