神港学園神港高等学校

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神港学園高等学校
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過去の名称 神港中学
神港中学校
兵庫県神港高等学校
神港学園神港高等学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人神港学園
設立年月日 1925年
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学科内専門コース 特進コース
進学コース
総合コース
トップアスリートコース
高校コード 28510C
所在地 650-0003
兵庫県神戸市中央区山本通四丁目19番20号
外部リンク 公式サイト
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神港学園高等学校(しんこうがくえんこうとうがっこう)は、兵庫県神戸市中央区山本通四丁目に所在する私立高等学校

「神港」は神戸港の異称のひとつであり、同じ校名の市立神港高校、後身校の神港橘高校と直接的な関係はない。

沿革[編集]

1925年神戸元町通4丁目の私立神港商業学校(市立神港高校の前身)跡地に、財団法人神港中学として開校した。当時神戸の中心部には私立の中学校がなく、地元旦那衆が公立中学校に入学できない自分たちの子弟を進学させるために資金を出し合って設立した学校である。開校時は正式な旧制中学校ではなかったため、“校”が付かない各種学校の扱いであった。

その後中学校令に基づく中学校として認可され、神戸女学院移転後の校地と校舎を買収して移転し今日に至る。現在も敷地内には神戸女学院発祥の地を記す石碑があるが、神戸女学院時代に孫文が講演を行い、また旧制神港中時代にはヘレン・ケラーも訪れたといわれるレンガ造りの瀟洒な講堂は現存せず、跡地はどこにでもある平凡な体育館になっている。校舎は全て戦後に建て替えられたもので、旧神戸女学院の面影は全く残されていない。

年表[編集]

  • 1925年3月 - 財団法人神戸区教員会に、私立学校令による私立神港中学の設立許可が下りる。
  • 1925年4月 - 神戸元町通4丁目仮校舎で授業開始。
  • 1927年1月 - 財団法人神港中学として組織。
  • 1927年4月 - 開校式挙行、神戸区北長狭通4丁目の神戸市立第三神港商業学校(神戸市立六甲アイランド高等学校の前身校の一つ)の校舎の一部を分教室とし借受。
  • 1928年4月 - 中学校令による中学校としての文部省の許可を受け、神港中学校と改称。
  • 1928年5月 - 中学校令による中学校として神港中学校を開校。
  • 1933年12月 - 旧神戸女学院高等女学校跡の校舎に移転。
  • 1938年7月 - 旧神戸女学院講堂並びに付近の敷地を買収。
  • 1948年7月 - 学制改革により兵庫県神港高等学校、兵庫県神港中学校に改編。
  • 1950年12月 - 学校法人神港学園と改組。
  • 1953年4月 - 神港学園商業高等学校(定時制)開設
  • 1955年4月 - 中学校生徒募集停止。
  • 1964年4月 - 神港学園商業高等学校(定時制)廃校
  • 1984年5月 - 「神港学園神港高等学校」と校名変更。それまでは略称を私神港としていたが、野球部が全国大会に出場するようになり、過去に幾度も甲子園に出場している「神戸市立神港高等学校」(略称:市神港)との混同を避けるために改称された。
  • 2001年4月 - 特進コースを設置
  • 2004年4月 - 特進コース男女共学
  • 2009年4月 - 進学コース(男女共学)を設置
  • 2016年4月 - トップアスリートコース(男女共学)を設置
  • 2017年4月- 「神港学園高等学校」と校名変更。

校風[編集]

設立の経緯から、開校当初より地元の裕福な華僑在日韓国・朝鮮人の子弟も多く通った。学力や出自に関係なく門戸を開いていたが、次第に優秀な子弟の進学が少なくなり、ひどく荒廃した時期もあった。元々男子校であったが、近年教育改革が行われ、少子化対策の一つとして2004年より(特進クラスのみ)男女共学になったこともあり、現在の本校生徒の気質は以前と比べ落ち着きがみられるという。

特色[編集]

  • トップアスリートコース(男女共学)
    基礎的な学力を幅広く深めることを目指し、専門種目の競技力向上を実現する為に必要な知識を養うコースである。また、アスリートとして将来を見据えた価値観や学力、人間性を培うために栄養学やスポーツ理論を学び自己の資質を高める事のできる体制が整っている。文系私大、専門学校、就職などあらゆる進路希望に対応した守備範囲の広い学力を習得できる。
  • 総合コース(男子のみ)
    学習の積み重ねの必要な国語、数学、英語の授業を増やし、基礎学力の向上を目指し、進学や就職をはじめとする多様な進路に対応している。第2・3学年では、自己の適性・能力に応じて適性な進路選択がきるよう、ガイダンスや説明会を通じて指導し、様々な進路希望に対応できる体制をとっている。
    • 文系総合 標準的といえるカリキュラム。文系私大、専門学校、就職などあらゆる進路希望に対応した守備範囲の広い学力を習得できる。
  • 進学コース(男女共学)
    自己の適性を的確に見極め、勉学とクラブ活動の両立を図りながら大学への進学を実現する。第2・3学年では、個々の進路希望・能力・適性に応じて文系クラス・理系クラスを編成し、特進コースと同一のカリキュラムで指導を行い、有名私立大学合格に向けてきめ細かい指導体制をとっている。
    • 文系 主要文系大学進学を目指し、公募制推薦入試、一般入試を突破できる実力を養う。
    • 理系 主要理系大学進学を目指し、公募制推薦入試、一般入試を突破できる実力を養う。
  • 特進コース(男女共学)
    基礎学力の上に応用力を定着させ、徹底した大学(国公立・有名私学)進学指導を行っている。2年次からは、大学入試に直結した文理選択制をもうけ、きめ細やかな指導を行っている。
    • 文系選択 国公立大学・難関の私立文系大学などを目指す人に適したカリキュラム。
    • 理系選択 国公立大学・難関の理工系や薬学系の私立大学受験に焦点を絞って徹底した受験対応のカリキュラム。

部活動等[編集]

以前より空手道部、柔道部等運動部の活躍が盛んである。硬式野球部の活動の知名度も高まっている。

運動部[編集]

  • 陸上部
  • 硬式野球部
  • 軟式野球部
  • サッカー部
  • テニス部
  • バスケットボール部
  • バレーボール部
  • ハンドボール部
  • 空手道部
  • 柔道部
  • 剣道部
  • 卓球部
  • ゴルフ部
  • 射撃部
  • 山岳部

文化部[編集]

  • ブラスバンド部
  • 美術部
  • 写真部
  • 図書部
  • 観光ガイド部
  • 書道部
  • 放送部
  • サイエンス部
  • 鉄道研究部
  • パティシエ部
  • 華道部

同好会[編集]

  • パソコン同好会
  • ダンス同好会
  • ボランティア同好会
  • 囲碁将棋同好会

進路状況[編集]

特進クラスも設置され、男女共学となり、本格的に進学面で力を入れるようになった。国公立大や関関同立にも合格者を出しており、産近甲龍への合格者も多く出している。同校の公式HPにはそれなりの大学の名前が挙げられている。 近年では自衛官候補生や警察官への就職実績も多く出している。

著名な出身者[編集]

スポーツ選手
芸能人
  • チョップリン(松竹芸能)
    小林幸太郎、西野恭之介、平成6年卒
  • 超新塾(ワタナベエンターテインメント)
    新塾イーグル 平成6年卒
  • 鄭龍進 (テイリュウシン) 平成5年卒
  • 鷲崎健(アトミックモンキー) 平成4年卒
  • かりんとう(吉本興業)
    川畑雅秀、宮本昌彦、平成13年卒
大学教員
  • 平瀬巳之吉 東京大学経済学部卒(元専修大学大学院→元明治大学教授)昭和5年卒
  • 豊原治郎 神戸経済大学卒※現・神戸大学経済学部(元神戸商科大学長 経済学博士)昭和19年卒
  • 加藤均 (前堺市会議員 羽衣国際大学客員教授 政治学博士ただし米国のディグリーミルの学位)昭和23年卒
  • 金義泰  天理大学体育学部卒(天理大学教授 東京五輪柔道銅メダリスト)昭和35年卒
  • 北城健次(旧名: 鮑宗賢) 英知大学文学部卒※・現・聖トマス大学(元英知大学 スペイン語スペイン文学科教授)昭和40年卒
  • 西中孝次(名古屋学院大学理事長)
  • 西本秀樹 龍谷大学経済学部教授/元関西大学総合情報学部教授・慶応義塾大学大学院修了・工学博士・昭和51年卒
プロレーサー
  • 片山敬済(1977年、日本人初のロードレース世界選手権 (WGP) チャンピオン獲得)
画家
  • 貝原六一(元行動美術協会会員、創造美術協会会員、日本美術家連盟関西支部委員)
作家
  • 村雨貞郎(1997年、「マリコの肖像」松本清張賞受賞) - 昭和43年卒
音楽プロデューサー・ミュージシャン
  • 牧田和男 1974年デビュー後海援隊などを経て本田美奈子などをプロデュース。昭和49年卒。
  • 駿河太郎 笑福亭鶴瓶の長男。ミュージシャンとしてデビュー後、2008年から俳優としても活動。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]