キ73 (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search

キ73は、大日本帝国陸軍が計画した偵察実験機英語版。実機の製作には至っていない。

概要[編集]

1940年昭和15年)、陸軍は同年の研究方針によって超高速偵察実験機キ73を開発することとし、試作発注は三菱重工業に対して行うものとされた。初号機は1943年(昭和18年)に完成するものと当初は計画されていたが、1942年(昭和17年)3月に初号機完成は1944年(昭和19年)12月、審査完了は1945年(昭和20年)10月と予定が変更された。試作機2機と増加試作機3機が製作されることになっていたが、計画のみで終了している。

機体は敵飛行場の航空偵察を想定した高速機で、偵察用の航空撮影装備のほかに無線機を有する。目標とされた最大速度は800 km/h以上。エンジンは「ハ203」液冷H型24気筒(離昇2,600 hp)[1]を用いる予定で、二重反転プロペラの使用も検討されていたが、エンジン数は単発・双発どちらをとるか決定されないままに終わっている。

参考文献[編集]

  1. ^ 粟野誠一ほか編 『日本航空学術史(1910-1945)』日本航空学術史編集委員会、1990年、416頁。全国書誌番号:90036751