メルセデス・ベンツ W221

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メルセデス・ベンツ Sクラス > メルセデス・ベンツ W221
メルセデス・ベンツ Sクラス
W221型
フロント(前期S350)
Mercedes-Benz W221 S350 Obsidianschwarz.JPG
リア(前期S350)
Mercedes-Benz W221 S350 Obsidianschwarz Heck.JPG
室内(前期S350)
Mercedes-Benz W221 S350 Obsidianschwarz Interieur.JPG
販売期間 2005年 -
乗車定員 5人
4人(後席エクスクルーシブパッケージ装備車)
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン 272型 3.5L V6 DOHC
276型 3.5L V6 DOHC
273型 5.5L V8 DOHC
278型 4.7L V8 DOHC ツインターボ
156型 6.2L V8 DOHC
157型 5.5L V8 DOHC ツインターボ
275型 5.5L V12 SOHC ツインターボ
275AMG型 6.0L V12 SOHC ツインターボ
モーター 20ps/16.3kg・m(HYBRIDL・HYBRID)
変速機 7速AT7G-TRONIC)(下記以外)
5速AT(S600L、S65L)
駆動方式 FR(下記以外)
4WD(S550 4MATICロング)
サスペンション 前:4リンク式
後:マルチリンク式
全長 5,100mm(S350、S550、SHYBRID)
5,130mm (S350・S550スポーツパッケージ)
5,230mm(HYBRIDL、S550L、S5504MATICL、S600L)
5,260mm(S65L、S63L、S550L・S5504MATICL・SHYBRIDL AMGスポーツパッケージ)
全幅 1,870mm
全高 1,485mm
ホイールベース 3,035mm(ショートモデル)
3,165mm(ロングモデル)
車両重量 1,900kg - 2,280kg
ハイブリッド HV(HYBRIDL・HYBRID)
先代 メルセデス・ベンツ W220
後継 メルセデス・ベンツ W222
-自動車のスペック表-
ドイツの連邦大統領公用車として使用されているW221

移動: 案内、 検索 メルセデス・ベンツ W221 (Mercedes-Benz W221) は、ドイツアメリカの自動車メーカーダイムラー・クライスラー(現在は独ダイムラー)社が生産し、同社がメルセデス・ベンツブランドで2005年10月から展開している5代目Sクラスである(W221はそのコードネーム)。

同じプラットフォームからの派生車としてクーペタイプのボディを持つ、CLクラス(C216)が存在する。

概要[編集]

先代のW220が丸く、フレンドリーな外観を持っていたのに対し、W221は、大型のラジエーターグリルとオーバーフェンダーが特徴的である。

ホイールベースが拡大され、居住性が向上している。操作系はBMW7シリーズの影響を大きく受けており、コンソールには「COMANDシステム」と呼ばれるダイヤルが置かれ、ボタン類が少なくすっきりとした印象を与えている。

ダイレクトセレクト[編集]

ステアリングホイールを握ったまま、シフトレバーを用いて変速操作を行うことができる。シフトアップ、シフトダウンのほか、駐車、後退、ニュートラル、ドライブの切り替えが可能である。そのレバーはステアリング右側にあり、ウィンカーレバーと間違えないよう、操作には注意が必要である。

7G-TRONIC[編集]

7G-TRONIC(セブンジートロニック)とは電子制御7速ATで、スポーツ走行、通常走行、マニュアル走行の3パターンに切り替えが可能である。ただし、V12エンジン車には対応していないため、V12エンジンの「S600 Long」と「S65AMG Long」は電子制御5速ATが設定される。AMGを含め、マニュアルトランスミッションの設定はない。

4MATIC[編集]

4MATICはフルタイム四輪駆動車であることを表し、駆動配分は前輪対後輪=45対55である。4MATICには専用設計の4ESP(横滑り防止機構)がつく。日本メーカーの後輪駆動系四輪駆動車では、デフのため助手席の床が狭い車種が多いが、W221の4マチックは、助手席の床スペースを十分確保している。しかし、高額であること、左ハンドル仕様しかない点が、日本国内での販売の妨げとなっている。

日本市場での歴史[編集]

S65 AMG ロング
警視庁の警護車(S600ロング防弾仕様)
  • 2005年10月 「S350」「S500」「S500ロング」が日本で発売開始となる。全車左ハンドル・右ハンドル仕様を用意。
  • 2006年5月 AMGモデルの「S65 AMGロング」を追加。左ハンドル仕様のみ。
  • 2006年6月 5.5L V12エンジン搭載の「S600ロング」を追加。左ハンドル仕様のみ。
  • 2006年11月 フルタイム4WD仕様の「S550 4MATIC」を追加。左ハンドル仕様のみ。同時に「S500」から「S550」に呼称変更。
  • 2007年3月 AMGモデルの「S63 AMGロング」を追加。左ハンドル・右ハンドル仕様を用意。
  • 2009年9月 マイナーチェンジ。前後ライトの意匠を変更。LEDデイライトを装備。輸入車としては初[1]となるハイブリッドモデル「ハイブリッドロング」を発売。また「S550 4MATIC」を、「S550 4MATICロング」へと変更。
  • 2010年4月 先進の自動追従型クルーズコントロール「ディストロニック・プラス」を「S550」・「S550 ロング」・「S550 4MATIC ロング」・「S600 ロング」・「S63 AMG ロング」・「S65 AMG ロング」のオプションに追加。
  • 2010年11月 ロングホイールベースのみのラインアップだったハイブリッドモデルに、通常ホイールベース車「ハイブリッド」を追加。合わせて、「S63 AMG ロング」のエンジン、エクステリアを変更し、再びマイナーチェンジ。
  • 2011年7月 「S350」「S550」「S550 ロング」「S550 4MATICロング」のエンジンが変更され、「S350ブルーエフィシェンシー」「S550ブルーエフィシェンシー」「S550ブルーエフィシェンシーロング」「S550ブルーエフィシェンシー 4MATIC ロング」に呼称変更[2]。なお、「S350ブルーエフィシェンシー」は「平成21年度排出ガス基準+75%(☆☆☆☆)」と「平成22年度燃費基準+25%」を同時に達成した。
  • 2011年11月 一部改良。ハイブリッド車(「Sハイブリッド」・「Sハイブリッドロング」)を除く全グレードで、日本初となる天候や昼夜の影響を受けにくい24GHz帯超広帯域レーダーを前後左右に設置し、前方衝突の危険性を検知するとドライバーのブレーキ操作をサポートする「BAS(ブレーキ・アシスト・システム)プラス」・「PRE-SAFEブレーキ」、車線変更などで車両斜め後方の死角エリアをモニタリングし、衝突の危険性を検知すると各輪独立の自動ブレーキ介入によってコースを修正する「アクティブブラインドスポットアシスト」、渋滞追従機能を備えたクルーズコントロール「ディストロニック・プラス」、搭載されたカメラにより車線が外れていることを検知するとステアリングが微振動しドライバーに警告を促すとともに、各軸独立のブレーキの自動制御によって車線逸脱を回避する「アクティブレーンキーピングアシスト」で構成される予防安全システム「レーダーセーフティーパッケージ」を標準装備した(これに伴って、ハイブリッド車を除く車両本体価格が一律10万円値上げとなる)。
  • 2012年5月 「S550ブルーエフィシェンシーロング」、「S63 AMGロング」をベースに、ラグジュアリーシートパッケージ、AMGスポーツパッケージ(S550のみ)、20インチ AMG 5ツインスポークアルミホイール、パノラミックスライディングルーフ、designoフロアマットを特別装備するとともに、オプションのdesignoカラーを含む6色のボディカラー(有償4色あり)と4色から選べるdesignoフルレザーインテリアを採用した特別仕様車「designo Limited」を発売。60台(S550は40台、S63は20台)の台数限定で、受注生産での販売となる。納車は同年10月の予定である。
  • 2012年8月「S350ブルーエフィシェンシー グランドエディション」、「S550ブルーエフィシェンシーロング グランドエディション」が発売。AMGスポーツパッケージを標準装備。「S550ブルーエフィシェンシーロング グランドエディション」はラグジュアリーパッケージを標準装備。「S350ブルーエフィシェンシー グランドエディション」は本革シート、メモリー付きパワーシートなど以外にもガラススライディングルーフを追加して55万でラグジュアリーパッケージをオプションで用意している。両者とも従来モデルより10万円高にに抑えられている。

日本におけるグレード[編集]

グレード エンジン 変速機 駆動方式 備考 発売日 価格
S350 ブルーエフィシェンシー グランドエディション 276型 V型6気筒DOHC
3,499cc(306ps/37.7kg・m)
7Gトロニックプラス FR 以前は272型 V型6気筒DOHC 3,497cc(272ps/35.7kg・m)を採用していたが、2011年7月のマイナーチェンジに伴い変更。同時に「S350」から「S350 ブルーエフィシェンシー」に呼称変更。2012年8月、「S350ブルーエフィシェンシー」からAMGスポーツパッケージを特別装備した「S350ブルーエフィシェンシー グランドエディション」に変更・発売。 2011年7月 1085万円
S550 ブルーエフィシェンシー
S550 ブルーエフィシェンシー ロング グランドエディション
278型 V型8気筒DOHCツインターボ
4,663cc(435ps/71.4kg・m)
以前は273型 V型8気筒DOHC 5,461cc(387ps/54.0kg・m)を採用していたが、2011年7月のマイナーチェンジに伴い変更。同時に「S550/S550 Long」から呼称変更。2012年8月、「S550ブルーエフィシェンシーロング」は、AMGスポーツパッケージ、ラグジュアリーパッケージを特別装備した「S550ブルーエフィシェンシーロング グランドエディション」に変更・発売。 1385万円

1545万円(ロング)

S600 ロング 275型 V型12気筒SOHCツインターボ
5,513cc(517ps/84.6kg・m)
5速AT 右ハンドル仕様の防弾車が警視庁大阪府警京都府警に警護車として導入されている。 2009年9月 2060万円
S550 ブルーエフィシェンシー 4MATIC ロング 278型 V型8気筒DOHCツインターボ
4,663cc(435ps/71.4kg・m)
7Gトロニックプラス 4WD 以前は273型 V型8気筒DOHC 5,461cc(387ps/54.0kg・m)を採用していたが、2011年7月のマイナーチェンジに伴い変更。同時に「S550 4MATIC Long」から呼称変更。 2011年7月 1595万円
S400 ハイブリッド
S400 ハイブリッド ロング
272型 V型6気筒DOHC
3,497cc(272ps/35.7kg・m)
モーター(20ps/16.3kg・m)
7Gトロニック FR 市販車としては世界初となるリチウムイオンバッテリー搭載。欧州ではS400 HYBRID Long/S400 HYBRIDと名乗る。
なお、日本での正式名称は、HYBRID Long/HYBRIDでありS400という呼称はつかないが、日本に輸入されている車両でもエンブレムは欧州仕様と同じく「S400HYBRID」である。
2011年11月

2009年9月(ロング)

1270万円

1405万円(ロング)

S63 AMG ロング 157型 V型8気筒DOHCツインターボ
5,461cc(544ps/81.6kg・m)
AMGスピードシフトMCT-7 以前は156型 V型8気筒DOHC 6,208cc(525ps/64.2kg・m)を採用していたが、2010年11月のマイナーチェンジに伴い変更。 2010年11月 2302万円
S65 AMG ロング 275M60型 V型12気筒SOHCツインターボ
5,980cc(629ps/102.0kg・m)
AMGスピードシフト 5速AT 以前は275M60型 V型12気筒SOHC 5,980cc(612ps/102.0kg・m)を採用していたが、2010年11月のマイナーチェンジに伴い変更。 2010年11月 3050万円

ドイツ本国グレード[編集]

グレード エンジン 変速機 駆動方式
S250 CDI ブルーエフィシェンシー リムジン 直列4気筒 150kW(204PS) 7G-TRONIC PLUS FR
S350 ブルーテック リムジン V型6気筒190kW(258PS)
S350 ブルーテック 4MATIC リムジン 4WD
S350 リムジン V型6気筒200kW(272PS) 7G-TRONIC FR
S350 ブルーエフィシェンシー リムジン V型6気筒225kW(306PS) 7G-TRONIC PLUS
S350 4MATIC リムジン V型6気筒200kW(272PS) 7G-TRONIC 4WD
S350 4MATICブルーエフィシェンシー リムジン V型6気筒225kW(306PS) 7G-TRONIC PLUS
S400 ハイブリッド リムジン V型6気筒205+15kW(279+20PS) 7G-TRONIC FR
S500 リムジン V型8気筒285kW(388PS)
S500 ブルーエフィシェンシー リムジン V型8気筒320kW(435PS)
S500 4MATIC リムジン V型8気筒285kW(388PS) 4WD
S500 4MATIC ブルーエフィシェンシーリムジン V型8気筒320kW(435PS) 7G-TRONIC PLUS
S250L CDI リムジン 直列4気筒150kW(204PS) FR
S350L ブルーテックリムジン V型6気筒190kW(258PS)
S350L ブルーテックリムジン
S350L ブルーエフィシェンシー リムジン V型6気筒225kW(306PS)
S350L 4MATIC ブルーエフィシェンシーリムジン 4WD
S500Lブルーエフィシェンシー リムジン V型8気筒320kW(435PS) FR
S350L リムジン V型6気筒200kW(272PS) 7G-TRONIC
S350L 4MATIC リムジン 4WD
S400L ハイブリッドリムジン V型6気筒205+15kW(279+20PS) FR
S500L リムジン V型8気筒285kW(388PS)
S500L 4MATICリムジン 4WD
S500L 4MATIC ブルーエフィシェンシー リムジン V型8気筒320kW(435PS) 7G-TRONIC PLUS
S600L リムジン V型12気筒380kW(517PS) 5速ティップシフト FR
S63 AMG リムジン V型8気筒400kW(544PS) AMGスピードシフトMCT-7[3]
S63L AMG リムジン
S65L AMG リムジン V型12気筒463kW(630PS) AMGスピードシフト5速AT

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ メルセデスベンツ Sクラス が大幅マイナーチェンジレスポンス(2009年9月4日閲覧)
  2. ^ 「Sクラス」、新V6/V8エンジン搭載で燃費向上”. 2011年7月22日閲覧。
  3. ^ MCTとは“マルチ・クラッチ・テクノロジー”の略である。