松尾豊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
松尾 豊
人物情報
生誕 (1975-01-26) 1975年1月26日(44歳)
香川県坂出市
出身校 東京大学大学院工学系研究科
学問
研究分野 人工知能、ウェブ工学、ソーシャルメディア分析
研究機関 東京大学大学院工学系研究科
学位 博士(工学)
学会 人工知能学会
公式サイト
公式ウェブサイト
テンプレートを表示

松尾 豊 (まつお ゆたか、1975年[1] - )は、日本工学者東京大学大学院工学系研究科人工物工学研究センター/技術経営戦略学専攻の教授[2]。日本ディープラーニング協会理事長、ソフトバンクグループ社外取締役を務める。香川県坂出市出身。専門分野は、人工知能、深層学習、ウェブ工学、ソーシャルメディア分析。ソーシャルメディアから現実世界の動向を探る「ソーシャルセンサ」の概念を世界で初めて提唱した[3]。また、国内でディープラーニングの普及、産業活用に貢献した。叔父に東京大学名誉教授(建築学専攻)の松尾陽[4]、国際電気通信連合事務局長を務めた内海義雄がいる。

略歴[編集]

学歴[編集]

職歴[編集]

  • 2002年4月 産業技術総合研究所研究員
  • 2005年8月 スタンフォード大学言語情報研究センター(CSLI) 客員研究員
  • 2007年10月 東京大学大学院工学系研究科 准教授
  • 2014年4月 東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 特任准教授
  • 2019年4月 東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター/技術経営戦略学専攻教授、システム創成学科PSIコース コース長
  • 2019年6月19日 ソフトバンクグループ取締役就任[6]

学会活動[編集]

  • 人工知能学会:倫理委員長 (2014-2018), 編集委員長 (2012-2014),副編集委員長 (2010-2012),編集委員 (2004-2010),学生編集委員 (2000-2002)[7]
  • 日本ディープラーニング協会 理事長 (2017-)[8]
  • World Wide Web Conference プログラム委員(2008-), Web Mining部門 トラックチェア (2014, 2016)
  • 経済産業省 産業構造審議会 新産業構造部会 構成員、内閣府「人間中心のAI社会原則検討会議」構成員、総務書「多言語音声翻訳高度化のためのディープラーニング技術の研究開発」アドバイザリーメンバー 座長、金融庁「フィンテック・ベンチャーに関する有識者会議」委員、東京都「東京ベイエリアビジョン」に係る官民連携チーム 最先端技術のまちWG 座長、経済産業省 IT融合フォーラム有識者会議委員、国家戦略室 叡智のフロンティア部会委員など

著書[編集]

  • 『東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」』KADOKAWA/中経出版、2014年10月15日。ISBN 978-4046009319
  • 『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』角川EpuB選書、2015年3月11日。ISBN 978-4040800202 第24回大川出版賞受賞作
  • 『人工知能はなぜ未来を変えるのか』KADOKAWA/中経出版、2016年7月14日。ISBN 978-4046017031

受賞[編集]

  • 第1回JTS学術賞, 松尾 豊, 一般社団法人 Japan Treasure Summit(代表理事 小宮山 宏), 2019
  • 2018年度 情報処理学会論文賞, 鈴木 雅大, 松尾 豊, 「異なるモダリティ間の双方向生成のための深層生成モデル」, 2019
  • スーツ・オブ・ザ・イヤー2018 イノベーション部門受賞,松尾 豊,学術的な領域にとどまらず実社会への働きかけに果敢に挑み続けていることに対して,2018
  • 香川県 かがわ21世紀大賞,松尾 豊, 人工知能分野での活躍に対して,2018
  • 文部科学省 大学発ベンチャー表彰2018 文部科学大臣賞,株式会社PKSHA Techonology,東京大学 松尾豊(支援大学),2018
  • チェンジメーカー・オブ・ザ・イヤー 2016,松尾 豊,人工知能およびウェブ工学の分野における活動に対して,2016
  • ビジネス書大賞 審査員特別賞,「人工知能は人間を超えるか」(松尾 豊著)(角川),2016
  • 日刊工業新聞社賞,日本オフィス家具協会,「人工知能は人間を超えるか」(松尾 豊著)(角川),2016
  • ITエンジニア本大賞2016 ビジネス書部門大賞,「人工知能は人間を超えるか」(松尾 豊著)(角川), 2016
  • 2015年度 人工知能学会 研究会優秀賞,「株式掲示板におけるユーザ行動異常検知を用いた相場操縦発見手法に関する研究」,宮崎 邦洋,松尾 豊, 2016
  • 2015年度 公益財団法人 大川情報通信基金 大川出版賞,「人工知能は人間を超えるか」(松尾 豊著)(角川), 2015
  • 日経ビジネス 「次世代を創る100人」,2015年12月28日号
  • 文部科学省 科学技術・学術政策研究所 「科学技術への顕著な貢献2015(ナイスステップな研究者)」,松尾 豊, 2015
  • Rakuten Technology Award 2015, 人工知能における思想的リーダーとしての活動に対して, 松尾 豊,2015
  • 第12回(2013年) ドコモ・モバイル・サイエンス賞 社会科学部門,松尾 豊,「ウェブマイニングによる社会観測とその活用に関する研究」, 2014
  • AERA 「日本を突破する100人」,2014年12月29日・1月5日合併号
  • 2013年度 人工知能学会 功労賞,松尾 豊, 編集委員長としての貢献に対して,2014
  • AERA 「日本を立て直す100人」,2012年1月2・9日合併号
  • 2011年度 人工知能学会 現場イノベーション賞,「人物検索システムの研究開発および実用化の取り組み」,松尾 豊,石田 啓介,友部 博教,岡 瑞起,アグチバヤル アマルサナー,濱崎 雅弘,森 純一郎,ダヌシカ ボッレーガラ,大向 一輝,松島 克守, 2012
  • 2007年度 情報処理学会 長尾真記念特別賞, 松尾 豊,「Webマイニングによる社会ネットワーク抽出に関する研究」, 2008
  • 2006年度 人工知能学会 創立20周年記念事業賞,「AI若手研究者のためのキャリアデザイン能力育成事業:幸福な研究人生に至る道」,山川 宏,市瀬 龍太郎,太田 正幸,加藤 義清,庄司 裕子,松尾 豊,2007
  • 2002年度人工知能学会論文賞,「語の共起の統計情報に基づく文書からのキーワード抽出アルゴリズム」,松尾 豊,石塚 満,人工知能学会誌,Vol.17,No.3, pp.213-227, 2002

出演番組[編集]

インキュベーション[編集]

現在、松尾豊研究室では、AIベンチャーのインキュベーションに取り組んでおり[9]、指導学生がAIベンチャーを設立している。

起業した指導学生[編集]

  • 関喜史(株式会社Gunosy共同創業者/上席研究員) - 東証一部
  • 上野山勝也(株式会社PKSHA Technology創業者/代表取締役)- 東証マザーズ
  • 安野貴博(株式会社BEDORE創業者/代表取締役) - 株式非公開
  • 那須野薫(株式会社DeepX創業者/代表取締役) - 株式非公開
  • 田村浩一郎(株式会社ACES創業者/代表取締役) - 株式非公開

脚注・出典[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ Curriculum Vitae (PDF)” (英語). Yutaka Matsuo. p. 13 (2010年10月). 2015年1月15日閲覧。
  2. ^ a b c プロフィール”. 2015年1月15日閲覧。
  3. ^ Sakaki, Takeshi; Okazaki, Makoto; Matsuo, Yutaka (2010). “Earthquake Shakes Twitter Users: Real-time Event Detection by Social Sensors”. Proceedings of the 19th International Conference on World Wide Web (New York, NY, USA: ACM): 851–860. doi:10.1145/1772690.1772777. ISBN 9781605587998. http://doi.acm.org/10.1145/1772690.1772777. 
  4. ^ 公益社団法人 空気調和・衛生工学会 100周年記念ページ”. 2019年5月6日閲覧。
  5. ^ 論文の題は 『仮説推論法と文書主題抽出法に関する研究』 - 博士論文書誌データベース
  6. ^ “松尾豊氏、ソフトバンクグループ取締役に AI研究の第一人者”. ITMedia news (アイ・ティ・メディア). (2019年5月22日). https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1905/22/news076.html 2019年5月23日閲覧。 
  7. ^ 学会概要 – 人工知能学会 (The Japanese Society for Artificial Intelligence)” (日本語). 2019年6月29日閲覧。
  8. ^ 一般社団法人 日本ディープラーニング協会 Japan Deep Learning Association” (日本語). 一般社団法人 日本ディープラーニング協会 Japan Deep Learning Association (2018年12月7日). 2019年6月29日閲覧。
  9. ^ AI起業家生む東大・松尾研 本郷をHONGOへ” (日本語). 日本経済新聞 電子版. 2019年9月8日閲覧。

外部リンク[編集]