メルセデス・ベンツ・W100

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メルセデス・ベンツ600
バージョンA
Mercedes-Benz 600 vl silver TCE.jpg
バージョンC(プルマン・6ドア仕様)
Mercedes-Benz 600 Pullman (5756476558).jpg
バージョンD
Mercedes 600 Landaulet.jpg
販売期間 1963年 - 1981年
乗車定員 5/6名(リムジーネ)、7/8名(プルマン)
ボディタイプ 4ドアセダン(リムジーネ)/リムジン(プルマン)/オープンカー(ランドーレット)
エンジン W100型 V型8気筒SOHC 6,332cc
駆動方式 FR
変速機 4速AT
サスペンション 前 エア
後 エア
全長 5,540mm(リムジーネ)、6,240mm(プルマン、ランドーレット)
全幅 1,950mm
全高 1,500mm
ホイールベース 3,200mm(リムジーネ)、3,900mm(プルマン、ランドーレット)
車両重量 2,660kg(リムジーネ)
-自動車のスペック表-

メルセデス・ベンツ・W100Mercedes Benz W100 )は、ドイツの自動車メーカーダイムラー・ベンツメルセデス・ベンツブランドで展開していた自動車である。

シリーズ名はメルセデス・ベンツ600。ショートホイールベース(3,200mm)のセダン「リムジーネ」(Limousine 、ドイツ語ではセダンの意)、ロングホイールベース3,900mmのリムジン「プルマン」(Pullman )、プルマンベースのオープン仕様「ランドーレット」(Landaulet )がある。プルマンには前席と後席を分ける仕切り(ディビジョン、パーティション)が装備された。

仕様に関して、内外装共に顧客からの細かいカスタマイズに応じることができた。リムジーネ、プルマンのバージョン展開は以下の通り。

  • バージョンA:ショートホイールベース。プルマン同様の仕切りを追加装備することも可能[1]
  • バージョンB:ロングホイールベース「プルマン」。二列目センターシートが後ろ向きになり、対面型(vis-à-vis)になる。中央ドアは装備されない(プルマン・4ドア仕様)。
  • バージョンC:ロングホイールベース「プルマン」。二列目センターシートは前向き(補助シート)になり、中央にドアが装備される(プルマン・6ドア仕様)。なお、中央ドアについて外部ドアノブを省略することができた[2]。右写真の車両でも、左右ドア共に省略されている。

ランドーレットは「バージョンD」となる。4ドア仕様・6ドア仕様および、オープン可能な範囲を広げた「スペシャル・バージョンD[3]」が用意された。

エンジンはW100型で、V型8気筒SOHC、ボアφ103.0×ストローク95.0mmで6,332cc、250PS/4,000rpm、51.0kgm/rpm。最高速はリムジーネが210km/h、プルマンが200から205km/h。

エアサスペンションを採用している。パワーステアリング、前後左右独立調整式エアコンディショナーパワーウィンドウ、セントラルロッキングシステム(集中ドアロック)、自動開閉トランクリッドを装備する。それらの動作には、電気モーターではなく全て油圧を使用しており、作動音がほとんどない。

ヘッドライトは縦目だが補助灯を内蔵した独自デザインである。

タイヤサイズは前後とも9.00×15in。

生産台数はリムジーネが2,190台、プルマンが428台。

出典[編集]

  1. ^ 小林彰太郞 『天皇の御料車』 123頁より。
  2. ^ 小林彰太郞 『天皇の御料車』 123頁より。
  3. ^ 小林彰太郞 『天皇の御料車』 124頁より。

参考文献[編集]

  • メルセデス・ベンツ・W100 メーカー公式カタログ
  • 小林彰太郞 『天皇の御料車』 二玄社1993年(別冊CG
  • 『ジャーマン・カーズ 夢のSUPERドイツ車ファイル』 2009年8月号

関連項目[編集]