リッジレーサーV

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リッジレーサーV
ジャンル レースゲーム
対応機種 PlayStation 2
開発元 ナムコ
発売元 ナムコ
シリーズ リッジレーサーシリーズ
人数 1人
2人(対戦)
メディア CD-ROM
発売日 2000年3月4日
MEGA HITS!:2002年7月18日
デバイス デュアルショック2対応
デュアルショック対応
ネジコン対応
ジョグコン対応
メモリーカード(8MB)対応
アスペクト比 4:3
売上本数 約60万本
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リッジレーサーV』(リッジレーサーファイブ、RIDGE RACER V)とは、ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)から発売されたレースゲーム。単に『リッジV』とも[1]、『RRV』とも[2]

概要[編集]

キャッチコピーは、「リッジレーサーの現代(いま)がここにある」。コンシューマーゲーム『リッジレーサー』シリーズの第5弾。

PlayStation 2ローンチタイトルとして発売され、シリーズで初めて60fpsで描写されるようになった。『リッジレーサーシリーズ』はプレイステーションでは計4作発売されたが、PS2で発売されたタイトルは本作のみである[3]

R4 -RIDGE RACER TYPE 4-』と同様コンティニュー回数に制限がある(3回まで。例外もある)。また難易度ではHARDはリッジレーサーシリーズの中でも高めであり、ゲーム開始時に選択するEASY・NORMAL・HARDの難易度は途中からの変更はできない。

イメージガール(イメージキャラクター)は今作のみ永瀬麗子ではなく深水藍が登場し、オープニングムービーなどで見ることができる。

ゲーム中のナレーション鮎貝健が務めている(設定は、架空のFMラジオ放送局「RIDGE CITY FM(音声周波数76.5MHz)」のラジオパーソナリティ)。また、今回はサウンドディレクターがKohta "SOLIDSTATE" Takahashiになったため、『レイジレーサー』や『R4 -RIDGE RACER TYPE 4-』とはサウンド面で路線が変わっている。BGMには初のゲストミュージシャンが参加。BOOM BOOM SATELLITESTAKESHI UEDA (fromTHE MAD CAPSULE MARKETS)、マイク・ヴァン・ダイクが参加した。

後に発売された『リッジレーサーズ』以降のシリーズには全てニトロが搭載されているため、本作が現時点で最後のニトロ無し『リッジ』ということになる。

システム[編集]

操作方法[編集]

ソニー・コンピュータエンタテインメントより発売されたデュアルショック2デュアルショック・コントローラといったゲームコントローラの他、ネジコンジョグコンにも対応している。

ハンドル操作は左スティックや方向キー、ネジコンの場合は左右ねじり、ジョグコンの場合はダイアルで行う。アクセルは×ボタン、あるいはIボタン。ブレーキは□ボタン、あるいはIIボタン。ミッションATMTを選択でき、MTの場合はシフトダウンとシフトアップを自分で操作する。なお、操作設定はオプションで変更することが可能。

ファクトリー[編集]

プレイヤーの活動の拠点となる場所(メニュー画面)である。

RACE(レース)
様々なレースに参加して、マシンエンジンを手に入れていくメインモード。
DESIGN(デザイン)
チーム名、クルマのカーナンバー、カラーリング、ホイールの変更などをデザインできるモード。
GARAGE(ガレージ)
獲得したマシン、エンジン、トロフィーなどを閲覧できるモード。
RECORD(レコード)
タイムや勝利数、走行距離などを確認できる。

クラス[編集]

今作のリッジレーサーでは、マシン・エンジンの性能別にクラス分けがある。

スタンダードクラス
市販車から一切のチューニングを施していないマシン。
エクストラクラス
スタンダードクラスのマシンをチューニングしたマシン。エアロパーツが装着され、エンジンも換装あるいはチューンアップされる。
スタンダードエンジン
スタンダードクラスのマシンに搭載される、それぞれの車両の純正エンジン。チューニングは一切施されていない。
エクストラエンジン
エクストラクラスのマシンに搭載されるエンジン。各性能が向上しているが、重点的に向上される性能は車種によって異なる[4]。フィアロとイーオーを除いた全車が社外製のエンジンに換装される。
オーバルエンジン
エクストラクラスのマシンに搭載される、オーバルコース専用エンジン。加速、最高速が極限までパワーアップされ、ユニットによっては400km/hオーバーを叩き出すものもある。一方で旋回性能は著しく低下する。フォーチュンを除いた全車が社外製のエンジンに換装される。デュエルバトルでは使用不可。
デュエルクラス
エクストラクラス以下とは比べ物にならない程性能が高く、操縦にもかなりのテクニックを要するモンスターマシンが揃っている。パックマンカーやこれのライバルモンスター4体もデュエルクラスに属する。そのため、これら5車種もデュエルバトルの「バトルロイヤル」にて使用可能。

レースモード[編集]

GRAND PRIX(グランプリ)[編集]

リッジシティで開かれる、各グランプリレースに出場できる。

スタンダードクラス[編集]

初期状態では、プレイヤーはマシンを所有していない。スタンダードGPで優勝することで、使用したマシンとエンジンを獲得できる。

大会名(難易度により変化)
  • EASY:BASIS GP
  • NORMAL:FRONTAL GP
  • HARD:FOUNTAIN GP
使用マシン:スタンダードクラス
ラウンド(規定順位)
  • 第1戦:PARK TOWN(4位以内)
  • 第2戦:OUTER PASS(3位以内)
  • 第3戦:ABOVE THE CITY(2位以内)
  • 第4戦:BAYSIDE LINE(1位)
周回数:3周

エクストラクラス[編集]

エクストラクラスのマシンで競われるグランプリ。4大会存在し、それぞれ異なるルールが存在する。また、ゲームクリア後に再挑戦すると、ラウンド毎のコースが変化(オーバル除く)する。

レギュラー

レギュラーは特殊規定のない、通常のグランプリ。優勝することで、使用したマシンとエンジンを獲得できる。

大会名
  • EASY:HEROIC GP
  • NORMAL:BRAVELY GP
  • HARD:SPARTAN GP
使用マシン:エクストラクラス
初回ラウンド(規定順位)
  • 第1戦:OUTER PASS(4位以内)
  • 第2戦:ABOVE THE CITY(3位以内)
  • 第3戦:BAYSIDE LINE(2位以内)
  • 第4戦:SUNNY BEACH[5](1位)
周回数:3周
サドンデス

サドンデスは各セクターに制限時間を設け、時間切れで強制リタイヤとなる過酷なグランプリ。規定順位も全戦1位となっている。

大会名(いずれも関連の名称から)
  • EASY:BLAST GP
  • NORMAL:GALE GP
  • HARD:TORNADO GP
使用マシン:エクストラクラス
初回ラウンド(規定順位)
  • 第1戦:BAYSIDE LINE(1位
  • 第2戦:SUNNY BEACH(1位
  • 第3戦:PARK TOWN(1位
  • 第4戦:GREEN FIELD[6]1位
周回数:3周
リバース

リバースは逆走コース[7]を使用して行われるグランプリ。特殊規定はない。

大会名(いずれも中世ヨーロッパ貴族関連の名称から)
  • EASY:KNIGHT GP
  • NORMAL:BALON GP
  • HARD:DUKE GP
使用マシン:エクストラクラス
初回ラウンド(規定順位)
  • 第1戦:ABOVE THE CITY(4位以内)
  • 第2戦:SUNNY BEACH(3位以内)
  • 第3戦:GREEN FIELD(2位以内)
  • 第4戦:PARK TOWN(1位)
周回数:3周
オーバル

オーバルはオーバルコースを使用して行われるグランプリ。マシンはオーバルエンジンを搭載する。このグランプリを優勝するとエンディングとなる。

大会名(いずれも最高地位を表す名称から)
  • EASY:THRONE GP
  • NORMAL:MONARCH GP
  • HARD:TYRANT GP
使用マシン:エクストラクラス(オーバルエンジン)
ラウンド(規定順位)
  • AIRPORT OVAL[8](1位)
周回数:10周

マキシマムクラス[編集]

難易度が『HARD』時にのみ、TYRANT GPをクリア後に出現するグランプリ。エクストラクラスのマシンで競われる。敵車は非常にハイペースで走行しており、これまでに得た全てのテクニックが要求される最高難度のグランプリ。周回数は5周。特殊規定はなし。

大会名(HARD難易度のみ)
  • EASY:出現なし
  • NORMAL:出現なし
  • HARD:ULTIMATE GP
使用マシン:エクストラクラス
初回ラウンド(規定順位)
  • 第1戦:SUNNY BEACH(1位
  • 第2戦:GREEN FIELD(1位
  • 第3戦:OUTER PASS(1位
  • 第4戦:ABOVE THE CITY(1位
周回数:5周

DUEL(デュエル)[編集]

デュエル(ボス)カーが出現するモード。「DUEL SOLO(デュエルソロ)」「BATTLE ROYAL(バトルロイヤル)」の2種類がある。

  • DUEL SOLO(デュエルソロ)
タイムアタックで各コースの「Rマーク記録」を更新すると、そのコースで「デュエルカー」と呼ばれるボスマシンと対決できる。プレイヤーとデュエルカー(ボス)との一対一の対決で、勝つと対決したデュエルカーとメダルを獲得できる。なお、プレイヤーはスタンダードクラス・エクストラクラスの車を使うことができる(オーバルエンジンは使用不可)。出現するボスや、使用コースは以下の通り。
PLUTO
ABOVE THE CITYでの対決。ボスはスペクトラ。加速は凄まじいが、コーナーで大きく失速する。ゆえにタイトなコーナーでは隙が大きい。
DEVIL
GREEN FIELDでの対決。ボスはクリナーレ。プレイヤーが遅いと一旦停止して、自分を抜かさせたあと再び抜き返してくる。また、挑戦車がスリップストリームに入ると、目前で急ブレーキをかけブロックしてくる。
SPIRIT
BAYSIDE LINEでの対決。ボスはリュムール。直線でのスピードは今ひとつだが、コーナーが速く、全く減速することがない。ベイサイドラインの後半はリュムールの独擅場というべきコーナー連続地帯であるため、下手な走りをすると抜かれることになりかねない。
ANGEL
SUNNY BEACHでの対決。ボスはアンジェラス。驚異的なスタートダッシュでプレイヤーを引き離し、そのまま逃げ切る戦術を採る。全体的に速く、常にコース中央辺りを走るため抜きづらい。さらに、時間帯が夜なので周りが見えにくく、より抜きづらくなっている。
  • BATTLE ROYAL(バトルロイヤル)
デュエルソロで上記の4人のボスに全て勝つとこのモードが出現する。デュエルカー全4台と対決する。プレイヤーも下記のパックマンも含めたデュエルカーが使用可能(デュエルカー以外は使用不可)。使用コースはOUTER PASS。

TIME ATTACK(タイムアタック)[編集]

プレーヤーのみのマシンで3周走り、最速タイムを目指すモード。DUELの出現に関連したモードである。

FREE RUN(フリーラン)[編集]

好きなコースを、好きなマシンで、好きなだけ走れるモード。走行終了後、走行距離が表示される。

99 TRIAL(ナインナイントライアル)[編集]

総走行距離999kmで出現する。SUNNY BEACHを99周するレース。リプレイは10周ほどでストップする。各セクターに制限時間が設けられているが、規定順位は無く、制限時間内に99周すればクリア。

PAC-MAN(パックマン)[編集]

総走行距離3000kmで出現する。パックマンカーVSモンスターカーのレースである。使用コースはPARK TOWN。このレースに勝つと、アカベイ、アオスケ、ピンキー、グズタの4台の車とエンジンが手に入る。

グズタはエンストしてマフラーから黒煙を上げて視界を遮り、ピンキーとアオスケはプレーヤーの前にいると急ブレーキでブロックしてくる。

コース[編集]

今作では「リッジシティ」と呼ばれる市街地が舞台となっており、初代『リッジレーサー』の舞台の現在の姿という設定になっている。そのためAIRPORT OVAL以外の6コースは全て一部区間を共用しているほか、全7コースにはそれぞれ逆走版もある。

SUNNY BEACH(サニービーチ)
全長:4108m
時間帯:昼・夕方・夜
初代『リッジレーサー』の「初級」コース。市街地から山岳地帯を駆け抜け、海岸線に出る。
ライバル「ANGEL」とのデュエルバトルの舞台となる。
GREEN FIELD(グリーンフィールド)
全長:5868m
時間帯:昼・夕方
初代『リッジレーサー』の「上級」コース。SUNNY BEACHの終盤から分岐し、高速道路を走る。
前述の通り『リッジレーサー』の「上級」コースと同様のレイアウトだが、道路の幅が広くなり、後半のS字と最終コーナーの間にあったジャンピングスポットも無くなっているため、走りやすさは格段に向上している。
ライバル「DEVIL」とのデュエルバトルの舞台となる。
PARK TOWN(パークタウン)
全長:3528m
時間帯:昼・夕方・夜
シンプルなレイアウトのコース。全開区間が全体の多くを占め、タックインやドリフトを必要とする急なコーナーも少ない。
OUTER PASS(アウターパス)
全長:4535m
時間帯:昼・夕方
高速下の一般道からスタートし、MOUNT VALLEYの山岳道路を走るコース。中盤の海岸線でSUNNY BEACHと合流する。
高低差が激しく、序盤の山岳地帯は見通しも利きづらい。シケインや連続カーブも存在する高難度コース。
ABOVE THE CITY(アバヴザシティ)
全長:5193m
時間帯:昼・夜
PARK TOWN序盤から分岐し、放送局方面へ向かうコース。
序盤~中盤、放送局付近の複合・変則コーナーが最大の難所。
ライバル「PLUTO」とのデュエルバトルの舞台となる。
BAYSIDE LINE(ベイサイドライン)
全長:7830m
時間帯:夕方・夜
OUTER PASS〜GREEN FIELDから分岐し、RIDGE CITY BAY沿いの道を回り放送局方面へ向かう、ゲーム中最高難度を誇るコース。
既出のOUTER PASSやGREEN FIELDの難所に加え、Jターンやブラインドコーナー、ループコーナーなど様々な特殊コーナーが数多く存在し、難易度は非常に高い。全長もゲーム中で最長となっている。
ライバル「SPILIT」とのデュエルバトルの舞台となる。
AIRPORT OVAL(エアポートオーバル)
全長:3428m
時間帯:夕方
空港地下、貨物路を利用したオーバルコース。
アクセル全開でドリフト・タックインは不要だが、超高速コース故ワンミスが命取りとなる。

マシン[編集]

マシンは「ドリフト」と「グリップ」の2種に分かれており、「ドリフト」のマシンと「グリップ」のマシンではドリフト中の操作法が少々異なっている。

スタンダード・エクストラクラス[編集]

KAMATA FIARO(カマタ・フィアロ)
駆動方式FR
タイプ:ドリフト
初級者向けドリフト車。車名は初代「リッジレーサー」に登場した「F/A RACING」から(F/Aを「FIA(/→I)」に、Racingを「RO」にしてFIARO)取られており、マシンのデザインも初代のそれと同様である。
旋回性に長けている分、加速・最高速の性能は低い。エクストラクラスでは旋回力に重点を置いたチューニングがなされるため、ゲームが進行するにつれ高速性能の低さが露呈する形となる。
DANVER TOREADOR(ダンヴァー・トレアドール)
駆動方式:FR
タイプ:ドリフト
中級者向けドリフト車。今作で初登場となる車種。
全ての性能がバランス良く纏まっているが、(若干ではあるが)高速性能を重視した配分となっている。
RIVELTA SOLARE(リヴェルタ・ソラーレ)
駆動方式:MR
タイプ:ドリフト
上級者向けドリフト車。初代『リッジレーサー』に登場した「RT YELLOW SOLVALOU」及び「RT BLUE SOLVALOU」をベースとしたデザインとなっている。
加速性能は抜きん出て高いが(最高速ではイーオー(後述)に若干劣る)、旋回性能が極端に悪い。ドリフト時の挙動もピーキーなため、繊細なマシンコントロールを要求される。
KAMATA FORTUNE(カマタ・フォーチュン)

駆動方式:FF タイプ:グリップ

初級者向けグリップ車。今作で初登場となる車種。
旋回性能はトップクラスだが、加速・最高速の性能が非常に悪く、ゲーム終盤ではフィアロ以上に苦戦を強いられる事となる。
なお、エクストラクラスではエンジンが大きく変化する(EX:2L・V6、オーバル:4.3L・直4)。
RIVELTA MERCURIO(リヴェルタ・メルクーリオ)
駆動方式:4WD
タイプ:グリップ
中級者向けグリップ車。今作で初登場となる車種で、本作『リッジレーサーV』を象徴する車種でもある。
全ての性能がバランス良く纏まっているが、(若干ではあるが)旋回性能を重視した配分となっている。ゲーム中唯一の4輪駆動車である。
HIMMEL E.O.(ヒンメル・イーオー)
駆動方式:RR
タイプ:グリップ
上級者向けグリップ車。今作で初登場となる車種。
スタンダード車中トップの最高速を誇るが、上級者向けマシンの例に漏れず旋回性能は悪い。ハンドリングに癖があり、ステアリングを切ることでテールが膨らむ特性がある。

デュエルクラス(デビルカー)[編集]

DANVER SPECTRA(ダンヴァー・スペクトラ)
駆動方式:FR
タイプ:ドリフト
外見は1950年代-60年代頃のアメ車ローライダーそのものだが、搭載されるユニットは3221psを発生させる10LのV型8気筒スーパーチャージャーエンジンで、加速は凄まじくあっという間に最高速の400km/hに達する。
一方、旋回性能は最低クラスで、AIRPORT OVALですらもドリフトなしではクリア出来ないレベル。また、パワーがあまりにも膨大なためにタイヤのグリップが追い付かず、急ハンドルを切るだけで簡単にテールスライド状態になる。
さらに馬力に対してギア比がかなりクロスレシオなため、パワーに比して最高速がかなりの頭打ちである。
極限まで高出力を求めてチューニングされているため、レッドゾーンは10000回転以上となっている。そのため非常にピーキーな特性を持っており、低回転域ではパワー・トルクがほとんど失われる。
前述の通り加速力は非常に高いため、使いこなせればゲーム中の全車種で最速となる。
デュエルバトルでは、ライバル「PLUTO」がこの車両に搭乗して挑戦して来る。加速力は凄まじいが、コーナーでの安定性に欠け、一部コーナーでは立ち上がりで大きく失速する。勝利することで解禁される。
RIVELTA CRINALE(リヴェルタ・クリナーレ)
駆動方式:MR
タイプ:ドリフト
「デビルカー」の愛称の由来となった車種、初代『リッジレーサー』に登場したデビルカー「13th RACING」のフェイスリフト版で、漆黒の車体・悪魔のマーキング・カーナンバー13と、不吉な雰囲気が漂う。
エンジンはV型12気筒クアッド(4つ)ターボ。フルブースト時には2000psを超えるパワーを絞り出し、独特のブローオフバルブサウンドが大きく鳴り響く。
旋回性能はトレアドールとソラーレの中間レベルで中の下レベルだが、2車に比べスピードレンジが非常に高いため、コーナーでの姿勢制御はスタンダード車に比べ非常に難しい。
デュエルバトルでは、ライバル「DEVIL」がこの車両に搭乗して挑戦してくる。コース上で停車したり、プレイヤーの前方で急ブレーキ攻撃を仕掛けて来るなど、危険な走りでこちらを妨害して来る。勝利することで解禁される。
SOLDAT RUMEUR(ソルダ・リュムール)
駆動方式:RR
タイプ:グリップ
ミニクーペボディの後方にエンジンを積む小型車。
フロントビューやボディペイントは愛嬌のある可愛らしいデザインだが、車体後部にマウントされたエンジンはむき出し、さらにマフラーは車体からはみ出しているなど、リアビューからは攻撃的な印象を受ける。
旋回性能は非常に高い。僅か500kgほどの車体を急旋回させ、ほぼ全てのコーナーをアクセル全開で曲がることができるが、その一方でオーバーステアな傾向もみられる。
対して走行性能は控えめで、エクストラクラスと同等かそれ以下の水準にある。
デュエルバトルでは、ライバル「SPIRIT」がこの車両に搭乗して挑戦してくる。初速は遅いが、コーナーの通過速度が非常に速いため注意が必要である。勝利することで解禁される。
KAMATA ANGELUS(カマタ・アンジェラス)
駆動方式:MR
タイプ:グリップ
通称「エンジェルカー」。2作目『リッジレーサーレボリューション』に登場したデビルカー「WHITE ANGEL」のフェイスリフト版で、純白の車体や天使のマーキングなど、クリナーレとは対を成す存在である。カーナンバーは0
同時期に発売された『テイルズ オブ エターニア』に登場する、晶霊「クレーメル」を原動力とした「クレーメル型W18気筒エンジン」を搭載しており、独特の甲高いエキゾーストノートが特徴である。
4大デュエルカーの中でも最高速が突出しており、実に591km/hとシリーズでも最速(2018年現在)である。
旋回性能も高いが、グリップ性能があまりにも高すぎるためにドリフトの類は一切できず、アクセルオフで急激に旋回性能が向上するという前作『R4』のグリップタイプ寄りの挙動となっており、そのハンドリングはかなり癖が強い。
空気抵抗の関係もあり、2P対戦でスリップストリームを使わない限り最高速に近いスピードは出せず、単独走では400km/h台後半からスピードが伸びなくなる。
デュエルバトルでは、ライバル「ANGEL」がこの車両に搭乗して挑戦して来る。終始安定した走りで、かつコース中央を走行しているためオーバーテイクポイントが掴みづらい。勝利することで解禁される。
PAC-MAN(パックマン)
駆動方式:不明
タイプ:ドリフト
パックマンが搭乗した車両。外見は幼児用四輪車に酷似している。
最高速はデュエルクラスの中で最も低く、加速性能(とりわけ発進加速)も悪いが、旋回性能・グリップは高い。
プレイヤーが通算3000km走行するだけで解禁される。
サスペンションが極端に柔らかく、走行中は前後左右方向に強烈なピッチングローリングが発生する。
これより下の4台は、この車で出走するレース『パックマンGP』で勝利すると解禁される。
AKABEI(アカベイ)
駆動方式:不明
タイプ:グリップ
アンジェラスと同様にグリップが非常に高く、ドリフトの類は一切不可能。ただしこちらは車速が上がると曲がらなくなると言う特性を持っている。速ければ速いほど曲がらなくなるという車の性質が出過ぎた格好となっている。
なお、アカベイ以下の4台は全て形状がスクーターにタイヤを無理矢理4本つけたような形状となっており、運転感覚も2輪車のそれとほぼ同じになっている。
AOSUKE(アオスケ)
駆動方式:不明
タイプ:ドリフト
4段あるギアのギア比が不適切で、加速性能がドライバー同様「きまぐれ」である。そのため自力でシフトチェンジができないATでは思うような加速ができず、MTでの走行が基本になる。
ただし、最高速はNAMCO車の中で最も高い。
PINKY(ピンキー)
駆動方式:不明
タイプ:グリップ
前進ギアが1段しかなく、凄まじい加速性能で発進からコンマ数秒で200km/hオーバー、僅か3秒ほどで最高速付近に達する。
『パックマンGP』では、逃げる本車に勝利することが目標となる。
GUZUTA(グズタ)
駆動方式:不明
タイプ:グリップ
癖の強い挙動の持ち主。直進時は非常にテールスライドを誘発しやすいが、ドリフトさせるとグリップが急激に上がるハイサイドの状態になる。そのため、コーナーワークが非常に難しい。
『パックマンGP』では、黒煙を上げながらエンストし、プレイヤーの視界を遮ってくる。

リッジレーサーV アーケードバトル[編集]

アーケードゲーム版第5作目。『リッジレーサーV』をアーケードゲーム用に移植したタイトル。2000年11月28日稼動開始。
この作品に使われた2シート筐体は、後に同じ基板を使用する『湾岸ミッドナイト』に流用された。
サドンデスルールを採用。各1位で次のレースのプレイ料金が無料になり、1位にならなくても料金を支払えばプレイ続行は可能となり、ドライバーズポイントも有効となるなど、独特のクレジットサービスが設定されていた。

レギュレーション[編集]

レース:5ラウンド制
使用マシン:エクストラクラス対応マシン
  • そのためオープニングムービーに登場するソラーレとメルクーリオがエクストラクラス仕様になっている。
使用コース
  • 第1戦~第4戦:以下の4コースから1つずつ選択。但し一度選択したコースは次のレース以降選択出来ない。
    • PARK TOWN(時間帯:日中)
    • OUTER PASS(時間帯:夕刻)
    • ABOVE THE CITY(時間帯:日中)
    • BAYSIDE LINE(時間帯:夕刻)
  • 第5戦(ボーナスレース):SUNNY BEACH(時間帯:夜間)
  • GREEN FIELDとAIRPORT OVALは登場しない。
規定周回数:各コース順走3周。但しBAYSIDE LINEのみ順走2周。
特殊規定:各セクターに制限時間が設けられ、制限時間内に次のチェックポイントまで到達できなかった時は失格となる。
ドライバーズポイント:各レースの順位に応じて、以下のポイントが加算される。コンティニューしなかった場合、ポイントは全て無効となる。
  • 1位:20pt(副賞として、次のレースのコンティニュー料金が無料となる)
  • 2位:16pt(2位以下はコンティニューの際、料金が必要となる)
  • 3位:14pt
  • 4位:12pt
  • 5位:10pt
  • 全5ラウンドの累積ポイント1位が、グランプリ優勝者として、パックマンのトロフィーが授与される。

関連商品[編集]

リッジレーサーV オリジナル・ゲームサウンドトラック
本作のサウンドトラック。日本では2000年1月1日にソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズより発売された。権利関係からか、レース中に流れる一部の楽曲は収録されていない。

脚注[編集]

  1. ^ リッジレーサーV公式サイト・リレーエッセイ第1回2p
  2. ^ リッジレーサーV公式サイト・リレーエッセイ第1回3p
  3. ^ ただし派生タイトルとしては『MotoGP』・『R:RACING EVOLUTION』が発売されている。
  4. ^ 初級者向けマシンでは旋回性能重視、上級者向けマシンでは高速性能重視のものがそれぞれ搭載される。
  5. ^ 初回優勝で他モードでの使用が解禁される。
  6. ^ 初回優勝で他モードでの使用が解禁される。
  7. ^ 初回優勝で、これまでに出現させたコースの逆走バージョンが解禁される。
  8. ^ 初回優勝で他モードでの使用が解禁される。逆走コースも同時解禁。

参考文献[編集]

  • リッジレ-サ-Vオフィシャルガイドブック エンターブレイン ISBN:9784757700208

外部リンク[編集]