ロギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

ロギ (Logi) は、北欧神話に登場する巨人

ギュルヴィたぶらかし[編集]

以下は『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』が伝える話[1]である。

トールロキたちを従えてウートガルザ・ロキの治める巨人の国ウートガルズに行った際、ウートガルザ・ロキの宮廷において、トールたちと巨人たちとで競争をすることとなった。

最初にロキとロギが骨付き肉の早食い競争を行った。ロキは器用に骨や皮を除いて食べ、無事完食したが、ロギは肉はおろか骨や木皿、さらには桶までも食べつくし、ロキの負けとなった。

実はその正体はであり、ウートガルザ・ロキが見せた幻影であった。

巨人フォルニョートの息子[編集]

ロギは、巨人フォルニョートの息子の名にもみえる。 この場合のロギも、火の支配者とされている。 しかしこのロギと前述のロギが同一人物かははっきりしていない。

ロギの兄弟は、風の象徴であるカーリ(Kári)と、海の支配者であるフレール(Hlér)またはエーギル(Ægir)といわれている。

火を表すケニングに「風とエーギルの兄弟」という表現がある[2]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』264、267頁。
  2. ^ 『「詩語法」訳注』38頁。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

備考[編集]

北欧群土星の衛星)と呼ばれる天体群の1つ、ロゲ(Loge)は、ロギに由来した名前である。