トニー・バンクス (ミュージシャン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
トニー・バンクス
Tony Banks
2431 - Washington DC - Verizon Center - Genesis - In the Cage.JPG
基本情報
出生名 Anthony George Banks
生誕 (1950-03-27) 1950年3月27日(67歳)
出身地 イングランドの旗 イングランド イースト・サセックス州 East Hoathly
ジャンル ロック
プログレッシブ・ロック
職業 キーボーディスト
活動期間 1967年 - 現在
共同作業者 ジェネシス
バンクステートメント
ストリクトリー・インク

トニー・バンクス(Anthony George "Tony" Banks, 1950年3月27日 - )は、イギリス出身のミュージシャン。大物プログレッシブ・ロック・バンド、ジェネシスキーボーディストとして1969年にデビューした。

概要[編集]

プログレッシブ~ポップ路線というジェネシスの音楽性の変化の中で、トニーのキーボード演奏、アレンジは常にその中核を担っている。長いバンドの歴史において、常にステージの右側にキーボードの要塞と共に陣取り、派手なパフォーマンスこそ見せないが、ジェネシス・サウンドにおいて重要な役割を果たした。一部の楽曲ではアコースティックギターを演奏している姿も見られる。

ジェネシス以外でも、ソロ活動や映画サウンドトラック制作、あるいはバンクステートメント(Bankstatement)及びストリクトリー・インク(STRICTLY INC.)というグループでの活動も行ってきた。ジェネシスのメンバーであるピーター・ガブリエルフィル・コリンズマイク・ラザフォードらのソロ活動はすべて大成功を収めたのに対し、トニーのソロ活動はセールス的にあまり成功しなかった。

2004年、クラシックレーベルであるナクソスより、以前より構想していたオーケストラ組曲の「セブン」をリリースした。

ライブにおいてはほとんどポーカーフェイスで淡々と演奏をこなしているが、1976年のコンサートでは珍しく嬉しそうに演奏している姿が見られる。また、マリリオンのフィッシュとの共作「Shortcut To Somewhere」等の一部PVでは普段ファンの前では見せないお茶目な姿を披露している。

音楽的背景[編集]

クラシックの作曲家のショスタコーヴィチマーラーの影響を受けている。ジェネシスにおけるトニーのソロパートなどには顕著に表れている。

演奏スタイル[編集]

デビュー当初は攻撃的なトーンのハモンドオルガンや耽美的なピアノ、ホーナー・ピアネットによるアルペジオが目立つ。スティーヴ・ハケットの勧めによりメロトロンを導入してからはこれを多用するようになる。ここぞという盛り上がりで分厚い和音を奏でるスタイルは多くの後進キーボーディストに影響を与えた。1973年「月影の騎士」からARPシンセサイザーを導入。同時期の奏者と比べて柔らかなトーンを多用し、変拍子にキッチリ乗せた速弾きをよく披露していた。この中期ジェネシス(ハケット脱退まで)のステージでセットされていたハモンドオルガン(レスリーではなくフェイザーを使用して、包み込むようなサウンドにした)、RMIエレクトラピアノ、ARPプロソロイスト、メロトロンM400はトニーを最も象徴するサウンドを生み出していた。その後ポリフォニックシンセサイザーサンプラー、ヤマハCP-80デジタルシンセなどを時代に合わせて導入していくが、独特のコード進行やアレンジのセンスは一貫しており、彼自身とジェネシスの音楽性を保ち続けた。反面、緻密なアレンジゆえに徐々にギタリストの居場所を奪っていき、ハケット脱退に繋がる[要出典]

作品[編集]

ソロアルバム[編集]

  • "A Curious Feeling"(1979年)
  • "The Fugitive"(1983年)
  • "Soundtracks"(1986年)
  • "Bankstatement"(1989年)
  • "Still"(1991年)
  • "Strictly Inc."(1995年)
  • "Seven(A Suite for Orchestra)"(2004年)
  • "Six(Pieces for Orchestra)"(2012年)

外部リンク[編集]