マーショーン・リンチ

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No image.svg マーショーン・リンチ American football pictogram.svg
Marshawn Lynch
オークランド・レイダーズ No.24
Marshawn Lynch Pro Bowl 2013.jpg
基本情報
ポジション ランニングバック
生年月日 (1986-04-22) 1986年4月22日(32歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州オークランド
身長 5' 11" =約180.3cm
体重 215 lb =約97.5kg
経歴
大学 カリフォルニア大学
NFLドラフト 2007年 / 1巡目全体12位
初出場年 2007年
初出場チーム バッファロー・ビルズ
所属歴
受賞歴・記録
NFL 通算成績
(2015年終了時点)
ラン獲得ヤード 9,112ヤード
平均 4.2ヤード
TDラン 74回
パスレシーブ 252回
レシーブ獲得ヤード 1,979ヤード
TDレシーブ 9回
Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

マーショーン・テレル・リンチMarshawn Terrell Lynch1986年4月22日 - )はカリフォルニア州オークランド出身のアメリカンフットボール選手。NFLオークランド・レイダーズに所属。ポジションはランニングバック

経歴[編集]

プロ入りまで[編集]

地元オークランドの高校3年次に彼はわずか8試合の出場で1,722ヤードを走り23タッチダウンをあげポストシーズンの2試合でも合計375ヤード、10タッチダウンをあげた。彼はディフェンスでも起用され3年次にディフェンスバックとして20インターセプトを記録すると共に1試合だけ務めたディフェンスエンドでは相手オフェンスに3回ファンブルを強いた。クォーターバックやワイドレシーバーとしてもプレーした[1]

カリフォルニア大学バークレー校に進学した彼は1年次にはJ・J・アリントンの控えだったが71回のキャリーで628ヤードを獲得、8タッチダウンをあげた。アリントンが卒業した翌年からは先発RBとなり、2試合に手の指の怪我で欠場したものの196回のキャリーで1,246ヤードを獲得し10タッチダウンをあげた。2005年のラスベガスボウルでは24回のキャリーで194ヤードを走り3タッチダウンをあげる活躍を見せてMVPに選ばれている。彼は優れたランニング能力に加えてボールの保持もしっかりしておりファンブルはわずか1回であった。

2006年のシーズン開幕前彼はマックスウェル賞の候補として注目され、スポーツイラストレイテッドにはカレッジフットボールで8番目に優秀なRBと評価された。この年大学は彼がハイズマン賞を受賞できるよう特設HPを開き支援した[2]。彼はパシフィック・テン・カンファレンスのファーストチームには選ばれた[3]がハイズマン賞やマックスウェル賞は逃した。大学最後の試合となった2006年12月28日のテキサス農工大学とのホリデーボウルでは111ヤードを走り2タッチダウンをあげてQBのネイト・ロングショアと共にMVPに選ばれた。

3年間の在籍で彼は大学歴代2位となる3230ヤードを走る[4]と共に大学記録となる17回の100ヤード以上のランを見せて[5]翌年1月2日にドラフトアーリーエントリーすることを発表した[6]

バッファロー・ビルズ[編集]

2007年NFLドラフトバッファロー・ビルズに1巡12位で指名され6年間でおよそ1,900万ドルの契約を結び入団した。1年目のデンバー・ブロンコスとの開幕戦から先発出場を果たし19回のキャリーで90ヤードを獲得、プロ初のタッチダウンをあげたが試合は14-15で敗れた。11月4日のシンシナティ・ベンガルズ戦で彼は29回のキャリーで153ヤードを獲得、56ヤードのタッチダウンランも見せた。彼はタイトエンドロバート・ロイヤルへのタッチダウンパスも見せた。QB以外の選手がタッチダウンパスを成功させたのはビルズでは1981年以来のことであった[7]。翌週のマイアミ・ドルフィンズ戦で足首を痛めて3試合に欠場したものの12月9日のドルフィンズ戦で復帰し107ヤードを走った。この試合では同僚のフレッド・ジャクソンも115ヤードを走った。ビルズの選手2人が同じ試合で100ヤード以上を走ったのは1996年以来のことであった[8]。12月23日のニューヨーク・ジャイアンツ戦でシーズン1000ヤードラッシャーとなり、チームの新人として4人目(1984年グレッグ・ベル以来)となる活躍を見せた[9]この年彼は1,115ヤードを走り7タッチダウンをあげると共に18回のレシーブで184ヤードを稼いだ。

2008年11月2日のニューヨーク・ジェッツ戦では自己最低の16ヤード獲得に終わったが、11月17日のクリーブランド・ブラウンズとのマンデーナイトフットボールで119ヤードを走ると共にキャリア初のタッチダウンレシーブを記録した。2週間後の11月30日のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ戦では自己最高の134ヤードを走り、ジェッツとの再戦となった12月14日の試合で127ヤードを走り2年連続1000ヤードラッシャーとなった。12月21日のデンバー・ブロンコス戦で肩を痛めて最終節のニューイングランド・ペイトリオッツ戦を欠場したものの1036ヤードを走り8タッチダウンをあげると共に47回のレシーブで300ヤードを稼いだ。この年のプロボウルテネシー・タイタンズクリス・ジョンソンの代理として出場を果たした[10][11]。ビルズのRBがプロボウルに出場するのは2002年トラビス・ヘンリー以来のことであった。

2009年10月のニューヨーク・ジェッツ戦でボールを持って走るリンチ

2009年2月に銃の不法所持によって逮捕され[12]、その後35000ドルの保釈金を払って保釈された[13]。その後彼は3年間の保護観察と80時間の奉仕活動を言い渡された[12][14]。この件に関して彼はNFLコミッショナーロジャー・グッデルと面談し、4月9日、NFLは彼に3試合の出場停止処分をすることを明らかにした[15]。5月14日彼はこの決定に異議申し立てを行い出場停止試合数を減らすなどの処分の軽減を訴えたが処分は軽減されることなく開幕から3試合出場停止となった[16]。出場停止から明けた後、先発RBに返り咲いたがシーズン中にフレッド・ジャクソンに先発の座を奪われ450ヤードの獲得に終わった[17]。またドラフト1巡でC・J・スピラーが指名されたことからも不満を持ちトレードを要求した[18]。彼の獲得にシアトル・シーホークスが興味を持っていることが報じられた[19]がトレードは実現することなく2010年シーズンを迎えた[20]

シアトル・シーホークス[編集]

その後、2010年10月にランディフェンスが不振のシアトル・シーホークスに複数のドラフト指名権と引き換えでトレードされて[21]カリフォルニア大学時代のチームメートであるジャスティン・フォーセットとチームメートとなった[22]。この年チームは7勝9敗ながらNFC西地区優勝を果たし、レギュラーシーズン負け越しチームとしては初のプレーオフ出場を果たした。ニューオーリンズ・セインツとのワイルドカードプレーオフで彼は第4Q終盤、8人のタックラーをかわして67ヤードを走るタッチダウンを決めて勝利を決定づけた[23]

2011年シーズンの第16週、サンフランシスコ・フォーティナイナーズ戦では、21回のランで107ヤードを走り、そこまで36試合連続で100ヤードラッシャーを出していなかった相手ディフェンスの記録を止めるとともに、シーズン開幕から14試合連続でラン・タッチダウンを許していなかった相手からタッチダウンをあげた[24]。このシーズンは1204ヤードを走り12タッチダウンを記録。2012年3月、4年間3100万ドルの契約延長を果たした[25]

2012年シーズン、1,590ヤードを走り11TDをあげた[26]

2013年シーズン、チームは第48回スーパーボウルに進出した。スーパーボウル直前の2014年1月28日、製菓メーカーのスキットルズとスポンサー契約を結び、スーパーボウルでリンチがタッチダウンをあげるたびに1万ドルをリンチが主催する慈善団体に寄付されることとなった[27]。スーパーボウルウィーク初日の取材で6分ほどしかしゃべらなかった彼は、全米のメディアから失望したと批判されたが、記者と話すのが苦手でレギュラーシーズン中は一切インタビューに応じなかったことを知っているシアトルのメディアは、「リンチが取材に応じて6分もしゃべった」と受け止めた[28]

2015年シーズン、リンチは怪我に苦しみ、7試合の出場、ラン111回417ヤード、3タッチダウンの成績にとどまった[29]。リンチは2015年シーズンでの引退を発表した。

オークランド・レイダーズ[編集]

引退後の1年間は解説者や文化人としての活動を行っていたが、2017年4月26日オークランド・レイダーズがシーホークスとのトレードでリンチを2年契約で獲得したと発表した[30]。現役復帰の理由として、自らの出身地であるオークランドでプレーできることを挙げた。

人物[編集]

彼の親戚には何人かのNFL選手がおり、従兄弟にはサンフランシスコ・フォーティナイナーズでプレーしたロバート・ジョーダン、元オークランド・レイダーズのQBジャマーカス・ラッセルタンパベイ・バッカニアーズのQBジョシュ・ジョンソンがいる。またNFLで11年プレーしたロレンゾ・リンチはおじにあたる[31]

ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムで行われたルーキーフォトシュートの際の写真で歯の縁を金色に塗り笑顔を見せたり、カメラマンの前でバク転をするなどをした。

脚注[編集]

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  1. ^ The Best of the West RBs - Part I
  2. ^ Cal Launches Website for Marshawn Lynch :: Heisman candidate is featured on www.Marshawn10.com
  3. ^ The awards are voted on by Pac-10 coaches. 2006 All Pac-10 team Archived 2007年1月25日, at the Wayback Machine., scout.com, November 27, 2006.
  4. ^ Cal Player Profile Archived 2006年8月20日, at the Wayback Machine.
  5. ^ Cal School Records (note closeness of Lynch's stats to other school records)
  6. ^ Bear bids farewell Cal's Marshawn Lynch declares for NFL draft
  7. ^ Buffalo 33, Cincinnati 21”. Yahoo!. 2009年9月5日閲覧。
  8. ^ Inept Dolphins lose 13th straight, trounced by Bills 38-17”. Yahoo!. 2007年12月9日閲覧。
  9. ^ Giants clinch playoff berth, beat Bills”. Yahoo!. 2009年9月5日閲覧。
  10. ^ ビルズから6年ぶりのプロボウルRB誕生、2年目リンチが代替出場”. NFL JAPAN (2009年1月30日). 2010年4月15日閲覧。
  11. ^ Lynch headed to Pro Bowl”. Buffalobills.com. 2009年9月5日閲覧。
  12. ^ a b ビルズのRBリンチ、練習不参加も施設内で練習”. NFL JAPAN (2010年6月5日). 2010年10月9日閲覧。
  13. ^ Pro Bowl RB Lynch arrested on felony weapons charge in SoCal, AP通信 2009年2月15日
  14. ^ 銃不法所持のRBリンチ、出場停止処分が濃厚に”. NFL JAPAN (2009年3月19日). 2010年4月15日閲覧。
  15. ^ ビルズ痛い! エースRBリンチが開幕3試合出場停止に”. NFL JAPAN (2009年4月10日). 2010年4月15日閲覧。
  16. ^ ビルズGM、RBリンチのトレード否定”. NFL JAPAN (2010年4月15日). 2010年4月15日閲覧。
  17. ^ ビルズのRBリンチ、練習不参加も施設内で練習”. NFL JAPAN (2010年6月5日). 2010年6月5日閲覧。
  18. ^ 事態は長期化も? ビルズとRBリンチの確執”. NFL JAPAN (2010年6月8日). 2010年10月9日閲覧。
  19. ^ シーホークス、ビルズのRBリンチ獲得に興味”. NFL JAPAN (2010年6月15日). 2010年10月9日閲覧。
  20. ^ ビルズのRBリンチ、トレード噂も気にせず”. NFL JAPAN (2010年9月17日). 2010年10月9日閲覧。
  21. ^ シーホークス移籍のRBリンチ、「人生においても最高の機会」”. NFL JAPAN (2010年10月7日). 2011年8月3日閲覧。
  22. ^ シーホークス、ビルズとのトレードでRBリンチ獲得”. NFL JAPAN (2010年10月6日). 2010年10月9日閲覧。
  23. ^ シーホークス、攻撃陣大爆発で王者撃破の番狂わせ”. NFL JAPAN (2011年1月9日). 2011年8月3日閲覧。
  24. ^ 49ersがシード権争いで前進、シーホークスは敗退”. NFL JAPAN (2011年12月25日). 2011年12月25日閲覧。
  25. ^ シーホークス、RBリンチと4年の契約延長”. NFL JAPAN (2012年3月5日). 2012年3月11日閲覧。
  26. ^ リンチVSモリス、どちらのRBが優れているか徹底比較”. NFL JAPAN (2013年1月4日). 2013年1月5日閲覧。
  27. ^ RBリンチが製菓会社と契約、SBでのTDごとに1万ドル寄付”. NFL JAPAN (2014年1月29日). 2014年1月29日閲覧。
  28. ^ シアトルの街、シーホークス、フィーバーに沸く”. NFL JAPAN (2014年2月1日). 2014年2月2日閲覧。
  29. ^ シーホークス、RBリンチのバイキング戦欠場を発表”. NFL JAPAN (2016年1月9日). 2016年1月14日閲覧。
  30. ^ “レイダースがRBリンチ獲得を正式発表”. NFL JAPAN. (2017年4月27日). https://nfljapan.com/headlines/18207 2017年5月2日閲覧。 
  31. ^ CAL’S MARSHAWN LYNCH HAVING A FUN RUN Celebrated running back won't buy into the hype

外部リンク[編集]

先代:
ジョン・マカーゴ
バッファロー・ビルズ
ドラフト1巡指名
2007年
次代:
レオディス・マッケルビン