7G-TRONIC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

7G-TRONIC(セブン-ジートロニック)とは、メルセデス・ベンツの車両に搭載されている、前進7段・後進2段のオートマチックトランスミッションのことである。

解説[編集]

7G-TRONICは2003年発売のSクラスEクラスなどのV8エンジン搭載モデルに初めて採用され、当時量産車では初めての7速ATとなった。それ以来、AMGモデルを除くV8エンジン搭載モデルとディーゼルエンジンを含むほとんどのV6エンジン搭載モデルで利用されているが、まだV12エンジン搭載モデルでの採用例はない。現在、より素早いシフトチェンジが可能な「7G-TRONIC Sport」も開発され、Sクラス(W221)に採用されている。ドイツシュトゥットガルトダイムラー・ベンツの原型の生産工場でもある)で製造されている。

特徴[編集]

  • 同社は、7G-TRONICが100kmの走行につき最高0.6Lの燃料を節約することができると主張しており、加速性能においても、5速MTを上回っているとしている。
  • 7G-TRONICは、2つの後進用のギア比を持つ点でも珍しく、コンフォートモードでの設定では、前方または後進時に2速発進を行うことで、滑りやすい路面でのスタートや、日常での緩やかなスタートをサポートしている(ギヤ比:R1 3.416、R2 2.231)
  • 追い越し加速などでシフトダウンするとき、クラッチはギアをスキップし、より速い加速を行うことができる。さらには1速を含む7段全てでロックアップ制御を行うため、効率的な動力伝達を実現している。
  • 重量については、ケース全体をマグネシウム合金製造しているため、従来の5速ATからわずかに増しているものの軽量化に成功した。

外部リンク[編集]