平壌国際空港
平壌国際空港 평양순안국제공항 P'yŏngyang Sunan Kukche Konghang | |||||||||||||||
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IATA: FNJ – ICAO: ZKPY | |||||||||||||||
概要 | |||||||||||||||
空港種別 | 民間 | ||||||||||||||
所有者 | 北朝鮮政府 (100%) | ||||||||||||||
供給都市 | 平壌 | ||||||||||||||
ハブ空港とする 航空会社 | 高麗航空 | ||||||||||||||
標高 | 117 ft / 36 m | ||||||||||||||
座標 | 北緯39度13分26秒 東経125度40分12秒 / 北緯39.22389度 東経125.67000度 | ||||||||||||||
滑走路 | |||||||||||||||
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平壌国際空港 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 평양국제공항 |
漢字: | 平壤國際空港 |
発音: | ピョンヤングクチェゴンハン |
日本語読み: | へいじょうこくさいくうこう |
英語表記: | Sunan International Airport |
平壌国際空港(ピョンヤンこくさいくうこう、英: Sunan International Airport)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)平壌市順安区域にある同国唯一の国際空港である。所在地から「順安空港(スナンくうこう)」とも呼ばれる。
概要
市中心部から北に約24kmの地点に位置する、同国唯一の航空会社である高麗航空のハブ空港である。滑走路を2本有するが、そのうち1本の使用を停止しており、事実上1本のみである。
日曜日にフライトが全く無いため、高麗航空の全機体がここで1日中駐機している。
2011年3月現在、外国籍の航空会社は中華人民共和国(中国)の中国国際航空のみであり、北京から週3便が定期便として乗入れている。過去には中国南方航空や、冷戦時代には旧アエロフロート・ソビエト航空(現・アエロフロート・ロシア航空)がロシア各地からの定期便を運航していた。余談だが、西側製機材で同国同空港に乗り入れる唯一の例とも言える。
空港利用料金は10ユーロであり、11アメリカドルもしくは100元でも支払い可能である。しかし、2009年11月30日に実施された貨幣改革が行われ、さらに2010年1月1日からは外貨の使用が禁じられているため、現況は不明である。
ターミナル
2011年7月15日より、新たに建造されたターミナルが供用を開始した。[1]
なお、ガラス張りのこのターミナルには、旧ターミナルの特徴であった、金日成主席の肖像画は掲げられていない。
設備
ターミナルにボーディングブリッジは無く、すべての旅客はタラップで乗降し、徒歩またはバスで航空機とターミナルの間を行き来することとなる。自動出入国審査はできない。
なお、免税店や待合室、レストラン、バー、駐車場やタクシー乗り場などはあるが、閉店時間が早い。
また、これまで記載してきた設備以外の、諸外国の大規模な国際空港が通常備えている旅客向け設備は一切無い。
営業時間
時刻は全て朝鮮標準時(協定世界時+9時間 (UTC+9) )。なお、これは日本時間と同一である。
- 手荷物の保管
アクセス
就航航空会社
国際線定期旅客便
国内線定期旅客便
チャーター便乗入れ実績
- 大韓航空 (KE)
- アシアナ航空 (OZ)
- マンダリン航空 (AE)
- アエロフロート・ロシア航空 (SU)
- 日本航空 (JL) - 1990年の金丸信を団長とする訪朝団、1992年の日朝友好議員連盟の訪朝団の訪朝の際に、日本航空のB-747-100型機がチャーターされた。
- 全日本空輸 (NH) - 2002年10月15日に羽田空港との間に日本政府がチャーター便を飛ばし、1970年代に北朝鮮によって拉致された日本人のうち5人が帰国を果たした。また、2004年7月9日にも日本政府が全日空機を利用したジャカルタ空港との間に、その拉致被害者の家族を再会させるためにチャーター便を飛ばした。
外部リンク
- 高麗航空
- 地図 - Google マップ