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マルガリン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヘプタデカン酸から転送)
マルガリン酸
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分子模型
略称 17:0
識別情報
CAS登録番号 506-12-7
特性
化学式 C17H34O2
モル質量 270.45 g mol−1
示性式 CH3(CH2)15COOH
外観 無色固体
密度 0.853 g/cm3[1]
融点

61 ℃ ([1])

沸点

227 ℃ (/100 mmHg[1])

特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

マルガリン酸(マルガリンさん、Margaric acid)は、脂肪酸のひとつ。IUPAC命名法による系統名はヘプタデカン酸 (heptadecanoic acid) となる。

にはほとんど溶けず、によく溶ける。炭素数が奇数なので、天然にはほとんど存在しない。油脂の水素付加によって作られ、マーガリンに含まれている。

関連項目

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出典

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  1. ^ a b c Merck Index 14th ed., 5751.
  2. ^ シュヴルールが命名したマルガリン酸はその後の研究でパルミチン酸(16:0)とステアリン酸(18:0)の組成物であることが判明し、マルガリン酸の名称は(17:0)の名称に流用された。
C16:
パルミチン酸
飽和脂肪酸 C18:
ステアリン酸