神恵内村
かもえないむら ![]() 神恵内村 | |||||
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神恵内温泉・リフレッシュプラザ温泉998
(2020年春に温泉設備故障のため閉館) | |||||
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国 |
![]() | ||||
地方 | 北海道地方 | ||||
都道府県 | 北海道(後志総合振興局) | ||||
郡 | 古宇郡 | ||||
市町村コード | 01404-4 | ||||
法人番号 |
2000020014044 ![]() | ||||
面積 |
147.80km2 | ||||
総人口 |
790人 [編集] (住民基本台帳人口、2022年5月31日) | ||||
人口密度 | 5.35人/km2 | ||||
隣接自治体 |
古宇郡泊村、古平郡古平町、 積丹郡積丹町 | ||||
村の木 | トドマツ | ||||
マスコット | どらごん太とたつ姫 | ||||
神恵内村役場 | |||||
村長 | 高橋昌幸 | ||||
所在地 |
〒045-0301 北海道古宇郡神恵内村大字神恵内村81-4 北緯43度8分37.5秒 東経140度25分50.7秒 / 北緯43.143750度 東経140.430750度 | ||||
外部リンク | 神恵内村 公式ホームページ | ||||
ウィキプロジェクト |
神恵内村(かもえないむら)は、北海道後志総合振興局管内、古宇郡にある村。漁業を中心に明治から発展してきた。村名の由来は、アイヌ語の「カムイナイ」(神の沢)。 2005年の観測開始以来、震度1以上の地震を一度も観測されたことがない日本で唯一の自治体であったが、2018年9月6日の北海道胆振東部地震で震度3が計測された。[1]。その後2019年2月21日の余震で2回目となる震度1が観測された。
地理[編集]
積丹半島の西側に位置する。
- 山 : 滝ノ沢山、天狗岳、当丸山、両古美山、ポンネアンチシ山、珊内山、大天狗山
- 河川 : 古宇川、キナウシ川、珊内川、オネナイ川、オブガル石川、ノット川、大森川、二ノ目川
気候[編集]
ケッペンの気候区分では西岸海洋性気候に属する。日本海に面しているため、冬の冷え込みは北海道内では最も弱く、暖かい地域の一つである。
神恵内(1981-2010)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | −0.1 (31.8) |
0.2 (32.4) |
3.8 (38.8) |
10.0 (50) |
15.1 (59.2) |
19.3 (66.7) |
23.1 (73.6) |
25.4 (77.7) |
22.1 (71.8) |
15.8 (60.4) |
8.6 (47.5) |
2.4 (36.3) |
12.1 (53.8) |
日平均気温 °C (°F) | −2.5 (27.5) |
−2.2 (28) |
1.1 (34) |
6.7 (44.1) |
11.3 (52.3) |
15.4 (59.7) |
19.4 (66.9) |
21.6 (70.9) |
18.0 (64.4) |
12.3 (54.1) |
5.6 (42.1) |
−0.1 (31.8) |
8.9 (48) |
平均最低気温 °C (°F) | −4.9 (23.2) |
−4.6 (23.7) |
−1.6 (29.1) |
3.6 (38.5) |
8.0 (46.4) |
12.2 (54) |
16.6 (61.9) |
18.5 (65.3) |
14.5 (58.1) |
9.0 (48.2) |
2.6 (36.7) |
−2.7 (27.1) |
5.9 (42.6) |
降水量 mm (inch) | 117.3 (4.618) |
79.8 (3.142) |
62.8 (2.472) |
65.1 (2.563) |
88.3 (3.476) |
57.2 (2.252) |
111.5 (4.39) |
121.1 (4.768) |
139.5 (5.492) |
135.3 (5.327) |
117.1 (4.61) |
104.0 (4.094) |
1,200.7 (47.272) |
平均月間日照時間 | 29.8 | 49.6 | 106.7 | 163.1 | 183.9 | 166.0 | 147.4 | 160.3 | 162.1 | 123.1 | 54.2 | 26.6 | 1,361.3 |
出典:気象庁 |
歴史[編集]
- 1594年(文禄3年):この当時から、和人 がニシン漁を行っていた。江戸時代後期から昭和戦前期に至るまで、ニシン漁は地域の基幹産業だった。
- 1906年(明治39年): 神恵内村と、赤石村と、珊内村が合併して現在の村域が決定する。
行政[編集]
- 村長 : 高橋昌幸
- 村議会 : 定数8人
地区[編集]
- (大字)神恵内村 - 小字で定住者がいるのは「横澗」「ツボ石」「大川」「川向」「山ノ上」「トラセ」「浜中」「長屋の沢」
- ※住所では「古宇郡神恵内村大字神恵内村○番地」という表記になる
- (大字)赤石村 - 小字で定住しているのは「大森」のみ
- (大字)珊内村 - 小字で定住しているのは「川白」「ヲネナイ」のみ
- ※以前は「ノット」も定住者がいたが全員転出し集落の道路の入口は封鎖されている)
経済[編集]
漁協[編集]
- 古宇郡漁業協同組合:神恵内村支所(大字神恵内村)
郵便局[編集]
- 神恵内郵便局(集配局、大字神恵内村)
※かつては珊内地区に無集配特定局の珊内郵便局が存在したが1998年に廃局となった。
宅配便[編集]
公共機関[編集]
警察[編集]
- 岩内警察署 神恵内駐在所(大字神恵内村)
消防[編集]
- 岩内・寿都地方消防組合 神恵内支署(大字神恵内村)
地域[編集]
人口[編集]
2012年12月に人口が1,000人を割り込んだ。北海道内では1,000人以下の自治体は、音威子府村に次いで2ヶ所目となった。
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神恵内村と全国の年齢別人口分布(2005年) | 神恵内村の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 神恵内村
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
神恵内村(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
教育[編集]
- 神恵内村立神恵内小学校
- 神恵内村立神恵内中学校(両校とも大字神恵内村字横澗)
※かつては赤石小学校、珊内小中学校、川白小中学校、安内小学校もあったがいずれも閉校になっている。
交通[編集]
鉄道[編集]
村内に鉄道路線は走っていない。最寄駅はJR北海道函館本線の小沢駅である[2]。
バス[編集]
道路[編集]
- 国道229号 - 海岸に沿って走る。
- 北海道道998号古平神恵内線 - 当丸峠を経由して積丹半島を短絡する路線。
道の駅[編集]
通信[編集]
市外局番は0135(岩内MA地域)、尚、同じ0135である余市MA地域へは市外局番からかける必要がある。
市内局番は、神恵内中心部、赤石村で66、76。珊内村で77。
携帯電話は、珊内村の一部(珊内村ノット、珊内村川白、珊内村ヲネナイ)で、まったく通じない機種がある。
2007年(平成19年)6月18日、フレッツ・ADSL開通により、ブロードバンドが利用可能になる。
観光[編集]
※かつては 神恵内温泉 リフレッシュプラザ温泉998があったが機材故障のため2020年春に閉館した[3]。
出身者[編集]
脚注[編集]
出典[編集]
- ^ “震度データベース検索 (北海道)”. 気象庁. 2020年4月2日閲覧。
- ^ 1985年(昭和60年)までは国鉄岩内線の岩内駅だった。
- ^ むらのできごと リフレッシュプラザ温泉998閉館のお知らせ