デニス・サンタナ

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デニス・サンタナ
Dennis Santana
ニューヨーク・ヤンキース #53
ニューヨーク・メッツ時代
(2023年3月26日)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 サン・ペドロ・デ・マコリス州サンペドロ・デ・マコリス
生年月日 (1996-04-12) 1996年4月12日(28歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
160 lb =約72.6 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2013年 アマチュアFA
初出場 2018年6月1日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

デニス・アンファーニー・サンタナ・サンチェスDennis Anfernee Santana Sanchez, 1996年4月12日 - )は、ドミニカ共和国サン・ペドロ・デ・マコリス州サンペドロ・デ・マコリス出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBニューヨーク・ヤンキース所属。

経歴[編集]

プロ入りとドジャース時代[編集]

A+級ランチョクカモンガ・クエークス時代
(2017年4月8日)

2013年3月にアマチュア・フリーエージェントでロサンゼルス・ドジャースと契約してプロ入り。

2014年に傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ドジャースでプロデビュー。20試合(先発1試合)に登板して2勝1敗4セーブ、防御率1.05、38奪三振を記録した。

2015年はルーキー級アリゾナリーグ・ドジャースパイオニアリーグのルーキー級オグデン・ラプターズ英語版でプレーし、2球団合計で13試合(先発11試合)に登板して2勝5敗、防御率6.42、52奪三振を記録した。

2016年はA級グレートレイクス・ルーンズでプレーし、25試合(先発14試合)に登板して5勝9敗、防御率3.07、124奪三振を記録した。

2017年はA+級ランチョクカモンガ・クエークスとAA級タルサ・ドリラーズでプレーし、2球団合計で24試合(先発21試合)に登板して8勝7敗、防御率4.11、129奪三振を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[1]

2018年は開幕をAA級タルサで迎え、AAA級オクラホマシティ・ドジャースを経て5月30日にメジャー初昇格を果たした[2]。6月1日のコロラド・ロッキーズ戦で2番手で登板してメジャーデビュー[3]。この試合では3.2回を5失点ながら味方の援護があって勝利投手となった[4]。だが直後の6月8日に回旋筋腱板を痛めたため、10日間(翌9日に60日間へ移行)の故障者リスト入りとなった[5]。この年のメジャー登板は上記の1試合のみだった。

2019年はメジャーでは3試合の登板にとどまった。

2020年は12試合に登板して1勝2敗、防御率5.29、18奪三振を記録した。

2021年6月12日にDFAとなった[6]

レンジャーズ時代[編集]

2021年6月17日にケルビン・バティスタとのトレードで、テキサス・レンジャーズへ移籍した[7]。この年は2球団合計では39試合に登板して2勝4敗、防御率3.63、38奪三振を記録した。

ツインズ傘下〜メッツ時代[編集]

2022年オフの11月15日に金銭トレードでアトランタ・ブレーブスに移籍するも、年が明けた2023年2月26日にウェイバー公示を経て一度ミネソタ・ツインズに移籍した後、同年3月17日に今度はニューヨーク・メッツに移籍した。しかし、4月15日にジミー・ヤカボニス英語版の復帰に伴ってDFAとなり、3日後に傘下のAAA級シラキュース・メッツに降格。5月に一度メジャー昇格を果たすもののブルックス・ラリーの復帰に伴い、再びAAA級シラキュースに降格した。そして、8月19日にDFA、22日にFAとなった。

その後はどのチームにも所属せずにシーズンを終えた。

ヤンキース時代[編集]

2023年12月6日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ[8]。傘下AAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースでシーズン開幕を迎えたが、4月5日にジョナタン・ロアイシガの60日間IL入りに伴いアクティブ・ロースター入りした[9]

選手としての特徴[編集]

最速98mph[10](約157.7km/h)の速球スライダーが投球の中心である。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2018 LAD 1 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 19 3.2 6 0 1 0 1 4 1 0 5 5 12.27 1.91
2019 3 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 27 5.0 6 1 4 0 2 6 1 0 4 4 7.20 2.00
2020 12 0 0 0 0 1 2 0 0 .333 73 17.0 15 4 7 0 2 18 1 0 11 10 5.29 1.29
2021 16 0 0 0 0 0 0 0 2 ---- 74 15.0 18 0 11 1 3 8 2 0 11 10 6.00 1.93
TEX 39 0 0 0 0 2 4 0 5 .333 163 39.2 30 4 21 1 0 38 2 0 20 16 3.63 1.29
'21計 55 0 0 0 0 2 4 0 7 .333 237 54.2 48 4 32 2 3 46 4 0 31 26 4.28 1.46
2022 63 1 0 0 0 3 8 1 20 273 255 58.2 50 2 28 1 4 54 3 0 39 34 5.22 1.33
2023 NYM 9 0 0 0 0 1 0 0 2 1.000 50 10.2 10 2 7 0 1 12 1 0 7 7 5.91 1.59
MLB:6年 143 1 0 0 0 8 14 1 29 .364 661 149.2 135 13 79 3 13 140 11 0 97 86 5.17 1.43
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手(P)












2018 LAD 1 0 1 0 0 1.000
2019 3 0 0 0 0 ----
2020 12 1 2 1 0 .750
2021 16 1 1 0 0 1.000
TEX 39 1 1 1 1 .667
'21計 55 2 2 1 1 .800
MLB 71 3 5 2 1 .800
  • 2021年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 77(2018年 - 2021年6月11日)
  • 56(2021年7月3日 - 同年終了)
  • 19(2022年)
  • 65 (2023年)
  • 53(2024年 - )

脚注[編集]

  1. ^ Eric Stephen (2017年11月20日). “Dennis Santana, Trevor Oaks added to Dodgers’ 40-man roster” (英語). SB Nation. 2018年6月13日閲覧。
  2. ^ Eric Stephen (2018年5月30日). “Kenta Maeda placed on disabled list with hip strain” (英語). SB Nation. 2018年6月13日閲覧。
  3. ^ Los Angeles Dodgers at Colorado Rockies Box Score, June 1, 2018” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年6月13日閲覧。
  4. ^ Santana picks up win in debut, Dodgers beat Rockies 11-8
  5. ^ Eric Stephen (2018年6月8日). “Dennis Santana placed on DL with a right rotator cuff strain” (英語). SB Nation. 2018年6月13日閲覧。
  6. ^ Mark Polishuk (2021年6月12日). “Dodgers Designate Dennis Santana, Select Andy Burns” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月13日閲覧。
  7. ^ Anthony Franco (2021年6月17日). “Rangers Acquire Dennis Santana, Designate Hyeon-jong Yang” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年6月18日閲覧。
  8. ^ Yankees' Dennis Santana: Receives NRI from Yankees” (英語). cbssports.com (2023年12月6日). 2024年4月6日閲覧。
  9. ^ Jonathan Loáisiga injury: Yankees reliever placed on 60-day injured list ahead of New York's home opener”. CBS Sports (2024年4月5日). 2024年4月6日閲覧。
  10. ^ 2021年のヒューストン・アストロズ戦で計測

関連項目[編集]

外部リンク[編集]