マリリオン

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マリリオン
Marillion
2016 Lieder am See - Marillion - by 2eight - DSC4146.jpg
ドイツ・ニュルンベルク公演 (2016年8月)
基本情報
出身地 イングランドの旗 イングランド
バッキンガムシャー州 アイルズベリー
ジャンル プログレッシブ・ロック
ポンプ・ロック
シンフォニック・ロック
活動期間 1979年 - 現在
レーベル EMI/キャピトル・レコード
I.R.S. Records
Castle Communications
Intact
Ear Music
公式サイト Marillion.com
メンバー スティーヴ・ホガース(Vo)
スティーヴ・ロザリー(G)
ピート・トレワヴァス(B)
マーク・ケリー(Key)
イアン・モズレー(Ds)
旧メンバー 以下を参照

マリリオン(Marillion)は、イングランド出身のプログレッシブ・ロックバンド

1970年代プログレッシブ・ロックを継承する、1980年代のスタイル「ポンプ・ロック (ネオ・プログレッシブ・ロック)」の代表格として、長きに渡り活動している。

歴史[編集]

デビューからフィッシュの脱退まで[編集]

フィッシュ(Vo)在籍時代 (1986年)
脱退後のフィッシュ(Vo) 2006年
スティーヴ・ホガース(Vo) 2016年
スティーヴ・ロザリー(G) 2016年
ピート・トレワヴァス(B) 2016年
マーク・ケリー(Key) 2016年
イアン・モズレー(Ds) 2009年

1979年に前身のバンド「シルマリリオン」を結成。1981年に名称を「マリリオン」に短縮した。その時点のメンバーはフィッシュ(Vo)、スティーヴ・ロザリー(G))、ディズ・ミニット(B) 、ミック・ポインター(Ds)、ブライアン・ジェリマン(Key)。デビュー前にミニットとジェリマンは脱退。ピート・トレワヴァス(B)、マーク・ケリー(Key)が加入。

1982年にデビュー・シングル「マーケット・スクエア・ヒーローズ」を発表し[1]1983年にファースト・アルバム『独り芝居の道化師』を発表。その後、ミック・ポインターが脱退し、イアン・モズレイが正式に加入するまでの間、頻繁にドラマーが交代している。

1970年代中盤からプログレッシブ・ロック・ムーブメントは徐々に衰退していき、多くのバンドが解散(キング・クリムゾンEL&P等)やポップ化といった路線変更(ジェネシス等)を余儀なくされていた。そういった状況下で登場したマリリオンは、音楽の構築美の追求、演劇性の導入といった、いわゆる本格的プログレ・サウンドを引っさげて登場し、とりわけ初期の4作品でその展開と発展を追求したものになっていた。

これらの作品においてマリリオンは、いかにもという神秘的なサウンド、雰囲気漂うアルバム・ジャケット、ストーリー性を重視したコンセプト・アルバム等で、当時では異彩を放つ存在感を見せた。その音楽性は「ネオ・プログレッシブ」またはポンプ・ロックと呼ばれ、本国イギリスヨーロッパでは高い評価と人気を得た。とりわけ、1985年のアルバム『過ち色の記憶』は全英アルバムチャートで1位を獲得し[2]、同アルバムからは「追憶のケイリー」(全英2位[3])、「ラヴェンダー」(全英5位[3])といったシングル・ヒットも生まれた。だが、その一方で、「1970年代のジェネシスに似た要素が多すぎて独自性が薄い」という非難を浴びせる者も一部には存在した。

1987年のアルバム『旅路の果て』も全英アルバムチャートで初登場2位のヒットとなるが[4]1988年にフィッシュがバンドを脱退する。

スティーヴ・ホガース加入から現在まで[編集]

1989年、フィッシュ(Vo)の後任としてスティーヴ・ホガース(Vo)が加入。制作されたアルバム『美しき季節の終焉』は、商業的にも上々の成功を収めた。特に2曲目の「Easter」は、コンサートでもハイライトで演奏される他、1995年には、ロンドンのクラブにおいてドリーム・シアター+スティーヴ・ホガース、スティーヴ・ロザリーというラインナップで演奏されたこともある。

またスティーヴ・ホガースの加入は思わぬ副産物ももたらした。すなわち「ジェネシスのコピー」という批判からの決定的な決別である。この新しい音楽性は、アルバム『楽園への憧憬』を挟んで制作されたコンセプト・アルバム『ブレイヴ』において一つの頂点を迎えた。このアルバムはスティーヴ・ホガースが実際にイングランドで発生したある事件(高速道路脇で、全ての記憶を失った女性が発見されたという事件)に着想を得て基本的なコンセプトを提出したものであった。

その後のロック音楽の流行が、マリリオンに対しては完全な逆風に変化したことで、バンドは商業的には苦戦するようになる。メジャー・レーベルとの契約を失った1990年代後半には、自主レーベルを設立したりインディーズからのアルバムも発表している。一方、ベースのピート・トレワヴァス(B)は、1999年よりプログレッシブ・ロックバンドトランスアトランティック」の一員としても活動している。

2000年、バンドは再びメジャー・レーベルであるEMIと契約。以降はインターネットを活用した資金作りやプロモーションに取り組みつつ、活動を続けている。2004年にはシングル「You're Gone」が全英チャートで7位に達し、マリリオンにとって17年振りのトップ10シングルとなっている[3]

2007年8月26日、元メンバーのフィッシュ(Vo)が19年振りにマリリオンのステージに立ち、デビュー曲「マーケット・スクエア・ヒーローズ」を共演した[1]

メンバー[編集]

現メンバー[編集]

  • スティーヴ・ホガース Steve Hogarth - ボーカル (1989- )
  • スティーヴ・ロザリー Steve Rothery - ギター (1979- )
  • ピート・トレワヴァス Pete Trewavas - ベース (1982- )
  • マーク・ケリー Mark Kelly - キーボード (1981- )
  • イアン・モズレイ Ian Mosley - ドラムス (1984- )

旧メンバー[編集]

  • ダグ・アーバイン Doug "Rastus" Irvine - ベース/ボーカル (1979-1981)
  • ブライアン・ジェリーマン Brian Jelliman - キーボード (1979-1981)
  • ミック・ポインター Mick Pointer - ドラムス (1979-1983)
  • フィッシュ Fish - ボーカル (1981-1988)
  • ディズ・ミニット Diz Minnitt - ベース (1981-1982)
  • アンディ・ワード Andy Ward - ドラムス (1983)
  • ジョン・マーテル John "Martyr" Marter - ドラムス (1983)
  • ジョナサン・ムーヴァー Jonathan Mover - ドラムス (1983-1984)

作品[編集]

スタジオアルバム[編集]

  • 独り芝居の道化師 - Script For A Jester's Tear (1983年)
  • 破滅の形容詞 - Fugazi (1984年)
  • 過ち色の記憶 - Misplaced Childhood (1985年)
  • 旅路の果て - Clutching At Straws (1987年)
  • 美しき季節の終焉 - Seasons End (1989年)
  • 楽園への憧憬 - Holidays In Eden (1991年)
  • ブレイヴ - Brave (1994年)
  • アフレイド・オブ・サンライト - Afraid Of Sunlight (1995年)
  • ディス・ストレンジ・エンジン〜遠い記憶に - This Strange Engine (1997年)
  • レイディエーション - Radiation (1998年)
  • Marillion.com (1999年)
  • Anoraknophobia (2001年)
  • Marbles (2004年)
  • Somewhere Else (2007年)
  • Happiness is the Road (2008年)
  • Less Is More (2009年)
  • Sounds That Can't Be Made (2012年)
  • F.E.A.R. (2016年)

ライブアルバム[編集]

  • リアル・トゥ・リール - Real To Reel (1984年)
  • 伝説への序章 - The Thieving Magpie〜La Gazza Ladra (1988年)
  • Made Again (1996年)
  • Anorak in the UK (2002年)
  • Marbles Live (2005年)
  • Early Stages:The Official Bootlegs 1982-1987 (2008年)
  • Live From Cadogan Hall (2011年)

コンピレーション[編集]

  • Brief Encounter (1986年・EP)
  • B'sides Themselves (1988年)
  • A Singles Collection (1992年)
  • The Best of Both Worlds (1997年)
  • The Best of Marillion (2003年)
  • Best Sounds (2014年)

脚注[編集]

外部リンク[編集]