ラタトスク(Ratatoskr、「走り回る出っ歯」の意)は、北欧神話において世界樹ユグドラシルに住んでいるといわれる栗鼠。
『古エッダ』の『グリームニルの言葉』第32聯[1]や『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第16章[2]での説明によると、ラタトスクはユグドラシルの梢に住んでいる鷲(フレースヴェルグ)と、根元に住んでいる竜/蛇(ニーズヘッグ)の間で交わされる会話を中継しており、この2匹の喧嘩を煽り立てている。