吉岡治
吉岡 治 | |
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出生名 | 吉岡 治(同じ) |
別名 | 吉岡 オサム(旧筆名) |
生誕 | 1934年2月19日 |
出身地 | 日本 山口県 |
死没 | 2010年5月17日(76歳没) |
学歴 | 文化学院卒業 |
ジャンル | 歌謡曲 |
職業 | 作詞家 |
活動期間 | 1956年 - 2010年 |
吉岡 治(よしおか おさむ、1934年2月19日 - 2010年5月17日)は、日本の作詞家、放送作家である。日本作詩家協会副会長。旧筆名は「吉岡オサム」。
人物
1934年2月19日、山口県出身。東京都で育った。文化学院卒業。
1953年に詩人のサトウハチローの門を叩き、弟子となる。作詞家としてのデビューは『鳩笛ならそか』(1956年)。
1965年の松竹映画『悦楽』(大島渚監督)の主題歌『悦楽のブルース』(歌唱:島和彦)の作詞を手掛けて以降、本格的に作詞家として活動し歌謡曲、童謡、アニメソングなど幅広いジャンルの作品を世に送り出した。
放送作家としても活動し、1968年から1971年にかけて東京放送にて放送されていたラジオ番組『夜のバラード』の番組構成と詩を担当していた[1]。
2009年Sportivaの6月号でインタビューに答え、長らくファンの間で謎であったキャプテン翼のオープニング曲「燃えてヒーロー」内の「チャンバ」の意味が明かされた。
2010年5月17日、入院先の東京都内の病院で急性心筋梗塞のため逝去[2][3]。76歳没。法名は「釋治尊(しゃくじそん)」。
作詞した主な楽曲
歌謡曲
- 島和彦『悦楽のブルース』
- 石川さゆり『波止場しぐれ』『天城越え』『夫婦善哉』『滝の白糸』
- 石川セリ『八月の濡れた砂』
- 五木ひろし『細雪』
- 大川栄策『さざんかの宿』
- 川中美幸『花咲港』『越前岬』『忍ぶ川』『浪花灯り』
- 瀬川瑛子『命くれない』
- 千賀かほる『真夜中のギター』
- 新沼謙治『情け川』
- 松原のぶえ『演歌みち』
- 美空ひばり『真赤な太陽』『龍馬残影』
- 都はるみ『さよなら海峡』『大阪しぐれ』『小樽運河』
- 森進一『薄雪草』
- 山本譲二『時は流れても』
- ザ・キング・トーンズ(山下達郎)『LET'S DANCE BABY』
- ℃-ute『江戸の手毬唄II』
アニメ・特撮テーマ曲
- 光速エスパー『光速エスパーの歌』(望月浩)
- 悟空の大冒険『悟空の大冒険マーチ』『悟空がすきすき』(ヤング・フレッシュ)
- 魔神バンダー『魔神バンダーの歌』(佐々木梨里、ハニー・ナイツ)
- まんがはじめて物語『?(ハテナ)なぞ謎アイランド』(岡まゆみ)
- キャプテン翼『燃えてヒーロー』(沖田浩之、小粥よう子・竹本孝之)「冬のライオン」(沖田浩之)『明日に向かってシュート』(小粥よう子)
童謡
- おもちゃのチャチャチャ(野坂昭如と共同)
- あわてんぼうのサンタクロース
- ヘイ!タンブリン
賞詞
- 1989年 第31回日本レコード大賞作詞賞(内田あかり『好色一代女』)
- 1980年 第13回日本作詞大賞(都はるみ『大阪しぐれ』)
- 1990年 第23回日本作詩大賞(石川さゆり『うたかた』)
- 2003年
脚註
- ^ 『詩集 夜のバラード』(サンリオ山梨シルクセンター出版部刊、1970年)あとがき〈詩〉のすすめ参照
- ^ 「天城越え」の作詞家、吉岡治さん急逝 スポーツニッポン 2010年5月18日閲覧
- ^ 作詞家吉岡治さん急性心筋梗塞だった 日刊スポーツ 2010年10月31日閲覧