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アラキドン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アラキドン酸
Structural formula of arachidonic acid
Structural formula of arachidonic acid
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
バイルシュタイン 1713889
ChEBI
ChEMBL
ChemSpider
DrugBank
ECHA InfoCard 100.007.304 ウィキデータを編集
EC番号
  • 208-033-4
Gmelin参照 58972
KEGG
MeSH Arachidonic+acid
RTECS number
  • CE6675000
UNII
性質
C20H32O2
モル質量 304.474 g·mol−1
密度 0.922 g/cm3
融点 -49 °C
沸点 169 ~ 171 °C at 0.15 mmHg
log POW 6.994
酸解離定数 pKa 4.752
危険性
GHS表示:
急性毒性(低毒性)
Warning
H302, H312, H315, H319, H332, H335
P261, P264, P270, P271, P280, P301+P312, P302+P352, P304+P312, P304+P340, P305+P351+P338, P312, P321, P322, P330, P332+P313, P337+P313, P362, P363, P403+P233, P405, P501
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
NFPA 704 four-colored diamondHealth 1: Exposure would cause irritation but only minor residual injury. E.g. turpentineFlammability 1: Must be pre-heated before ignition can occur. Flash point over 93 °C (200 °F). E.g. canola oilInstability 0: Normally stable, even under fire exposure conditions, and is not reactive with water. E.g. liquid nitrogenSpecial hazards (white): no code
1
1
0
引火点 113 °C (235 °F; 386 K)
関連する物質
関連物質 エイコサテトラエン酸
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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アラキドン酸(アラキドンさん、: Arachidonic acid)は、不飽和脂肪酸のひとつ。4つの二重結合を含む20個の炭素鎖からなるカルボン酸で、ω-6脂肪酸に分類される。数値表現で 20:4(n-6)または20:4(Δ5,8,11,14)となる。

生体でのアラキドン酸カスケードを担う脂質。

存在と役割

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細胞膜中のリン脂質(特にホスファチジルエタノールアミンホスファチジルクロリンホスファチジルイノシトール)として存在し、なかでもに多く含まれる。

アラキドン酸はホスホリパーゼA2によってリン脂質から遊離し、ここから プロスタグランジントロンボキサンロイコトリエンなど、一連のエイコサノイドがつくられ、また細胞間のシグナル伝達におけるセカンドメッセンジャーとして働く。これらの生合成過程や体内での作用はアラキドン酸カスケードと呼ばれる。

アラキドン酸は、ほとんどの哺乳類にとって必須脂肪酸であると考えられている。

必須脂肪酸の代謝経路とエイコサノイドの形成

摂取

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主に母乳などに含まれており、欧米など諸外国では乳児用調製乳にも添加されている。

ヒトでは、アラキドン酸はリノール酸を原料として体内で合成されるが、種によってはこの機能が十分でないため必要な量を生産することができないか、あるいは全く生産する機能を持たない。アラキドン酸は植物にはほとんど含まれないため、自ら十分な量を生産できない動物(ネコなど)は他の動物の捕食によって摂取する必要がある。

自閉症スペクトラムの患者にアラキドン酸を平均228日間、経口投与し続けた結果、症状の一部改善が見られたという報告がある[2]

出典

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  1. Pubchem. 5,8,11,14-Eicosatetraenoic acid | C20H32O2 - PubChem”. pubchem.ncbi.nlm.nih.gov. 2016年3月31日閲覧。
  2. 「自閉症スペクトラム障害の社会性障害におけるアラキドン酸の役割について」『日本精神神経学会』2010年。

外部リンク

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