鈴木健矢

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鈴木 健矢
北海道日本ハムファイターズ #47
2022年8月5日 京セラドーム大阪
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 千葉県袖ケ浦市
生年月日 (1997-12-11) 1997年12月11日(26歳)
身長
体重
176 cm
78 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 投手
プロ入り 2019年 ドラフト4位
初出場 2020年6月23日
年俸 1900万円(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

鈴木 健矢(すずき けんや、1997年12月11日 - )は、千葉県袖ケ浦市出身のプロ野球選手投手)。右投左打。北海道日本ハムファイターズ所属。

経歴

プロ入り前

小学校2年から野球をはじめ、中学校は学校の軟式野球部に所属していた[2]。中学校卒業後は木更津総合高校に進学し、第87回選抜高等学校野球大会に出場する。第87回選抜高等学校野球大会では2回戦で敗退するが、2試合に登板している[3][4]。高校卒業後はJX-ENEOSに入社し、1年目より都市対抗野球の補強選手として選ばれる[5]。2年目には侍ジャパンの社会人野球選手代表に選ばれ、3年目にはドラフト指名解禁の年であったが、指名はなかった[5]。4年目は第45回社会人野球日本選手権大会に出場し、1回戦の対西部ガス戦で7回から登板し3回無失点と好投する[6]

2019年度ドラフト会議北海道日本ハムファイターズから4位指名を受ける。11月20日、契約金4500万円、年俸850万円で契約を結んだ[7]

日本ハム時代

2020年は、中継ぎとして11試合に登板したが、0勝1敗、防御率7.94という結果に終わった[8]

2021年も中継ぎで21試合に登板した。対右打者を被打率1割台に封じたが、左打者には被打率3割と打ち込まれ、防御率は4点台を記録した。12月1日に170万円増の1050万円で契約更改した[9]

2022年の春季キャンプで新庄剛志新監督からアンダースローの転向を提案された[10]。8月11日の埼玉西武ライオンズ戦でプロ初先発登板を果たした。7回途中2失点と好投するも、白星はならなかった。チームはサヨナラ勝ちを収めた[11]。9月27日の千葉ロッテマリーンズ戦で6回無失点で勝利投手の権利を得た状態で降板した[12]。チームは2ケタ得点をマークした他、後続のリリーフが無失点で抑えたため、先発として初の白星を記録した[13]

選手としての特徴・人物

サイドスローから最速147 km/hのストレートスライダーを投じる[5][6]。内角に攻められる強気なピッチングが持ち味であるが、コントロールは良くない[14][2]。2022年からは監督の新庄剛志の提案でアンダースローにも挑戦している[15]

視力が悪く、登板時は度付きのサングラスをかけて試合に臨んでいる[16]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2020 日本ハム 11 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 55 11.1 15 0 7 0 0 11 0 0 10 10 7.94 1.94
2021 21 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 84 19.1 17 1 7 2 3 11 0 0 10 9 4.19 1.24
2022 19 4 0 0 0 2 1 0 3 .667 159 38.0 33 2 13 2 4 25 1 0 12 12 2.84 1.21
通算:3年 51 4 0 0 0 2 2 0 3 .500 298 68.2 65 3 27 4 7 47 1 0 32 31 4.06 1.34
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績



投手












2020 日本ハム 11 1 2 0 0 1.000
2021 21 1 4 0 0 1.000
2022 19 1 9 0 1 1.000
通算 51 3 15 0 1 1.000
  • 2022年度シーズン終了時

記録

初記録

背番号

  • 47(2020年 - )

登場曲

脚注

  1. ^ 日本ハム - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2022年11月30日閲覧。
  2. ^ a b 北海道日本ハムファイターズ 鈴木健矢”. ベースボール・マガジン社. 2020年3月14日閲覧。
  3. ^ “岡山理大付 対 木更津総合 スコア速報”. 日刊スポーツ. (2015年3月22日). https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/senbatsu/2015/score/2015032203.html 2020年3月14日閲覧。 
  4. ^ “静岡 対 木更津総合 スコア速報”. 日刊スポーツ. (2015年3月27日). https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/senbatsu/2015/score/2015032701.html 2020年3月14日閲覧。 
  5. ^ a b c “ドラフトでひそかに注目を集める変則右腕 JX-ENEOS・鈴木健矢”. スポーツニッポン. (2019年10月15日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/10/15/kiji/20191015s00001000190000c.html 2020年3月14日閲覧。 
  6. ^ a b “ENEOS 1点差守り7年ぶり白星 日ハムドラ4鈴木が好救援「みっともない投球はできないと集中した」”. スポーツニッポン. (2019年10月28日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/10/28/kiji/20191028s00001003080000c.html 2020年3月14日閲覧。 
  7. ^ ドラフト4位、鈴木と仮契約 日本ハム”. 北海道新聞 (2019年11月20日). 2019年12月16日閲覧。
  8. ^ 日本ハム鈴木健矢30万円増「レベルの高さ感じた」”. 日刊スポーツ (2020年12月7日). 2021年4月10日閲覧。
  9. ^ 日本ハム鈴木健矢170万円増「内角に投げるボール増やす」左打者対策意欲”. 日刊スポーツ (2021年12月1日). 2022年8月31日閲覧。
  10. ^ 日本ハム右腕が“いきなり”アンダースローに転向 新庄監督が与えた「きっかけ」とは”. Full-Count (2022年2月20日). 2022年9月3日閲覧。
  11. ^ 【日本ハム】鈴木健矢がプロ初先発で7回途中2失点と好投も白星はならず”. スポーツ報知 (2022年8月11日). 2022年9月3日閲覧。
  12. ^ 【日本ハム】鈴木健矢6回無失点「テンポ良く投げることができました。野手の皆さんに感謝」”. 日刊スポーツ (2022年9月27日). 2022年9月27日閲覧。
  13. ^ 16安打14得点と打線爆発の北海道日本ハムが大勝! 鈴木健矢が6回0封で先発初勝利【9/27 試合結果】”. スポーツナビ (2022年9月27日). 2022年9月27日閲覧。
  14. ^ “社会人侍ジャパン最年少・鈴木健矢が好投 来秋ドラフトへアピール”. スポーツニッポン. (2017年6月25日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/06/25/kiji/20170625s00001003326000c.html 2020年3月14日閲覧。 
  15. ^ 中島宙恵 (2022年8月12日). “【日本ハム】鈴木健矢初先発でサヨナラ勝ち「来年開幕投手ある」新庄ビッグボス提案下手投げ自在”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/202208110001096_m.html 2022年8月12日閲覧。 
  16. ^ 日本ハム4位鈴木健矢が飛躍へ決意のグラサン導入 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2021年8月16日閲覧。

関連項目

外部リンク