コンテンツにスキップ

グレッグ・バーホルター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グレッグ・バーホルター
2017年のバーホルター
名前
本名 グレッグ・マシュー・バーホルター
Gregg Matthew Berhalter
ラテン文字 Gregg Berhalter
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1973-08-01) 1973年8月1日(51歳)
出身地 イングルウッド
身長 185cm
選手情報
ポジション DF
ユース
1991-1994 アメリカ合衆国の旗 ノースカロライナ・ターヒールズ
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1993 アメリカ合衆国の旗 ローリー・エクスプレス
1994-1996 オランダの旗 ズヴォレ 37 (2)
1996-1998 オランダの旗 スパルタ・ロッテルダム 10 (0)
1998-2000 オランダの旗 カンブール・レーワルデン 56 (2)
2001-2002 イングランドの旗 クリスタル・パレス 19 (1)
2002-2006 ドイツの旗 エネルギー・コットブス 111 (9)
2006-2009 ドイツの旗 1860ミュンヘン 73 (8)
2009-2011 アメリカ合衆国の旗 ロサンゼルス・ギャラクシー 52 (0)
代表歴
1993  アメリカ合衆国 U-20 4 (0)
1994-2006 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 44 (0)
監督歴
2011 アメリカ合衆国の旗 ロサンゼルス・ギャラクシー(アシスタント)
2011-2013 スウェーデンの旗 ハンマルビー
2013-2018 アメリカ合衆国の旗 コロンバス・クルー
2018- アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

グレッグ・マシュー・バーホルターGregg Matthew Berhalter , 1973年8月1日 - )は、アメリカ合衆国ニュージャージー州イングルウッド出身の元サッカー選手、現サッカー指導者。

選手時代

[編集]

アマチュア時代

[編集]

アメリカ合衆国ニュージャージー州イングルウッドで生まれ、ニュージャージー州テナフライで育ち[1]、ニュージャージー州ニューアークセント・ベネディクト予備校クラウディオ・レイナと高校のチームメイトであった[2]ノースカロライナ大学チャペルヒル校で大学サッカーをプレーした[2]。1993年、彼は大学のオフシーズンをユナイテッドサッカーリーグローリー・エクスプレスでプレーした[3]ボストン・レッドソックスの殿堂入り野球選手カール・ヤストレムスキーの名付け子である[4]

プロ時代

[編集]
2007年のバーホルター

1994年、オランダのクラブのズヴォレと契約した。その後、スパルタ・ロッテルダムカンブール・レーワルデンイングランドクリスタル・パレスでプレーをした。クリスタル・パレス時代にはブラッドフォード・シティを相手に1得点を挙げた[5]

2002年、ドイツブンデスリーガエネルギー・コットブスと契約。リーグ戦111試合に出場し、チームをブンデスリーガに再昇格させるためにキャプテンを務めた。2006年、ブンデスリーガ2部TSV1860ミュンヘンと契約し、チームのキャプテンに任命された。その後、2年半ほど在籍し、リーグ戦73試合に出場した。

15年間のヨーロッパでのキャリアを経て、2009年4月、アメリカに戻りメジャーリーグサッカーと契約し、母国での初のクラブ契約となった。

2009年4月3日、ロサンゼルス・ギャラクシーと契約したことが明らかになった[6]。最初のシーズンは、オマール・ゴンザレスを新人王に導いた一方で、ディフェンスのリーダーとして活躍し、失点が61から30に半減された。

2009年11月14日、ウェスタン・カンファレンス決勝のスコアレスで迎えた103分にゴールを決め、ヒューストン・ダイナモを2-0で破って、チームを2009年MLSカップに出場させた。これは、彼のクラブでの28試合出場での最初のゴールだった[7]

2年目のシーズンで、ロサンゼルス・ギャラクシーはサポーターズ・シールドを獲得した。

2011年10月12日、MLSシーズン終了後、現役引退することを発表した[8]

代表

[編集]

1994年10月15日、サウジアラビア戦でアメリカ代表デビューを果たした。

2002 FIFAワールドカップでは、負傷したジェフ・アグースの代役として、2試合に出場し、クリスタル・パレスの選手として初めてワールドカップの試合に出場するなど、アメリカ代表として重要な役割を果たした。

2006年5月25日、負傷したコーリー・ギブスに代わり、2006 FIFAワールドカップのアメリカ代表チームの登録メンバーに加わった。

指導者時代

[編集]

ハンマルビーIF

[編集]

ロサンゼルス・ギャラクシーのアシスタントコーチとしてシーズンを過ごした後、2011年12月12日にスウェーデンハンマルビーIFの監督に就任した[9]。2013年7月24日、「攻撃プレーの欠如」を理由に解任された[10]

コロンバス・クルー

[編集]

2013年11月6日、コロンバス・クルーのスポーツ・ディレクター兼監督に就任した[11]。2014年、2015年、2017年、2018年にプレーオフに出場した。MLSカップ2015に進出したが、ホームでポートランド・ティンバーズに2-1で敗れた。

アメリカ合衆国代表

[編集]

2018年12月2日、アメリカ代表の監督に就任した[12]

2019年1月27日、パナマとの親善試合で監督としての初勝利を挙げた[13]

2021年8月1日、2021 CONCACAFゴールドカップでアメリカ代表を優勝に導いた。

人物

[編集]

シカゴレイク・ビューに妻と住んでおり、4人の子供がいる[14][15]。 息子のセバスチャン・バーホルターバンクーバー・ホワイトキャップスの選手である[16]。兄のジェイは2020年に辞任するまでアメリカ合衆国サッカー連盟の最高商業責任者を務めていた[17]

タイトル

[編集]

選手時代

[編集]
ロサンゼルス・ギャラクシー

指導者時代

[編集]
アメリカ合衆国代表

脚注

[編集]
  1. ^ Bell, Jack (May 31, 2000). “SOCCER: NOTEBOOK; An American Defender Gets His Ticket Home”. The New York Times. November 26, 2007閲覧。
  2. ^ a b Gregg Berhalter”. U.S. Soccer. September 27, 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。November 26, 2007閲覧。
  3. ^ “Berhalter returns as Flyers face Eagles”. The News & Observer. (May 22, 1993) 
  4. ^ GREGG BERHALTER – USMNT”. US Soccer Players. 12 October 2017閲覧。
  5. ^ “Bradford 1-2 C Palace”. BBC. (December 29, 2001). http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/eng_div_1/1730557.stm December 28, 2010閲覧。 
  6. ^ Galaxy sign veteran defender Berhalter”. LA Galaxy (April 3, 2009). June 16, 2013閲覧。
  7. ^ Galaxy 2, Houston 0 (ot) Overtime win puts Galaxy in MLS final”. LA Times (November 14, 2009). October 30, 2010閲覧。
  8. ^ LA's Berhalter announces retirement after lengthy career”. mlssoccer.com (October 12, 2011). December 27, 2011閲覧。
  9. ^ “Gregg Berhalter to coach in Sweden”. ESPN. Associated Press. (December 12, 2011). http://espn.go.com/sports/soccer/news/_/id/7344921/ex-us-team-los-angeles-galaxy-defender-gregg-berhalter-hired-coach-sweden-hammarby January 30, 2014閲覧。 
  10. ^ Seltzer, Greg (July 23, 2013). “American Exports: Hammarby fire Gregg Berhalter as manager, citing team's lack of attacking play”. Major League Soccer. オリジナルのJanuary 31, 2014時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140131035938/http://www.mlssoccer.com/news/article/2013/07/24/american-exports-hammarby-fire-gregg-berhalter-manager-citing-teams-lack-off January 30, 2014閲覧。 
  11. ^ “Former Galaxy player-coach Gregg Berhalter named Columbus manager”. Los Angeles Times. (November 6, 2013). http://articles.latimes.com/2013/nov/06/sports/la-sp-sn-former-galaxy-player-coach-berhalter-columbus-manager-20131106 January 30, 2014閲覧。 
  12. ^ Gregg Berhalter Named Head Coach of U.S. Men's National Team”. Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  13. ^ U.S. beats Panama as Gregg Berhalter wins debut match as manager”. ESPN (January 27, 2019). June 6, 2020閲覧。
  14. ^ Goldsborough, Bob (July 11, 2019). “U.S. men's soccer coach Gregg Berhalter buys contemporary mansion in Southport Corridor for $2.61 million”. Chicago Tribune. https://www.chicagotribune.com/real-estate/elite-street/ct-re-gregg-berhalter-southport-home-20190711-7rxwxb3lpjakhjrnwqqkbcz3wi-story.html July 11, 2020閲覧。 
  15. ^ “An Exacting Man: Columbus Crew Coach Gregg Berhalter”. Columbus Monthly. (April 4, 2014). https://www.columbusmonthly.com/article/20140404/LIFESTYLE/304049536 July 11, 2020閲覧。 
  16. ^ Baer, Benjamin (January 17, 2020). “Columbus Crew SC sign Sebastian Berhalter, Gregg's son, to Homegrown deal”. MLSsoccer.com. https://www.mlssoccer.com/post/2020/01/17/columbus-crew-sc-sign-sebastian-berhalter-greggs-son-homegrown-deal July 11, 2020閲覧。 
  17. ^ Creditor, Avi (February 6, 2020). “Jay Berhalter is Leaving the U.S. Soccer Federation”. Sports Illustrated. https://www.si.com/soccer/2020/02/07/jay-berhalter-out-us-soccer-federation-gregg July 11, 2020閲覧。 

外部リンク

[編集]