北海道中央バス岩内営業所

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北海道中央バス岩内営業所（ほっかいどうちゅうおうバスいわないえいぎょうしょ）は、北海道中央バス（中央バス）が北海道岩内郡岩内町万代51-22に設置する、バス事業部（旧・小樽事業部）に属する営業所である。岩内ターミナル、ニセコバス岩内営業所を併設する。

歴史[編集]

1943年（昭和18年）3月1日の北海道における旅客自動車運輸事業統合要綱（いわゆる戦時統合）による北海道中央乗合自動車発足時は古宇郡泊村に泊営業所が設置され、1949年（昭和24年）9月1日に岩内駅前へ移転し岩内営業所となった。1954年（昭和29年）9月26日、洞爺丸台風襲来時に発生した岩内大火で焼失。翌1955年（昭和30年）9月14日の新築落成まで約1年を要した。1987年（昭和62年）10月28日に現在地へ移転している^[1]。

2020年（令和2年）12月1日現在、路線バスや岩内ターミナルは真栄営業所の管轄となっているが、岩内営業所の名称も残している^[2]^[3]。運行・管理をニセコバスへ委託している。

路線[編集]

2024年（令和6年）4月1日現在

岩内方面の一般路線バスは、SAPICA等のICカード乗車券は使用できない^[4]。

神恵内線

岩内ターミナル - リヤムナイ - 発足局前 - 大曲分岐点 - 堀株 - 茅沼 - 泊老人ホーム - 臼別 - 泊役場前 - 兜岬 - 茂岩 - 商工観光センター前 - 神恵内役場前 - 神恵内港 - 赤石 - 大森 - 珊内 - 川白（ - 西の河原 - 積丹神威岬：夏期のみ）
- 岩内ターミナル - リヤムナイ - 神社前 - 大曲分岐点 - 泊役場前 - 盃温泉街系統は2018年（平成30年）10月1日廃止^[5]。
- 川白・神威岬発着便は商工観光センター前 - 神恵内役場間で温泉998を経由していたが、温泉998閉館に伴い2020年（令和2年）10月1日より分岐区間を廃止した^[6]。
- 岩内ターミナル - 大森系統は2022年（令和4年）10月1日廃止^[7]。大森系統のみ経由していた泊老人ホームへは、川白系統に編入される。

主な廃止路線[編集]

ニセコバス移管路線のニセコバスでの状況は、ニセコバスを参照。

小沢線

岩内駅前 - 共和 - 小沢 - 倶知安ターミナル
- 1978年（昭和53年）4月1日付でニセコバス運行に一本化^[8]。

岩内黒松内線・岩内長万部線（特急）

岩内ターミナル - 雷電温泉郷 - 磯谷 - 追分 - 黒松内 - 長万部駅前
- 1988年（昭和63年）5月1日に岩内黒松内線を開設し、寿都営業所管内をニセコバスに譲渡して以来10年振りに黒松内町へ乗り入れた。さらに同年12月1日より長万部町まで延長し岩内長万部線として運行された。1992年（平成4年）12月1日付のダイヤ改正で廃止された^[9]。

雷電線（岩内 - 寿都）・寿都線（急行）

小樽駅前 - 余市駅前 - 仁木役場前 - 岩内ターミナル - 雷電温泉郷 - 磯谷 - 寿都営業所
- 1994年（平成6年）4月1日付でニセコバス運行に一本化。

岩内線（急行）

小樽駅前 - 余市駅前 - 仁木役場前 - 岩内ターミナル
- 廃止直後に代替として岩内ターミナル→共和役場前系統を運行したが、それを含め廃止されている。

大曲線

岩内駅前（1984年当時） - 大曲^[10]

岩内円山線

岩内ターミナル - 中央通 - 相生タウン - 円山弓道場前 - 森林公園入口（→いわない温泉郷→岩内スキー場→さんさんの湯→）
- 2018年（平成30年）4月1日廃止^[11]。

岩内ターミナル[編集]

1985年（昭和60年）7月1日に国鉄岩内線が廃止され、岩内町が岩内駅跡地にバスターミナルを整備。案内上は岩内ターミナルと呼ばれる。5箇所の頭端式の乗り場があり、待合室、窓口、自動券売機が設置される。中央バス観光商事が運営する売店が入居していたが撤退している。

のりばは以下の通り^[12]。

1番のりば

ニセコバス
- 雷電線 寿都町行（港町（蘭越町）・ゆべつの湯・寿都ターミナル）
- いわない循環バスノッタライン 町内循環線

2番のりば

中央バス
- 高速いわない号 札幌市行（余市駅・小樽駅（小樽ターミナル）・札幌駅前）

3番のりば

中央バス
- 神恵内線 神恵内村（・積丹町：夏期のみ）行（泊村役場・大森・川白・積丹神威岬）

4番のりば

ニセコバス
- 小沢線（国鉄岩内線廃止代行バス）倶知安町行（共和町役場・小沢・倶知安厚生病院・倶知安駅）

5番のりば

降車、貸切等

バスターミナル施設脇に降車専用停留所を設置。

ニセコバス岩内営業所[編集]

小沢線の一部などを担当。寿都ターミナルを傘下に置いている。ニセコバスを参照。

脚注[編集]

[脚注の使い方]

^ 『北海道中央バス五十年史』北海道中央バス、1996年、140頁。
^ “事業所一覧”. 北海道中央バス. 2020年12月27日閲覧。
^ “お問い合わせ先”. 北海道中央バス. 2020年12月27日閲覧。
^ “SAPICAがご利用できない路線”. 北海道中央バス. 2020年12月27日閲覧。
^ “【神恵内線】ダイヤ改正運行便数変更及び系統廃止について” (PDF). 北海道中央バス. 2020年12月27日閲覧。
^ “神恵内線一部区間の廃止について” (PDF). 北海道中央バス. 2020年12月27日閲覧。
^ “神恵内線の経路変更と運行回数の見直しについて”. 北海道中央バス. 2022年10月1日閲覧。
^ 『北海道中央バス五十年史』北海道中央バス、1996年、491頁。
^ 『北海道中央バス五十年史』北海道中央バス、1996年、494頁。
^ 『北海道中央バス四十年史』北海道中央バス、1984年、436頁。
^ “「岩内円山線」路線廃止について” (PDF). 北海道中央バス. 2020年12月27日閲覧。
^ “岩内ターミナル路線一覧”. 北海道中央バス. 2020年12月27日閲覧。
^ ^a ^b 『北海道中央バス四十年史』北海道中央バス、1984年、171頁。

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座標: 北緯42度59分1.27秒東経140度30分58.95秒 / 北緯42.9836861度東経140.5163750度 / 42.9836861; 140.5163750

[1] 『北海道中央バス五十年史』北海道中央バス、1996年、140頁。

[2] “事業所一覧”. 北海道中央バス. 2020年12月27日閲覧。

[3] “お問い合わせ先”. 北海道中央バス. 2020年12月27日閲覧。

[4] “SAPICAがご利用できない路線”. 北海道中央バス. 2020年12月27日閲覧。

[5] “【神恵内線】ダイヤ改正運行便数変更及び系統廃止について” (PDF). 北海道中央バス. 2020年12月27日閲覧。

[6] “神恵内線一部区間の廃止について” (PDF). 北海道中央バス. 2020年12月27日閲覧。

[7] “神恵内線の経路変更と運行回数の見直しについて”. 北海道中央バス. 2022年10月1日閲覧。

[8] 『北海道中央バス五十年史』北海道中央バス、1996年、491頁。

[9] 『北海道中央バス五十年史』北海道中央バス、1996年、494頁。

[10] 『北海道中央バス四十年史』北海道中央バス、1984年、436頁。

[11] “「岩内円山線」路線廃止について” (PDF). 北海道中央バス. 2020年12月27日閲覧。

[12] “岩内ターミナル路線一覧”. 北海道中央バス. 2020年12月27日閲覧。

[chuo40-171-13] 『北海道中央バス四十年史』北海道中央バス、1984年、171頁。

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