名古屋国際センター
名古屋国際センタービル Nagoya International Center Building | |
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情報 | |
用途 | 店舗・事務所 |
設計者 | 株式会社日建設計[1] |
施工 | 清水建設・大成建設共同企業体[1] |
建築主 | 名古屋市・第一生命保険他[1] |
管理運営 | 第一ビルディング |
構造形式 | 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造) [1] |
敷地面積 | 6,645.94 m² [1] |
建築面積 | 1,502.54 m² [2] |
延床面積 | 46,946.69 m² [1][2] |
階数 | 地上26階・地下3階、塔屋1階[1] |
高さ | 102.0m[2] |
エレベーター数 | 11基(東芝製・日立製各5基、非常用三菱製1基) |
着工 | 1982年4月8日[2] |
竣工 | 1984年6月30日[2] |
所在地 |
〒450-0001 愛知県名古屋市中村区那古野1丁目47-1 |
座標 | 北緯35度10分22.1秒 東経136度53分25.09秒 / 北緯35.172806度 東経136.8903028度座標: 北緯35度10分22.1秒 東経136度53分25.09秒 / 北緯35.172806度 東経136.8903028度 |
備考 | 工費128.8億円[2] |
名古屋国際センター(なごやこくさいセンター、Nagoya International Center, 略称:NIC)は、愛知県名古屋市中村区にある名古屋市の公共施設。名古屋地域の国際化を推進することを目的として、1984年(昭和59年)10月12日に開設された。運営は、公益財団法人名古屋国際センター。
本施設が入居する名古屋国際センタービル、名古屋国際センターホール、およびテレビ愛知が2010年(平成22年)6月23日に開局した国際センター中継局についても本ページで解説する。
国際センター概要
[編集]名古屋地域における国際交流の総合拠点施設として計画され、1977年(昭和52年)12月の名古屋市会における「名古屋市基本構想」議決を経て、翌年に策定された『国際文化村構想』に端を発する。
沿革
[編集]- 1979年(昭和54年):国際文化村→国際文化センター に名称変更。
- 1982年(昭和57年)4月8日:泥江再開発ビル(名古屋国際センタービル)が着工し、翌年7月11日に 名古屋国際センター に名称変更。
- 1984年(昭和59年)8月1日:「財団法人名古屋国際センター」設立、法人登記。
- 同年10月12日:名古屋国際センター開設。
指定管理事業等
[編集]- 情報サービスコーナーの運営
- ライブラリー
- 日本国外・日本国外関係の図書・資料・地図・ビデオ・新聞・雑誌・国際交流団体の機関紙、外国語小説等の閲覧サービス、図書貸し出しを行っている。
- 外国人向け相談
- 海外児童生徒教育相談
- 研修事業
- 国際理解教育の推進、日本語ボランティアの育成・支援、 地域の国際化を推進するためのセミナーなどを行う。
- 国際交流・協力事業
- 国際交流に関するボランティア活動
- 外国人市民の暮らしやすいまちづくりを行う事業
※ その他、国際留学生を支援するための事業等を行っている。
貸し施設
[編集]- ホール(別棟『名古屋国際センターホール』、221m2)
- 180席スクール形式 または 250席シアター形式で利用できる。小規模の講演会や演奏会が行える。
- 別途20席の円卓会議室(1室)がある。
- 会議室
- 第一~第六会議室(5F)
- 和室(5F)
- 展示室(4F)
- 第一~第四展示室(第一~第三展示室はパーティションを外して一体にできる。)
- 研修室
- 第一研修室(3F)、第二研修室(3F)、第三研修室(4F)
名古屋国際センタービル
[編集]愛知県名古屋市中村区那古野1丁目(泥江町(ひじえちょう)交差点北東角)に所在する超高層ビル。
計画名『泥江一種市街地再開発A街区』の再開発ビル(泥江再開発ビル)として建設されたもので、第17回中部建築賞に入賞している[3]。
エレベーター
[編集]オフィス用エレベーターは低層バンクと高層バンクに分かれており、低層バンクは東芝製、高層バンクは日立製であり、非常用エレベーターは三菱電機製となっている。オフィス用・非常用エレベーター全11基は2017年(平成29年)から順次リニューアル工事が行われていて、それは2021年(令和3年)3月にすべて完了した。エレベーター乗場の意匠更新も実施した。
エレベーターの製品名
[編集]- 低層バンク(東芝製、No.1 - 5号機)
- B1 - 14(5号機のみ車いす操作盤あり)
- 高層バンク(日立製、No.6 - 10号機)
- B1 - 2・14 - 25(6号機のみ車いす操作盤あり)
- 非常用バンク(三菱電機製、No.11号機)
- B3 - B1・1 - 26
フロア構成
[編集]- 25・26階 中国料理店「東天紅」名古屋店
- 7 - 24階 オフィスフロア(エレベーターの乗継階は14階)
- 大韓貿易投資振興公社名古屋貿易館
- 6 - 7階
- 2 - 5階 名古屋国際センター
- 地下1階 - 1階 飲食店フロア・メインエントランス・防災センター
- 地下2階 - 地下1階 駐車場
- 地下3階 機械室
名古屋国際センターホール
[編集]名古屋国際センタービルに付属する別棟の多目的ホール。
主要諸元
[編集]国際センター中継局
[編集]TVAテレビ愛知が瀬戸デジタルタワーからの電波が届きにくい名古屋市中心部の大部分をカバーするために設置した放送用中継局[4]。
中継局概要
[編集]リモコン キーID |
放送局名 | 物理 チャンネル |
空中線電力 | ERP | 放送対象 地域 |
放送区域 内世帯数 |
偏波面 |
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10 | TVA テレビ愛知 |
26ch | 3W | 40W | 愛知県 | 約264,000世帯 | 垂直偏波 |
放送エリア
[編集]愛知県名古屋市(中区、昭和区)の全域、並びに名古屋市(千種区、東区、西区、中村区、瑞穂区、熱田区、中川区、南区、天白区)の各一部[5]及び清須市の極一部。
歴史
[編集]- 2010年(平成22年)2月10日:予備免許交付。
- 2010年(平成22年)4月30日:試験放送開始。
- 2010年(平成22年)6月23日:免許交付[6]。
- 2010年(平成22年)6月23日:放送開始。
交通アクセス
[編集]脚注・出典
[編集]- ^ a b c d e f g “名古屋国際センタービル” (PDF). 株式会社第一ビルディング. 2014年8月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “名古屋国際センター” (PDF). 名古屋市. 2014年8月31日閲覧。
- ^ “昭和60年度 第17回中部建築賞入賞作品” (PDF). 中部建築賞協議会. 2013年9月6日閲覧。
- ^ 愛知県の開局状況 総務省 東海総合通信局
- ^ 東海地区の開局情報(愛知県)/(表13)国際センター中継局(名古屋市:国際センタービル) 総務省 東海総合通信局
- ^ 地上デジタルテレビジョン放送局(名駅及び国際センター中継局)の免許[リンク切れ]総務省 東海総合通信局、2010年6月23日