十七試陸上攻撃機

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十七試陸上攻撃機(じゅうななしりくじょうこうげきき)は、川西航空機大日本帝国海軍向けに計画した陸上攻撃機。社内名称は「KX-1」。

概要[編集]

海軍航空技術廠(空技廠)が開発した陸上爆撃機「銀河」を上回る性能を持つ機体として、1942年(昭和17年)に開発開始。汎用機となった銀河とは異なり、主任務は雷撃とされていた。しかし、搭載が予定されていた中島「護改」エンジンが完成する見込みがなかったため、基本設計が終了した段階で計画は中止され、海軍から略符号を与えられることもなかった。

機体は銀河に類似する形状の双発機で、銀河と比較すると主翼がやや大型化しており、「」を18気筒化した「護改」エンジンを搭載したため、エンジンナセルは特大のものを装備することが予定されていた。

諸元[編集]

  • 全長:15.00 m
  • 全幅:21.60 m
  • 全高:6.07 m
  • 主翼面積:64.0 m2
  • 自重:8,550 kg
  • 搭載量:4,950 kg
  • 全備重量:13,500 kg
  • エンジン:中島 護改 空冷複列星型18気筒(離昇2,350 hp) 2基
  • 最大速度:606 km/h(高度7,600 m時)
  • 巡航速度:370 km/h
  • 実用上昇限度:11,200 m
  • 航続距離:5,556 km
  • 武装:
    • 20mm旋回機銃×2
    • 800kg魚雷×1
  • 乗員:4名

参考文献[編集]