国鉄シキ550形貨車

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国鉄シキ550形貨車
シキ559(2006年5月30日)
シキ559(2006年5月30日)
基本情報
製造所 浜松工場
製造年 1961年(昭和36年)
製造数 12両
常備駅 川島駅梅田駅
主要諸元
車体色 黄1号
軌間 1,067 mm
全長 16,680 mm
全幅 2,500 mm
全高 2,050 mm
荷重 50 t
自重 24.1 t
換算両数 積車 6.0
換算両数 空車 2.4
台車 TR78
最高速度 65 km/h
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国鉄シキ550形貨車(こくてつシキ550がたかしゃ)は、1961年(昭和36年)から1966年(昭和41年)にかけて日本国有鉄道(国鉄)浜松工場でシキ550 - シキ561の合計12両が製作された50 トン積み低床式大物車である。

概要[編集]

老朽化していたシキ60形を置き換えるために製造された。溶接構造の荷受梁を備えている。全長は16,680 mm、低床部の長さは6,000 mm、低床部のレール面上高さは700 mmである。車体幅とレール面上高さの両立を図るために、荷台の上部が外側に張り出していたり、台車上から荷台部分にかけてなだらかに外側に膨らんでいたり、応力集中を避けるために梁と床板の接合部を円弧にしたりなど、複雑な設計を行っている。台車は、本来はタンク車用に開発されたベッテンドルフ式の三軸ボギー台車TR78形を装備しており、合計2台車6軸の構成である。空気ブレーキはKD254形を備えていた。最高速度は空車時・積車時ともに 65 km/hとなっており、黄帯が巻かれている。

運用[編集]

本形式は使い勝手の高い車両で荷主からの需要は高く、12両すべてが日本貨物鉄道(JR貨物)へ承継された。2009年4月時点では3両が在籍していたが[1]、その後の消息についてはJR貨物から廃車等の情報は特に公表されていないが[2]、形式消滅した模様である[3]

保存車[編集]

シキ555が保津川ライブスチームクラブで保存されている[4]

ギャラリー[編集]

参考文献[編集]

  • 鉄道公報
  • 吉岡心平 『大物車のすべて 上』 ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 91〉、2007年3月1日、初版(日本語)。ISBN 978-4-7770-5195-3
  • 『日本の貨車 -技術発達史-』 貨車技術発達史編纂委員会、日本鉄道車輌工業会、2009年4月30日、初版(日本語)。

脚注[編集]

  1. ^ 交通新聞社『JR気動車客車編成表2009』p.97
  2. ^ JR貨物に所属する貨車は2009年度以降、鉄道雑誌等に所属車両の消息を情報提供していないため、独自の調査以外に方法はなく、検証可能な情報源で消息を特定することが困難な状況となっている。
  3. ^ 交通新聞社『トラベルMOOK 貨物列車の世界』p.140
  4. ^ イカロス出版『国鉄&JR 保存車大全 2015-2016』p.134