加藤みどり

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かとう みどり
加藤 みどり
本名 伊藤 みどり
(いとう みどり)
生年月日 (1939-11-15) 1939年11月15日(84歳)
出生地 日本の旗日本東京府
民族 日本人
ジャンル 女優声優
活動期間 1964年 -
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加藤 みどり(かとう みどり、1939年11月15日 - )は、日本女優声優ナレーターである。

経歴

東京府(現:東京都)生まれ。東京都立豊多摩高等学校を経て、松竹音楽舞踊学校を卒業後、松竹歌劇団13期生として入団する。同期に倍賞千恵子榊ひろみらがいる。退団後、劇団河東京俳優生活協同組合シグマ・セブン1993年 - 2002年)などに所属。現在は個人事務所を持ち、フリーで活動している。

代表作は『サザエさん』のフグ田サザエ役、『魔法使いサリー』の花村よし子役など。近年ではテレビ番組『大改造!!劇的ビフォーアフター』のナレーションを担当している。名文句ともなった「なんということでしょう」は視聴者に非常に強いインパクトを与え、番組タイトルの「ビフォーアフター」という言葉が2003年新語・流行語大賞のトップテンに選ばれた際には番組代表として授賞式に出席した。

サザエさんの原作者である長谷川町子と会ったのは長谷川町子美術館の開館記念のイベントの時でほんの短時間だけとの事である。

元々は女優としてデビューしており、テレビドラマ舞台にたびたび出演していた。当時は、劇団に所属する俳優や女優が仕事の少ない時期に、洋画やアニメの吹き替えをして生計の足しにすることが多くあった。加藤もあまり重く考えず、サザエさんのオーディションを受けた。しかし、その声とサザエさんのキャラクターが見事にマッチングし、他の声優では考えられないと制作側は歓喜したという。そして、「絶対にあなた(加藤)の代表作になる。サザエさんだけで十分やっていけるほどの待遇を考えるから、他の吹き替えも女優業も出来るだけセーブして欲しい」と説得されたという。それ以降、加藤はサザエさんを仕事の主軸にし、他の仕事を極力減らした。時々テレビに出ることはあるが、その多くはサザエさん関係であったり、「加藤みどり」として出演するものである。

2009年11月15日、実写版『サザエさん』に波平の勤務先の女性社員役としてゲスト出演している。偶然にも放送日が彼女の70歳の誕生日であったため、エンディングで流れるエンドクレジットの「加藤みどり」の名前の横にバースデーケーキの絵が描かれるという粋な演出がされた。また、この出演に際し、本人は「45年ぶりのドラマ出演」と発言している(実際は後述のとおり1970年代1980年代に出演作品があるため、間違えたのではないかと一部で囁かれた)。続編である2010年8月放送の実写版第2弾には湯水夫人役、2011年1月放送の実写版第3弾はたばこ屋のおばさん役でゲスト出演し登場人物と絡んでいる。

競馬ファンとして知られており、ラジオNIKKEIの競馬実況中継には前々身の日本短波放送時代から度々ゲスト出演している。

主な出演作品

テレビドラマ

映画

テレビアニメ

1964年

1966年

1967年

1968年

1969年

吹き替え

ラジオ

その他

ナレーション

歌曲・CD